2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

三国演義 智取南部

「三国演義」第40集 「智取南部」 曹操を討ちもらした関羽が悄然と劉備の陣に戻ってくるところから。関羽の首を斬れと命じる諸葛亮に、張飛をはじめ将軍全員、果ては劉備まで土下座して許しを請う。後で諸葛亮は、劉備に「関羽に義理を尽くさせてやったので…

伝七捕物帳 行くも戻るも地獄道

「伝七捕物帳」108話 「行くも戻るも地獄道」 客演は、北川美佳/浜田光夫/根岸明美。娘を金で買ったり、養女として引き取っては、女郎として廓に売り、浜田光夫を使って、女郎に廓抜けさせ、途中で捕まえて掟破りを理由に一生廓に閉じ込めておくというあく…

伝七捕物帳 裏通りの鼠たち

「伝七捕物帳」107話 「裏通りの鼠たち」 客演は、沖 雅也/江見俊太郎/雷門ケン坊。沖 雅也も雷門ケン坊もなつかしいなあ。といってもこのドラマに出てくる人は基本的にみななつかしいが、沖 雅也は若くして亡くなったし、雷門ケン坊は子役で引退した人だ…

三国演義 火焼赤壁

「三国演義」第39集 「火焼赤壁」 やっと赤壁の戦い。野外の大セットに火をつけまくり、燃える燃える。船も砦も丸焼けである。このドラマでは、火を強調したいためか、夜戦ということにしているので、夜空に火が鮮やかである。しかし、いかんせん、これだけ…

伝七捕物帳 文治一番手柄

「伝七捕物帳」106話 「文治一番手柄」 客演は、瀬川菊之亟/西 恵子/伊達三郎。神田の日暮長屋で井戸替えをしようとしていたら、井戸の中から小判がざくざく出てきた。もちろん長屋では小判の取り合いに。しかし小判は葵御紋の刻印金で、小田原で一年前に…

伝七捕物帳 鳥追い無情

「伝七捕物帳」第105話 「鳥追い無情」 客演は、瑳峨三智子/森 幹太/金近みづ枝。土蔵破りがあり、その手口が20年前の「三味線組」のもの。その関係者の名があげられるが、三味線組の頭の妻だったのが、いまはしがない鳥追い女をしている嵯峨三智子で、と…

三国演義 諸葛祭風

「三国演義」第38集 「諸葛祭風」 前回の終わりに、真冬に東南の風は吹かないと気づいていきなり血を吐いて倒れる周瑜。気づくのが遅いよ・・・。「わたしによい処方が」と言って、周瑜の寝室を訪ねる諸葛亮。ほとんどイヤミですね。といっても、周瑜も東南の風…

三国演義 横槊賦詩

「三国演義」第37集 「横槊賦詩」 赤壁戦を目前にして曹操が詩を賦するの巻。最初は大水塞を閲兵する曹操。兵はみな、「江東を倒すぞ」と連呼しているが、さすがの人民解放軍も疲れているのか、声に迫力がないことおびただしい。しかし、曹操陣のセットがた…

ラフマニノフ ある愛の調べ

「ラフマニノフ ある愛の調べ」、エフゲニー・ツィガノフほか出演、パーヴェル・ルンギン監督、ロシア、2007 ロシア製作のラフマニノフの伝記映画ということで見てみた。ラフマニノフがアメリカに渡ってからのコンサートからはじまり、ピアニストとしては成…

三国演義 ?輾統献連環

「三国演義」第36集 「?輾統献連環」 謀略戦でいいかげんに疑心暗鬼になっている曹操。またまた東呉へのスパイを募集する。それに応じるのが蒋幹。程昱は頭からバカにしているが、蒋幹は汚名を雪ぐとめげない。 一方周瑜の陣では、魯粛が?輾統を推挙して、以…

三国演義 苦肉計

「三国演義」第35集 「苦肉計」 曹操は蔡中、蔡和を呉の陣中に送り込む。ここは最初にナレーションがあるが、後でちゃんと芝居をしているから、ナレーションはいらない。どうもこのドラマはところどころ脚本がちくはぐである。周瑜はこの降将を利用して、曹…

山下一史 NHK交響楽団 ジュゼッペ・アンダローロ

ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番ハ短調」、シベリウス「交響曲第2番ニ長調」、ジュゼッペ・アンダローロ(ピアノ)、山下一史指揮、NHK交響楽団(08.8.22 呉市文化ホール) ラフマニノフの協奏曲だが、ピアノのアンダローロはテクニックはある人。しかしお…

三国演義 草船借箭

「三国演義」第34集 「草船借箭」 計を用いて蔡瑁、張允を斬らせ、大得意の周瑜。しかし諸葛亮が気づいているかどうか心配になって、演義一のお人好し魯粛にそこを探らせる。諸葛亮がすでに計を見抜いていたと知って、周瑜の殺意は昂じるばかり。今度は「十…

三国演義 群英会

「三国演義」第33集 「群英会」 劉備を誅しようという企みがうまくいかず、ご機嫌ななめの周瑜。曹操が差し向けた使者も斬ってしまう。一方長江では、蔡瑁と甘寧の小競り合いは甘寧の勝ち。この場面は一部はセット撮影、一部はミニチュアセットである。今度…

伝七捕物帳 無実の獄門

「伝七捕物帳」104話 「無実の獄門」 客演は、中尾 彬/津山登志子/吉田義夫。中尾 彬は店の使用人で、山形屋(吉田義夫)の店の主人の娘と密会して店に戻ると主人ほか使用人もみな殺されている。そこで、殺しの疑いがかかってくる。中尾 彬の妹は奉行所に…

