2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ガメラ2 レギオン襲来

「ガメラ2 レギオン襲来」、永島敏行、水野美紀ほか出演、金子修介監督、大映、日本テレビ、博報堂、富士通、日販、1996 平成ガメラシリーズの2作目。出来は前作より確実によくなった。というか、ガメラシリーズは、平成シリーズのほうが昭和シリーズより絶…

陸軍(1944)

「陸軍」、笠智衆、田中絹代ほか出演、木下恵介監督、松竹、1944 昭和19年、もう日本本土も爆撃が始まったという時期の映画。当然陸軍省肝いりなのだが、できた映画はそうは問屋が卸さなかったというもの。 幕末から、支那事変までの陸軍の歴史が、小倉のあ…

原爆の子

「原爆の子」、乙羽信子、滝沢修、北林谷栄ほか出演、新藤兼人監督、近代映画協会、劇団民藝、1952 これは相当キツイ映画。講和条約発効後、すぐに公開された映画で、つまりは占領軍の検閲がなくなったのでやりたいことをやりました、というもの。内容はとい…

夢千代日記 5話

「夢千代日記」5話 冒頭、吉永小百合の独白で、胎内被曝で白血病だと明かされる。この重要エピソードが最終回まで明かされていないところが、早坂暁脚本の妙。 前回、市駒に自首されてしまい、林隆三はどうするのかと思ったが、まだ診療所に入院している。こ…

夫婦善哉 1話

「夫婦善哉」1話、「芸妓とぼんちが出会うて惚れてああしてこうしてこうなった」 NHK大坂放送局の新制作ドラマ。脚本は藤本有紀だ。これは非常にぜいたくなドラマ。キャストは、主演の尾野真千子、森山未來のほか、火野正平、根岸季衣、岸部一徳、草刈正雄ら…

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 8話

「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」8話、「モテないし、見栄をはる」 いとこのきーちゃんが訪ねてくることになったが、智子はきーちゃんに思い切り見栄を張って、自分のことをリア充だと吹聴していた。なんとか体裁をとりつくろわなければならな…

夢千代日記 4話

「夢千代日記」4話 とうとう渦中の人、芸者市駒が夢千代を訪ねてきた。しかし、顔は映らないのだ。連続ドラマだから、後で出ると思うが、こういう演出もアリなのか。5回あるうちの4回目なんですが…。 木原先生(ケーシー高峰)が芸者にしてやってくれ、と連…

林哲司・半田健人昭和音楽堂 リクエスト特集

「林哲司・半田健人の昭和音楽堂」、「リクエスト特集」 今回はリクエスト特集。で、かかった曲のリストはこれ。 1 ・ 「横浜いれぶん」 / 木之内 みどり (1978年・昭和53年) 2 ・ 「ブルーとピンクの新婚旅行」 / 芦野宏・星野みよ子 (195…

夢千代日記 3話

「夢千代日記」3話 前回出てきた、金魚(秋吉久美子)の心中相手の母親と妻が、金魚の子供は自分たちの子供だから引き取らせろ、と警察署の課長(中条静夫)のところにねじ込んでくる。吉永小百合は仕方なく金魚を連れてくるのだが、意外や意外、金魚と心中…

八重の桜 34話

「八重の桜」34話、「帰ってきた男」 冒頭、やっと新島襄がアメリカから帰国。新島襄は、木戸孝允に会って「日本にキリスト教の学校を建てたい」と陳情する。大坂では断られたという新島に京都をすすめる木戸。 八重は覚馬の命令で、宣教師のところに聖書を…

2013 呉地方隊 広島湾展示訓練

「2013 海上自衛隊呉地方隊 広島湾展示訓練」、2013.8.24 このタイトルでエントリを無理やり書いてしまうが、実はこのイベント、中止されてしまった。呉地方隊の広島湾での展示訓練はひさしぶり(5年ぶり?)だったので、楽しみにしていたのに。というか、呉…

夢千代日記 2話

「夢千代日記」2話 林隆三は幸子=夢千代に、「捜査に必要だから日記を見せろ」と言うが断られる。日記は、「表日本の病院に行った時にしかつけていない」というのだ。このドラマ、太平洋側のことを「表日本」という。「裏日本」が放送コードに引っかかるか…

夢千代日記 1話

「夢千代日記」1話 吉永小百合の代表作。たまたまDVDがあったので、とりあえず1話を見てみた。 吉永小百合が山陰線の列車に乗って、林隆三とはじめて会う場面、外の風景は合成だし、安い感じなのだが、吉永小百合のかたくなな感じと、林隆三の刑事らしからぬ…

さらば海底空母イ-401

「さらば海底空母イ-401 幻のパナマ運河大爆撃」、1983 これはめずらしいものを見た。「木曜スペシャル」の1本。「木曜スペシャル」といえば、「アメリカ横断ウルトラクイズ」から、「矢追純一UFOシリーズ」まで何でもやってた放送枠。この番組は、「ドキ…

天皇愛

辛酸なめ子、堀江宏樹『天皇愛 一冊でわかる歴代天皇、その愛の軌跡』実業之日本社、2013 「天皇愛」というタイトルから、「著者の天皇に対する愛」を想像していたら、それは違っていて実際には、「歴代天皇の男女関係」についての本。 歴史ライターの堀江宏…

