2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

マリメッコ展

「マリメッコ展」、Bunkamuraザ・ミュージアム、2016.12.31 年末にやっている展覧会はほとんどなく、これが渋谷であったので行ってきた。とは言え、マリメッコの服は、ほとんど見たことがなく、よくしらない。 マリメッコは1951年にヘルシンキで創業した。服…

お祈りメール来た、日本死ね

海老原嗣生「お祈りメール来た、日本死ね 「日本型新卒一括採用」を考える」文藝春秋、2016 大学生の就職、雇用問題の本。学生の就職活動が問題として取り上げられる時によく言われることが、「新卒者を一括採用する日本の雇用慣行が問題だ」という話。しか…

"隠れビッチ"やってました

あらいぴろよ「"隠れビッチ"やってました」光文社、2016 コミックエッセイ。著者は、"隠れビッチ"で、清純を装ってじゃんじゃん男をひきつけ、そのまま振るというのを趣味にしていた人。まあ、迷惑はなはだしいが、ヤリマンではなく、何もさせないで単に振る…

潜水艦の戦う技術

山内敏秀『潜水艦の戦う技術 現代の「海の忍者」─その実際に迫る』サイエンス・アイ新書、2015 最近よく見る、退役自衛官が書いた潜水艦の構造と運用についての本。著者は1948年生まれ。潜水艦乗りから防大教授を経て、現在は太平洋技術監理有限責任事業組合…

イスラム国「世界同時テロ」

黒井文太郎『イスラム国「世界同時テロ」』KKベストセラーズ、2016 最近の、イラク、シリア情勢の本。パリ同時テロの直後に出ているので、その背景にあるムスリムによるテロ攻撃の拡大の背景を説明する。 ISの戦線は3つ。1つがIS本体が戦っている、イラクと…

飛田をめざす者

杉坂圭介『飛田をめざす者 「爆買い」襲来と100年の計』徳間書店、2016 著者は、大阪の飛田新地で、店の経営とスカウトに長年携わっていて、今は引退して別の仕事をしている人。他にも飛田新地について数冊著書がある。 飛田新地が遊郭として許可されたの…

超特急LIVE 代々木

超特急「BULLET TRAIN CHRISTMAS ONEMAN SHOW 2016 愛す。in Wonder Land」、2016.12.24、国立代々木競技場第一体育館 昨日代々木競技場で行われた超特急のライブ。いろいろと事情があって、行ってきた。チケットは完売で空席も見当たらなかったので、12000…

日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか

岩瀬昇『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』文春新書、2016 タイトルはこのとおりだが、実際の内容は、戦前期日本のエネルギー開発を概観した本。内容に沿ったタイトルの方が、もっと読まれると思うが。 戦前日本では、燃料のことを考えていた…

ドキュメント72時間 沖縄 7000人のウチナーンチュ大会

「ドキュメント72時間」、「沖縄 7000人のウチナーンチュ大会」、NHK総合、2016.12.16 沖縄で5年に1度、10月最終週に開かれる「世界のウチナーンチュ祭り」の回。これに外国に移民した沖縄出身者が7300人集まったという話。 日本から移民した人が集団で里帰…

文部科学省

寺脇研『文部科学省 「三流官庁」の知られざる素顔』中公新書ラクレ、2013 元文科官僚で、現大学教員、映画評論家の寺脇研の「文部科学省という役所」の本。「三流官庁」というのは、旧内務省系官庁から見て、明らかに見下されている文部省、文科省の立場を…

最後の秘境 東京藝大

二宮敦人『最後の秘境 東京藝大─天才たちのカオスな日常─』新潮社、2016 秋ごろに出版されて、けっこう話題になっていた本。やっと読めた。 タイトル通り、芸大生の日常生活を取材してきた本。著者の奥さんが彫刻科の学生なので、奥さんが家で何をしているか…

絶望のテレビ報道

安倍宏行『絶望のテレビ報道』PHP新書、2014 著者は、フジテレビに中途入社で入り、「ニュースJAPAN」、「BSフジプライムニュース」のキャスター、経済部長などを務めて、現在はネットメディアの会社を興している人。 この本も、『TVニュースのタブー』と同…

ニュースのタブー

田中周紀『ニュースのタブー~特ダネ記者が見た報道現場の内幕~』光文社新書、2013 タイトルは本文とは違い、副題の方が正確というよくあるもの。内容は 共同通信記者からテレビ朝日記者へと転身した著者が、「新聞社・通信社とテレビ局では、ニュースの作…

ヘリコプターの最新知識

坪田敦史『ヘリコプターの最新知識』サイエンス・アイ新書、2009 同種の本は、ブルーバックスからも出ているが、先に読みやすそうなこちらを読んだ。確かにわかりやすい。 ヘリコプターがどのように飛んでいるかということは最小限わかればいいので、知りた…

猫とともに去りぬ

ジャンニ・ロダーリ(関口英子訳)『猫とともに去りぬ』’光文社古典新訳文庫、2016 著者はイタリア人。児童文学の人。1920年生まれで、80年には亡くなっているので、わりと短命だった人。大戦中には共産党側でレジスタンス活動に従い、戦後も共産党系の知識…

スクープ!