三国演義 周瑜空設計

「三国演義」第32集 「周瑜空設計」 孫権の前で文武百官が集まっての会議。周瑜の献言で、孫権は曹操と戦うことを宣言する。演義では、ここで孫権が机を刀で両断して決意を示すことになっているが、さすがに刀で机はまっぷたつにはならないらしく。刀で机を…

伝七捕物帳 花の錦の三姉妹

「伝七捕物帳」103話 「花の錦の三姉妹」 客演は、入江若葉/山口果林/市毛良枝。須賀不二男が油問屋の主人で、黒田藩に油を納めることになる。女優たちは、この油問屋の三人娘。ところが、鬼の面をつけた侍(黒田藩の用人)がやってきて、須賀不二男は斬ら…

三国演義 智激周瑜

「三国演義」第31集 「智激周瑜」 孫権の前に出ては、わざと孫権を怒らせて話を有利に運ぼうとする諸葛亮。使っている盃が、いままで使われていた三つ足のものでなく、深皿のようなもので酒を飲んでいる。たまたまなのか?それとも江東の風習か? 迷いのさめ…

伝七捕物帳 十手目が王手

「伝七捕物帳」102話 「十手目が王手」 客演は、砂塚秀夫/小林昭二/人見 明。泥棒なのにちゃんとものを盗んだことがないという間抜けな泥棒役に砂塚秀夫。ある家に入り込んだが、盗むものは何もない。ぐずぐずしていると家人が戻ってきて、50両相当盗まれ…

三国演義 舌戦群儒

「三国演義」第30集 「舌戦群儒」 話は前回のつづきから。趙雲が阿斗を抱いて、曹操軍の重囲を破っていく場面。このドラマの馬術はいまいち見ていても迫力がないのだが、ここはスタントを使っているらしく、いろんな曲乗りをしている。ついに馬を失って、白…

伝七捕物帳 女ごころいたずら覚え書

「伝七捕物帳」101話 「女ごころいたずら覚え書」 客演は、玉川伊佐男/水上竜子/松山照夫。水上竜子が女スリのお駒で、道で男の財布をすりとるのだが、すられた方が訳ありで、番屋に連れて行かれてもすられたことを言い出せないし、お駒も財布は自分のもの…

三国演義 携民渡江

「三国演義」第29集 「携民渡江」 曹操は先鋒が破れ、早速本隊で劉備を攻めようとするが、その前に徐庶を降伏をすすめる使者として出す。徐庶は曹操の企みを劉備に告げて去る。樊城は守りきれないとさとって、劉備は民を連れて襄陽へ。船で長江を渡る劉備と…

「正しい戦争」という思想

『「正しい戦争」という思想』山内進(編)、勁草書房、2006 正戦論についての本。入門書と言うよりは少しレベルが高い、基本書。中世スコラ学派の正戦論(聖戦論)からはじまって、キリスト教、イスラム教の正戦論、現代のアメリカ、ヨーロッパにおける正戦…

三国演義 火焼博望坡

「三国演義」第28集 「火焼博望坡」 劉備が諸葛亮ばかりを大事にするのがおもしろくない関羽と張飛。一方劉備は、夏侯惇率いる曹操の軍が心配で仕方がない。諸葛亮は、劉備に自分を信じるかどうか迷っているのだろうと喝破する。劉備は自ら剣と印を諸葛亮に…

三国演義 三顧茅廬

「三国演義」第27集 「三顧茅廬」 二度目の雪中の訪問にもかかわらず、いたのは諸葛亮ではなく、弟の諸葛均。劉備の孔明への置き手紙もちゃんと読まれている。そこへ茅廬を訪ねてくるのは舅の黄承彦。 時間はあっという間に翌年の春になり、劉備は吉日を選ん…

三国演義 回馬荐諸葛

「三国演義」第26集 「回馬荐諸葛」 徐庶を涙で見送る劉備。しかし徐庶はいったん戻ってきて、諸葛亮のことを劉備に告げる。許都に出向いて母に叱られる徐庶。そのころ新野の劉備のところに水鏡先生が訪ねてきて、徐庶のことを聞き、それが曹操の罠だと喝破…

伝七捕物帳 花のお江戸の喧嘩鳶

「伝七捕物帳」100話 「花のお江。戸の喧嘩鳶」 客演は、佐々木剛/宮園純子/田崎 潤火消し人足のわ組、頭の田崎潤は隠居して跡を譲ろうと思っているが、頭の娘は、纏持ちの佐々木剛と夫婦になって、跡を継がせたいと思っている。しかし肝心の佐々木剛は、…

若親分

「若親分」、市川雷蔵ほか出演、池広一夫監督、大映、1965 市川雷蔵主演のヤクザもの「若親分」シリーズ第一作。市川雷蔵とヤクザの親分はどうも簡単に結びつかないのだが、それをなんとかするための設定が「海軍士官出身のヤクザ」というもの。いきなり冒頭…

家族八景

『家族八景』上下、清原なつの、角川書店、2008 筒井康隆初期の傑作のコミカライズ版。小説を最初に読んだのは高校生のときなので、内容はおぼろげにしか覚えていなかったが、これを読んで全部思い出した。それだけ印象が強い作品だったということか。 清原…

三国演義 劉備求賢

「三国演義」第25集 「劉備求賢」 水鏡先生は劉備に、軍師の不在を説き、臥龍、鳳雛の名を語るが、さらに尋ねる劉備には「好、好」と答えない。そして水鏡先生の茅屋を去り、趙雲と出会って新野に帰る途中で単福こと徐庶と出会い、たちまち主従の契りを。し…