2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

真田丸 #41

「真田丸」 #41 「入城」 まだ昨日の放送回を見ていない。この回が先々週なので、あと2回ある。大河ドラマは見なくなるとついていくのが大変。 大坂城には、牢人が集まった。徳川家康は、九度山の真田に監視を厳しくするように命じる。上田城の信之も大坂に…

真田丸 #40

「真田丸」 #40 「幸村」 真田丸の放送、もう3週見てない。とりあえず1週は見ないとということで、この話。 明石全登が訪ねてきて大坂方に加わるように誘っても、信繁は一度断る。しかし、片桐且元が訪ねてきて方広寺鐘銘事件の話をする。片桐且元では埒が明…

月刊ポスドク 科研費特集

『月刊ポスドク』第4号、「科研費特集」 これは薄い本。月刊じゃないけど、『月刊ポスドク』。これは『月刊住職』のパロディだから。 科研費特集というわけだが、ポスドクには科研費は重要。これがないと、お金がないので、研究に差し支える。科研費の取り方…

徹底調査 子供の貧困が日本を滅ぼす

日本財団 子どもの貧困対策チーム『徹底調査 子どもの貧困が日本を滅ぼす』文春新書、2016 子どもの貧困問題についての本。この本のセールスポイントは、具体的に子どもの貧困が最終的に社会的コストになっていることを、数字で出してきているところ。副題は…

NHK

松田浩『NHK 新版ー危機に立つ公共放送』岩波新書、2015 著者は1929年生まれ。元日経新聞記者。立命館大学教授、関東学院大学教授を経て、現在メディア総合研究所研究員。 NHKや放送について何冊も著書があり、岩波新書からも『NHKー問われる公共放送』を出…

内側から見たテレビ

水島宏明『内側から見たテレビ やらせ・捏造・情報操作の構造』朝日新書、2015 元テレビディレクター、現法政大学教授の著者によるテレビ業界の内情。 著者は、自分なりの立場と正義感がある人なので、自分が考えるテレビのあるべき姿と現実のギャップについ…

日本共産党 本当に変わるのか

ビューポイント編集部『日本共産党 本当に変わるのか!?』世界日報社、2016 非常にまぎらわしい本。よく見ると「ビューポイント編集部編著」と書いてあるので、早く言えば「世界日報」、つまり家庭連合=統一教会が作った本。しかし、表紙には「筆坂秀世 田…

ドキュメント72時間 四国 海だけの小さな駅で

「ドキュメント72時間」、「四国 海だけの小さな駅で」、NHK総合、2016.10.21 JR四国、予讃線の下灘駅のロケ。ここは鉄道写真用の駅。来る人は、だいたい写真めあて。田舎の駅だが、秘境駅というようなものではない。しかもけっこう客は来ている。駅から見渡…

ヴェデルニコフ、N響、ドヴォルザーク/チェロ協奏曲、悲愴

http://www.nhkso.or.jp/data/image/concert/925/header_img.jpg 第1845回 定期公演 Cプログラム 2016年10月22日(土) 3:00pm NHKホール 指揮:アレクサンドル・ヴェデルニコフ チェロ:アレクサンドル・クニャーゼフ 曲目解説 http://www.nhkso.or.jp/img…

戦争とは何だろうか

西谷修『戦争とは何だろうか』ちくまプリマー新書、2016 西谷修、つまりサヨクから見て、戦争がどう見えるかという話をしている本。ちくまプリマー新書だから、いちおう高校生くらい、または大学に入りたてくらいの読者を想定していると思うが、その年の人は…

日本共産党をどう理解したら良いか

村岡到『日本共産党をどう理解したら良いか』ロゴス、2015 著者は、元新左翼活動家。1975年に第四インターに加入。その後第四インターの機関紙『世界革命』の編集部で働き、その後政治グループを結成、共産党批判活動を続けてきたという人物。宮本顕治から、…

日本の戦車映画 ENCYCLOPEDIA 昭和前期篇

『日本の戦車映画 ENCYCLOPEDIA 昭和前期篇』空想特撮愛好会、2016 ここで取り上げているのは、「日本で作られた戦車が出て来る映画」の、1930年から、1944年までの作品。作品ベースでは、「進軍」、「戦ふ兵隊」、「上海陸戦隊」、「西住戦車長傅」、「将軍…

宇宙からのメッセージ

「宇宙からのメッセージ」、ヴィック・モロー、志穂美悦子、千葉真一、成田三樹夫ほか出演、深作欣二監督、東映、1978 ひさびさに見てしまった。見るたびに悲しいような、笑えるような、その両方あって、余計に悲しくなる。 もろにスター・ウォーズのパクリ…

ジロリアンが本気で選ぶインスパイア感想本

『ジロリアンが本気で選ぶインスパイア感想本』小麦研究所、2016 これは先日読んだ、二郎本とセットになった、インスパイア、亜流の評価本。二郎全部回るのだってたいへんなのだから、亜流やインスパイアを回りきれるわけないとおもうのだが、著者は32軒書い…

悩める日本共産党員のための人生相談

筆坂秀世『悩める日本共産党員のための人生相談』新潮社、2008 共産党員(末端)の党活動がわかる、非常に興味深い本。 基本的に重要なことは「しんぶん赤旗」の新規開拓、配達、集金。しかしこれがきつい。いまどき普通の新聞でも売れていないのに、「しん…