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 7話

「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」7話、「モテないし、夏休みを満喫する」 一日ゲームとマンガに没頭できる夏休みのうれしさをかみしめる智子。外にはまったく出ず、部屋にこもるだけだが、何もしないままで6日間過ぎた時点で、さすがにこれは…

林哲司・半田健人昭和音楽堂 野口五郎の前期・アイドル時代の曲

「林哲司・半田健人昭和音楽堂」 「野口五郎の前期・アイドル時代の曲」 野口五郎は活動期間が長いので、この回はアイドル時代の曲だけをかけた。リストはこのとおり。 1 ・ 「博多みれん」 / 野口 五郎 (1971年・昭和46年) 2 ・ 「青いリンゴ」 …

根本敬トークショー 「鞆の浦因果系宇宙の旅」

「根本敬トークショー」「鞆の浦因果系宇宙の旅」、鞆の津ミュージアム、2013.8.18 福山の鞆の津ミュージアムの新しい展覧会、「ようこそ鞆へ!遊ぼうよパラダイス」の関連イベントがこれ。今回のネタは主に音楽クリップ。 20分遅刻してしまったのだが、トー…

八重の桜 33話

「八重の桜」33話、「尚之助との再会」 明治6年、八重は女紅場の舎監。舎監だが、英語の授業は生徒といっしょに受けている。当然教師は外国人で、授業もすべて英語。「あなたたちの夢を話しなさい」と言われて、八重はとうとうと演説。前回から2年も経ってい…

蔵書の苦しみ

岡崎武志『蔵書の苦しみ』光文社新書、2013 帯に「重版出来!」とデカデカと書かれている。そんなにめずらしいことでもないと思うが、出版社はこの内容の本が、一ヶ月で重版がかかるということを誇らしくおもったのかもしれない。 タイトル通り、莫大な蔵書…

華麗なる一族(1974 TV版) 26話

「華麗なる一族」(1974 TV版)26話(最終話) 鉄平の自殺後、早苗は子供と一緒に東京に住みたいと主張し、大介も神戸の自宅に住むようにと強く出られない。 問題は、二子の婚約破棄問題。高須相子はなんとしても二子に翻意させて、婚約を元に戻したいのだが…

ロケットの科学

谷合稔『ロケットの科学』サイエンス・アイ新書、2013 タイトルは「ロケットの科学」となっているが、ロケットの原理やテクノロジーを説明している部分は、最初の1章、30ページくらいだけで、後は日本と他の各国のロケットを説明するロケット図鑑。ミサイル…

ガメラ 大怪獣空中決戦

「ガメラ 大怪獣空中決戦」、伊原剛志、中山忍、藤谷文子ほか出演、金子修介監督、大映、日本テレビ、博報堂、1995 平成ガメラシリーズの第1作。ビデオでみたが、これはおもしろい。 昭和シリーズの設定は全部リセットされ、共通点はガメラとギャオスの名前…

物語・軍歌史

坂本圭太郎『物語・軍歌史 音楽の中の戦いのうた』創思社出版、1984 著者は大正9年生まれ、海軍軍楽隊に入隊し、復員後は福岡銀行に入行、その間ブラスバンドにずっと関わっていたという経歴の人。この本は、博多の雑誌『うわさ』に連載されていた記事をまと…

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 6話

「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」6話、「モテないし、花火に行く」 花火大会が近づき、運気マックスという占いで興奮する智子。しかし寄ってくるのはアリだけ。なのに、アリを取ってあげようとした男子に声をかけられたり、隣の席の男子に(不…

すべての婚活やってみました

石神賢介『すべての婚活やってみました』小学館101新書、2013 著者の前著、『婚活したらすごかった』がおもしろかったので、これも読んでみた。おもしろい。しかも実用的。 著者は、この本のタイトル通り、あらゆる種類の婚活を自腹で実践。だからこの本は著…

林哲司・半田健人昭和音楽堂 故郷を感じる曲特集

「林哲司・半田健人昭和音楽堂」、「故郷を感じる曲特集」 この回は、お盆の帰省シーズンということらしく、「故郷」がらみの曲。 放送された曲はこのとおり。 1 ・ 「盆帰り」 / 中村 雅俊 (1976年・昭和51年) 2 ・ 「ふるさとを見せてあげたい…

戦後SF事件史

長山靖生『戦後SF事件史 日本的想像力の70年』河出書房新社、2012 『日本SF精神史』の著者による、日本SF史。労作である。 戦後すぐの時点から、現代までの通史として書かれているし、狭い意味でのSFだけでなく、読売アンデパンダン、サド裁判、アングラ演劇…

華麗なる一族(1974 TV版) 25話

「華麗なる一族」(1974 TV版) 25話 最初の場面は二子の回想から。細川一也に婚約破棄を告げるところ。「理由は申し上げられませんが」とか、ふざけたことを言っている。細川一也は、阪神特殊鋼のことが理由だったら見当違いだと反論するが、頬の筋肉がプル…

読んで味わう広島の建築 生誕100周年・丹下健三と広島

「読んで味わう広島の建築 ~生誕100周年・丹下健三と広島~」、アステールプラザ、2013.8.11 これは図書館の企画として行われた講演会。内容は、平和記念公園と設計者の丹下健三との関わりだが、ほぼ2時間たっぷりあった。講演会だが、図書館の企画なので丹…