2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

伝七捕物帳 お天道さまに申訳ない

「伝七捕物帳」59話 「お天道さまに申訳ない」 客演は、緑 魔子/安部 徹/北村晃一。緑魔子が、表は踊りのお師匠さん、実は女スリという役どころで出てくる。話は、江戸城ご金蔵破りの探索に横から女スリがからむ、というものだが、ご金蔵破りのほうはほと…

クララ白書 ぱーとII

『クララ白書 ぱーとII』氷室冴子、コバルト文庫、1980 氷室冴子追悼記念、というわけではないのだが、なぜか家にあった本。しかもぱーとIIだけで、一巻はない。裏見返しに値段が書いてあるので、古本屋で手に入れたらしいのだが、家にあった経緯は不明。帯…

中川ブロードウェイ・ストリート

「中川ブロードウェイ・ストリート ギガオタバトルネ申降臨」、中川翔子、沢村一樹、荒俣宏、ほっしゃん、ほか出演、テレビ朝日系、2008.6.20 この番組、新聞のテレビ欄では「爆笑知識クイズ対決」という絶対見ないはずのタイトルなので、あぶなく見逃すと…

伝七捕物帳 花となった女

「伝七捕物帳」58話 「花となった女」 客演は弓 恵子/岩下 浩/池田秀一。辻斬りが夜な夜な出て、大店の主人や番頭を襲う。ちょうどそのころ髪結い床にいい女が手伝いに入り、伝七がやにさがっていると聞いて小春姐さんはまたまたお怒りに。そのいい女が辻…

伝七捕物帳 赤い将棋駒の謎

「伝七捕物帳」57話 「赤い将棋駒の謎」 客演は松村達雄/工藤堅太郎/浜村 純。伝七と赤っ鼻が菊乃屋でいつも指しているへぼ将棋。赤い将棋の駒をもつ美人の浮世絵が売れるのだが、今度はその駒を持つ女が次々と殺される。伝七は赤い駒に秘密があるとにらん…

伝七捕物帳 怒りの十手

「伝七捕物帳」56話 「怒りの十手」 客演は、松山省二/磯野洋子/常田富士男。凶賊つむじ風一味が町を荒らし回り、奉行所も手をつけられない。松山省二と磯野洋子は主人の敵、親の敵とつむじ風一味を追って江戸に出てくる。一方、伝七と赤っ鼻のライバル、…

伝七捕物帳 孝心 涙のさばき

「伝七捕物帳」55話 「孝心 涙のさばき」 客演は浜畑賢吉/津山登志子/嵐芳三郎。津山登志子と嵐芳三郎の親子が火事で焼け出されて、菊乃屋のある長屋にやってくる。しかし菊乃屋で働いていた津山登志子は、店に来た三国屋の奉公人の壺を割ってしまい、百両…

江利子と絶対

『江利子と絶対 本谷有希子文学大全集』本谷有希子、講談社文庫、2007 大上段に構えた表題とは裏腹に、文庫で200頁いかない短編集。三作収録されているが、著者あとがきにあるとおり、作風はまるっきりばらばら。しかしどれもおもしろい。 一作目「江利子と…

伝七捕物帳 晴れ姿、おんな纏

「伝七捕物帳」54話、「晴れ姿、おんな纏」 客演は清川虹子/太田博之/柴田美保子。清川虹子が町火消し、わ組の頭で、そこに越後新発田藩の世継ぎの若様が身分を隠して転がり込んでくる。清川虹子の娘の柴田美保子は、若様にほれるのだが、頭は昔、新発田藩…

空軍大戦略

「空軍大戦略」、ローレンス・オリヴィエ、トレヴァー・ハワードほか出演、ガイ・ハミルトン監督、イギリス、1969 こっちはヒコーキ映画。確か高校生の頃に一度見たきりである。とにかくヒコーキが山ほど出てきて所狭しと空を飛び回る。しかも、こちらはスピ…

伝七捕物帳 情けの火花に散る涙

「伝七捕物帳」53話、「情けの火花に散る涙」 客演は、品川隆二/今井健二/佐藤輝昭。火薬職人で事故を起こして島送りになって戻ってきた品川隆二が、妹のおみつ(カボ子こと黒沢のり子)といっしょに人殺しの下手人として疑われ、火薬を使ってライバル問屋…

バルジ大作戦

「バルジ大作戦」、ヘンリー・フォンダ、ロバート・ショウほか出演、ケン・アナキン監督、アメリカ、1965 2週間ほど前、NHK BS2で、昼間にこれと「空軍大戦略」を流していたのをやっと見られた。2年前にDVDが出ていたわけですね。この映画ももう7回以上は見…

ブルーオアシスII 3D

「ブルーオアシスII 3D」、ハワード・ホール監督、カナダ、アメリカ、2006 アイマックスシアターでかかっていた、3Dメガネをかけて見る立体映画。自分が入った回はやたら客が少なかった(金曜日の最終回で5人だけ)が、なんでだろう。ずーっと上映されてい…

液晶絵画

「液晶絵画」、国立国際美術館 この6月15日(日)までやっていた展覧会。終わる前にあわてて行ってきた。内容はビデオアートの展覧会。それをあえて「液晶絵画」といっているのは、展示品が「絵画」と「映像」の境界線をゆるがす新しいジャンルの芸術なのだ…

ほんたにちゃん

『ほんたにちゃん』本谷有希子、太田出版、2008 太田出版から出ている「本人本」シリーズの一冊。いっしょに出たのは池松江美『男性不信』である。こっちも読んでいるので、いずれ書くが、小説ではあるが「本人」があからさまに出ているようなテイストの本、…

