2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧
フィリップ・デルヴス・グロートン(岩瀬大輔監訳、吉澤康子訳)『ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場』、日経BP社、2009 ハーバードビジネススクールの在学記。著者はバングラデシュ生まれのイギリス人。入学前にデーリーテレグラフ紙の記者…
R.シュトラウス 「サロメ」 ナディア・ミヒャエル(サロメ)、ピーター・ブロンダー(ヘロデ)ほか出演、リュック・ボンディ(演出)、ダニエル・ハーディング指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団 ミラノ・スカラ座、2007.3 これは名演。サロメのナディア・ミヒ…
「昼顔」、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジャン・ソレルほか出演、ルイス・ブニュエル監督、イタリア=フランス、1967 これはおもしろかった。簡単にいうと「ド変態」、カトリーヌ・ドヌーヴの妄想ショーである。人形のような表情のなさと内面のド変態のギャップに…
「バイオニック・ウーマン」4話 「真実」 夜遊びする妹を捕まえて叱り飛ばすジェイミー。この妹とのエピソードって、はっきりいって邪魔です(両親は死んでいて、肉親は妹だけという設定だけど)。ジェイミーのちょっと家庭的な面を出すために挿入されている…
「色即ぜねれいしょん」、渡辺大知、峯田和伸ほか出演、田口トモロヲ監督、『色即ぜねれいしょん』フィルムパートナーズ、2009 みうらじゅん原作の前作、「アイデン&ティティ」と同じ監督、峯田和伸が出ているところも同じ。原作にもほぼ忠実なつくり。今回…
メンデルスゾーン 「弦楽のための交響曲第9番」 コープランド 「クワイエット・シティ」 川瀬賢太郎指揮、ロバート・シーナ(eh)、亀島克敏(Trp) ハイドン 「協奏交響曲」 田野倉雅秋(Vn)、マーティン・スタンツェライト(Vc)、板谷由起子(Ob)、徳久…
岩井志麻子『欲に咲く女、欲に枯れる女』、イーストプレス、2008 エッセイ(というのか?)。内容は、岩井志麻子先生の回りにいるいろんな人々(たいていかなり痛い)の欲望図鑑。欲といっても金の欲だけではなく、「可愛い女といわれたい」「別の自分になり…
リゲティ 「6つのバガテル」 ワーグナー 「ジークフリート牧歌」 ドビュッシー 「神聖な踊りと世俗の踊り」 シェーンベルク 「浄夜 弦楽合奏版」 「アフィニス夏の音楽祭 2009 広島」アステールプラザ大ホール、2009.8.21 これは一昨日の演奏会。「アフィニ…
橋本努『経済倫理=あなたは、なに主義?』、講談社、2008 これは非常に「あたり」の本。タイトルには「経済倫理」とあるが、それを中心にして、広く社会、政治思想も含む広い範囲での社会思想の入門書。この本が類書と違っているのは、さまざまなイデオロギ…
「いつも二人で」、オードリー・ヘップバーン、アルバート・フィニーほか、スタンリー・ドーネン監督、イギリス、1967 この前NHKBSハイビジョンでやっていたものの録画をようやく見た。これが1967年製作なので、「暗くなるまで待って」と合わせて、オードリ…
平松茂雄『中国、核ミサイルの標的』、角川oneテーマ21、2006 中国の核兵器開発史と核戦略の概略について書かれた本。毛沢東が「アメリカの核兵器は張り子の虎」とハッタリをかましながら、実際には通常戦力の更新を遅らせてでも全力で核兵器開発を急いだ過…
「バイオニック・ウーマン」第3話 「思惑」 妹と食事しているジェイミーに組織の指令が。ジェイミーの体内にはGPSの発信器が埋め込まれていて、どこにいてもバレバレになっているのである。だったら、頭の中に携帯電話を組み込んでおけばわざわざ電話しなく…