中村竜太郎『スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ』文藝春秋、2016 著者は元週刊文春記者で、この本は『日刊ゲンダイ』の連載をまとめたもの。著者の週刊文春時代の取材の経緯を書いているのだが、そのネタは、「シャブ&飛鳥」、「高倉健の養女」、「N…

都営バス AtoZ A 品川

PLせつな、立木将人『都営バス A to Z 』 vol.1 A 品川、都営バス資料館、2015 都営バスの同人誌。この本、同人誌といっても、「薄い本」ではなく、212ページもあって、ちゃんと一冊で立つ。内容は、2010年に発行された、『都営バス A to Z』の準備号を、写…

真田丸 #49

「真田丸」 #49 「前夜」 夏の陣が迫り、信之は稲の反対をおして大坂に行く。稲、こう、松がそれぞれ信之を心配する。信之は真田の陣に到着するが、そこから再度家康の命令で信繁調略に向かう真田信尹に同道することになる。 大坂城の軍議では、また京方面で…

美少女プロレス 失神10秒前

「美少女プロレス 失神10秒前」、山本奈津子、小田かおるほか出演、那須博之監督、にっかつ、1984 最近、日活ロマンポルノを見る機会が多少あるが、那須博之の作品はこれが初めて。山本奈津子と小田かおるは当時のロマンポルノのスター。その前に出ていた女…

このままでは必ず起る日本共産革命

賀屋興宣『このままでは必ず起る日本共産革命』浪漫、1973 古本屋でたまたま手に入れた本。賀屋興宣が政界を引退した翌年に書かれたもの。田中内閣の時期で、都知事は美濃部亮吉。 共産党の革命が近々起こるという論旨だが、どうやったら共産党が革命を起こ…

ドキュメント72時間 どしゃ降りのガソリンスタンドで

「ドキュメント72時間」、「どしゃ降りのガソリンスタンドで」、2016.12.9 2014年7月25日放送回の再放送。この回見ていないので問題なし。神奈川県相模原市のガソリンスタンド。タイトルどおり、雨がすごい。車を運転するにも前が見えないくらい。 セルが回…

下電バス沿線

下電バス社内報編集室編『下電バス沿線』日本文教出版、1993 「岡山文庫」の165冊目の巻。下電バス沿線の名所旧跡エピソードをまとめた本。 下電バスなので、岡山・早島、児島、下津井、倉敷・水島、天城・藤戸、宇野・琴浦というエリアが対象。この本が出た…

性と愛の日本語講座

小谷野敦『性と愛の日本語講座』ちくま新書、2003 あっちゃんの性、愛関連の「個人辞書」。まあ、いつものとおりすごい。 最初は、「恋人をパートナーと呼ぶのは気持ち悪い」という話から始まるのだが、そこで夫や妻でない恋人をどのようにいつから呼んでい…

愛と欲望の雑談

岸政彦、雨宮まみ『愛と欲望の雑談』ミシマ社、2016 先日亡くなった雨宮まみと、社会学者の岸政彦の対談。2016年9月4日に初版が出ているので、これが雨宮まみの遺著ということになる。 対談は2回あって、第1の対談が「恋愛しないといけないの?」。納得した…

新版 総理の値打ち

福田和也『新版 総理の値打ち』新潮新書、2016 2005年に福田和也が出した『総理の値打ち』に、それ以後に首相になった6人(安倍、福田、麻生、鳩山、菅、野田)を加えて改訂したもの。『作家の値打ち』の政治家版。 首相の業績を100点満点で採点するとなると…

真田丸 #48

「真田丸」 #48 「引鉄」 牢人衆は茶臼山の家康本陣を襲撃。軽く家康を脅しておいて、翌日家康を襲撃するという話をわざと有楽斎に流す。有楽斎が密書を認めて渡した相手が、信繁。有楽斎は、虚勢を張っているが、信繁に城を追い出される。 信繁に家康暗殺を…

海を感じる時

「海を感じる時」、市川由衣、池松壮亮ほか出演、安藤尋監督、「海を感じる時」製作委員会、2014 これはたまたま流れで見てしまった映画。原作は読んでない。こういう話だったのね。どうという話ではなく、高校生の女の子がいきなりキスさせてと男に言われて…

日本人の給与明細

山口博『日本人の給与明細 古典で読み解く物価事情』角川ソフィア文庫、2015 『古典でたどる日本サラリーマン事情 現代に換算して見る日本人の生活史』PHP、1988の文庫化。非常におもしろい。 政府から「給与」を与えられていた「役人」がいたのは、明治以前…

ドキュメント72時間 六本木ハロウィーン 仮面の告白

「ドキュメント72時間」、「六本木ハロウィーン 仮面の告白」 ハロウィーン前後3日間の六本木交差点の撮影。前日、金曜日は雨。それでも仮装の人はいる。サザエさん、仮装の人同士でのナンパもあり。おじさんが若い子を連れてった。クラブは、開店前から行列…

ドキュメント72時間 村長選挙 旅する投票箱

「ドキュメント72時間」、「村長選挙 旅する投票箱」 福島県飯舘村の村長選挙。全村避難だが、村役場はあるし、選挙も当然ある。投票のために村に戻ってくれというわけにはいかないので、期日前投票のために、避難所を投票箱が回る。 飯館村は2017年3月で、…