千利休

『千利休』清原なつの、本の雑誌社、2004 清原なつの版千利休伝。じつは最近まで清原なつのはわたしの記憶から飛んでしまっていた人だった。昔は大好きで「ぶ~け」もよく読んでいた(昔はちゃんと月刊誌も読んでいた時期があったのだ)のだが。 それが、筒…

胡蝶の夢

『胡蝶の夢』1-4、司馬遼太郎、新潮文庫、1983 幕末日本の西洋医学受容についての物語。幕府の奥医師松本良順、良順の門人で語学の達人伊之助、徳島藩医関寛斎らを主人公とする群像劇。これはとてもおもしろい。主人公はいずれももともと大した身分ではなく…

ガレとジャポニズム

「ガレとジャポニズム エミール・ガレのガラス芸術にひそむ日本の美」、サントリー・ミュージアム 天保山のサントリー・ミュージアム。平日は(もしかすると休日も?)人が少ないので、ゆったりできる。ほんとうは、アールヌーボーとかあんまり好きじゃない…

伝七捕物帳 十手に生きる父子唄

「伝七捕物帳」52話 「十手に生きる父子唄」 客演は荻島真一/和崎俊哉/池田秀一。なにげに池田秀一である。役どころは早瀬様の息子の仲間の部屋住みで小悪党、こういうところで名前を見つけると感慨深い。まあ子役から芸の道にいる人なので、何の不思議も…

伝七捕物帳 兄いずこ涙の辻占

「伝七捕物帳」51話 「兄いずこ涙の辻占」 客演は、山田太郎/中川三穂子/江見俊太郎。富くじに当たった山田太郎が、偽の富札をつかまされたと知って、売った男を捜すが、追いかける途中で男は殺されてしまう。そこを赤っ鼻が見つけて人違いで捕まえるとこ…

伝七捕物帳 兄いずこ涙の辻占

「伝七捕物帳」51話 「兄いずこ涙の辻占」 客演は、山田太郎/中川三穂子/江見俊太郎。富くじに当たった山田太郎が、偽の富札をつかまされたと知って、売った男を捜すが、追いかける途中で男は殺されてしまう。そこを赤っ鼻が見つけて人違いで捕まえるとこ…

太陽にほえろ! 石塚刑事殉職

「太陽にほえろ!」525話 「石塚刑事殉職」 いつもはこのシリーズは見ていないのだが、番組案内に「ゴリさん死す!」とあったので、ではこの回だけ、と見てみることにした。この時期は、神田正輝、世良公則、三田村邦彦、渡辺徹(ヤセてる)といったメンバー…

伝七捕物帳 闇の仁義

「伝七捕物帳」50話 「闇の仁義」 客演は、山形 勲/中村公三郎/田島義文。山形 勲は今回は大盗賊の仏の善兵衛。盗人のくせに名前の通りやたら善人、義賊である。善兵衛となわばりを争う賊の頭目が善兵衛の娘をさらって、なわばりを渡せと迫る。善兵衛は、…

伝七捕物帳 人情母子唄

「伝七捕物帳」49話 「人情母子唄」 客演は、月丘夢路/竹下景子/加藤 武。竹下景子は若いなあ。このころ20歳くらいなので、デビュー直後ということになる。加藤武がめずらしく悪役(途中で斬られてしまうが)。話は、月丘夢路は大商人のおかみなのだが、夫…

特攻野郎Aチーム アカプルコ救出大作戦

「特攻野郎Aチーム」1,2話 「アカプルコ救出大作戦」(前後編) さてさて、火曜日からスーパードラマチャンネルで、「特攻野郎Aチーム」の再放送がはじまった。今回の放送は日本放送時にカットされた部分を字幕を補って付け加え、さらにアメリカでの本放送時…

鉄路の昭和史 開通、廃線そして駅

「鉄路の昭和史」5話 「開通、廃線そして駅」、クリエーションファイブ 戦後間もない頃、国鉄の新線がどんどん建設されていた頃の映像。釜石線とか、日田線とか、大糸線とか、羽幌線とか。新線開通が盛大に祝われているのが、今となってはもの悲しい。それで…

三年身籠る

「三年身籠る」、中島知子、西島秀俊、奥田恵梨華、塩見三省ほか出演、唯野未歩子監督、「三年身籠る」製作委員会、2005 中島知子は妊娠しているが、夫の西島秀俊にはまったく夫&父親としての自覚がなく、外で遊び放題、浮気のし放題。しかし中島知子は文句…

伝七捕物帳 恋の十手になみだ雨

「伝七捕物帳」48話 「恋の十手になみだ雨」 客演は中尾 彬/志摩みずえ/今橋 恒。今回スポットがあたっているのは、ちょろ松。茶屋の娘志摩みずえに岡惚れするのだが、じつは志摩みずえには、中尾 彬という恋人がいた。中尾は浪人から金をもらって、お尋ね…

華岡青洲の妻

「華岡青洲の妻」、市川雷蔵 若尾文子 高峰秀子ほか出演、増村保造監督、大映、1967 市川雷蔵が青洲、若尾文子が妻の加恵、高峰秀子が母の於継を演じた1967年の映画版。市川雷蔵は、いろんな青洲役の中でも一番ストイックでひたすら医術、医術という感じ。若…

スクールデイズ schooL daze

「スクールデイズ schooL daze」、森山未來、金井勇太、田辺誠一ほか出演、守屋健太郎監督、スクールデイズ・パートナーズ、2005 子役で人気だった子供(森山未來)が、8歳で子役を引退して普通の生活を送ろうとするが、学校ではいじめられてばかり。そして…