真田丸 #39

「真田丸」 #39 「歳月」 昌幸が死んでしまい、九度山を信之が訪ねてくる。昌幸の残した「兵法書」というものは、図と記号だけでわけがわからない。信之は、信繁の家族を上田に呼ぼうとするが、「ここの暮らしにもう慣れた」と言われるだけ。 しかし、兄弟2…

ドキュメント72時間 平塚 多国籍のお肉屋さん

「ドキュメント72時間」、「平塚 多国籍のお肉屋さん」、NHK総合、2016.10.14 平塚の肉屋、「肉のユーダイ」を取材。肉の種類が多く、300種類以上ある。 ラオス人の兄ちゃんは、豚のスペアリブ、カンボジア人の姉ちゃんは、バーベキュー用に丸鶏2羽。ここ…

ドキュメント72時間 大都会 モンスターに沸く公園で

「ドキュメント72時間」、「大都会 モンスターに沸く公園で」、NHK総合、2016.10.7 ポケモンGOおおはやりの、東京、錦糸町の錦糸公園。ここは、ポケストップありまくりで、レアポケモンが沸いて出るらしく、すごい人だかり。昼間の子どもや、夜に飲んでいる…

ドナルド・トランプ

佐藤伸行『ドナルド・トランプ 劇画化するアメリカと世界の悪夢』文春新書、2016 トランプ本をとりあえず一冊と思って、読んでみた。著者は元時事通信記者。現追手門学院大教授。 最初は、「レーガンも昔はトランプみたいなキワモノ扱いされていた」という話…

女の甲冑 来たり脱いだり毎日が戦なり。

ジェーン・スー『女の甲冑 着たり脱いだり毎日が戦なり。』文藝春秋、2006 ジェーン・スーのエッセイ。これが4冊目。これまでの本で、著者に外れがないことはわかっている。しかし、これはかなり途中で投げ出したくなった。 というのは、この本のネタが前半…

ダリ展

「ダリ展」、国立新美術館、2016.10.9 国立新美術館の、「ヴェネツィア派展」といっしょにやっていた展覧会がこれ。こっちのほうが、はるかに客が来ており、朝の10時すぎには、こちらだけは満員で入場制限していた。しかし、それも納得。この展覧会はすごか…

アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち

「アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」、国立新美術館、2016.10.9 ヴェネツィアのアカデミア美術館においてある、ヴェネツィア派の巨匠たちの展覧会。まあまあ、よかった。 一番の売り物は、ティツィアーノの「受胎告知」。これはで…

新国立劇場 ワルキューレ

ワーグナー「ワルキューレ」 ジークムント:ステファン・グールド フンディング:アルベルト・ペーゼンドルファー ヴォータン:グリア・グリムスレイ ジークリンデ:ジョゼフィーネ・ヴェーバー ブリュンヒルデ:イレーネ・テオリン 飯守泰次郎指揮、東京フ…

1945年±5年

「1945年±5年 戦争と復興:激動の時代に美術家は何を描いたのか」、広島市現代美術館、2016.10.6 現代美術館でやっている展覧会。これは10月10日までなので、ぎりぎりのタイミングで行ってきた。これは行ってよかった。 1940年から、50年までの絵だが、多く…

ドキュメント72時間 福井 真夏の無人氷屋

「ドキュメント72時間」 「福井 真夏の無人氷屋」、NHK総合、2016.9.30 福井市にある無人の氷屋の回。無人の氷屋って、そんなものが町中で成り立つのかというと、成り立つのだ。氷は、形状がバラバラで、大きな方形の氷から、くず氷まで、いろいろ。 氷は、2…

耳鼻削ぎの日本史

清水克行『耳鼻削ぎの日本史』洋泉社、2015 「耳鼻削ぎ」の歴史を書いた本。非常におもしろかった。 まず「耳塚、鼻塚」についての柳田國男、南方熊楠論争が紹介され、「耳鼻削ぎ」についての論争が昔からあったことがわかる。 では、耳鼻削ぎがいつから、ど…

反米という病 なんとなくリベラル

小谷野敦『反米という病 なんとなくリベラル』飛鳥新社、2016 帯は、「自民党支持の大衆に敗れた知識人”最後の砦” 反安保、反資本主義、反近代・・・言論を覆う感情論は「いつか来た道」」というもの。思い切り吹いたわ。 結局いまの「リベラル」というのは…

ローズ奨学生

三輪裕範『ローズ奨学生 アメリカの超エリートたち』文春新書、2001 ローズ奨学生とローズ奨学金についての本。ビル・クリントンがローズ奨学生で、この奨学金をもらっている人が超エリートだということくらいは知っていたが、詳しいことは知らなかったので…

ドキュメント72時間 長崎 お盆はド派手に花火屋で

「ドキュメント72時間」 「長崎 お盆はド派手に花火屋で」NHK総合、2016.9.23 長崎は、お盆に花火をあげるのが習慣だそうで、その花火屋を取材した回。花火屋、たいへんに賑わっていて、客多い。お金を持っている人は、じゃんじゃん買っていて、歯医者さんは…

動物農場

ジョージ・オーウェル(川端康雄訳)『動物農場─おとぎばなし』岩波文庫、2009 『動物農場』の岩波文庫版。川端康雄訳。 これが角川文庫の高畠文夫訳とどう違うかといえば、まず文体。こちらは、「おとぎばなし」っぽく、敬体で書かれている。これは高畠訳に…