呉智英『知の収穫』、双葉文庫、1997 図書館でたまたま見つけて、「あれ、こんな本が」といぶかしく思ったが借りてしまった。呉智英の本は単著になっているものは全部読んでいるはずなのに、こんな読み落としが、と思ったのだ。しかし家に帰ってから少し読ん…
黛敏郎 「曼荼羅交響曲」から第2楽章「胎蔵界曼荼羅」 若杉弘指揮 モーツァルト 「レクイエム」から「永遠の光を」 森麻季(ソプラノ)、神戸市合唱団 ウラジーミル・アシュケナージ指揮 マーラー 「交響曲 大地の歌」から第4楽章 加納悦子(メゾソプラノ) …
辛酸なめ子『辛酸なめ子のセレブドリル』、講談社、2006 なめ子様が、西洋セレブたち(日本人は引田天功とか、ちょっとしか出てこない)をネタにして遊ぶ本。セレブな計算ドリル(桁数の大きい数字を瞬時に言い当てろというもの)とか、セレブなスラングドリ…
森茂暁『南北朝の動乱 戦争の日本史8』、吉川弘文館、2007 『蒙古襲来』の続巻で、南北朝時代を扱う。時期は正中の変から足利義教あたりまで。 この時代の出来事を手際よくまとめていて、研究史の主要な文献にもていねいに言及しているので、南北朝期の研究…
新井孝重『蒙古襲来 戦争の日本史7』、吉川弘文館、2007 「元寇」についての一般向けの本。ただし著者は元寇という言葉は使っていない。そもそも著者の立場では、当時の日本は「国家」としての体を成しておらず、存在したのは御家人制を軸とする人的結合と荘…
「バイオニック・ウーマン」第2話 「決意」 冒頭いきなりジェイミーの恋人、ウィルのお葬式である。前回では撃たれただけで死んだかどうかはあいまいにされていたが、あっさり死んでました。 傷心でウィルのアパートを訪ねたジェイミーは、自分のことを詳細…
「NHKスペシャル 日本海軍 400時間の証言」、第一回「開戦 海軍あって国家なし」、第二回「特攻 やましき沈黙」、第三回「戦犯裁判 第二の戦争」、NHK、2009.8.9-11 NHKの太平洋戦争関連特集。昭和55年から平成3年まで11年間、水交会で行われた海軍関係者の…
チャイコフスキー 「交響曲第4番」 ブラームス 「交響曲第4番」 チャイコフスキー 「交響曲第6番 悲愴」 ブラームス 「交響曲第1番」 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 全部ユニテルによるライブ演奏の録画。時期は、197…
ベートーヴェン 「交響曲第6番 田園」から、第5楽章 ウラジーミル・アシュケナージ指揮 フォーレ 「レクイエム」から、サンクトゥス、イン・パラディスム 二期会合唱団、シャルル・デュトワ指揮 メシアン 「キリストの昇天」から、「父のみもとへ帰るキリス…
佐藤大輔『平壌クーデター作戦 静かなる朝のために』、徳間書店、2003 北朝鮮にクーデターが起こったら・・・という架空設定の小説。しかし出来はあまりよくない。 一番問題なのは、どうやってクーデターを起こせるだけの部隊の指揮官を集めるかということだろ…
上杉隆『世襲議員のからくり』、文春新書、2009 世襲議員問題のタイムリーな解説書。カバン(政治資金団体)、ジバン(後援会組織)、カンバン(名前の継承による知名度)の三つの側面から、世襲議員がどのように選挙で有利な地位を獲得するかについてのべて…
「バイオニック・ウーマン」第1話「甦生」、ミシェル・ライアン、ケイティ・サッコフほか出演、アメリカ、2007 NBC制作による懐かしの「バイオニック・ジェミー」のリメイク。AXNでやっていたので見てみましたが・・・。 旧シリーズとはぜんぜん違ったテイスト…
「小沢剛 透明ランナーは走り続ける」、広島市現代美術館 現代美術館で先週からかかっている展覧会がこれ。作家本人のトークが2日の日曜日にあったので、行ってきた。 作品は、牛乳箱をミニ画廊に見立てていろんな人の作品をおいた「なすび画廊」とか、いろ…
「真夏の夜のガールズトーク めっちゃ文楽」、辛酸なめ子、今井りか、桐竹勘十郎、東海林のり子ほか出演、NHK教育、2009.7.30 先週、教育テレビでやっていた古典紹介シリーズの四夜目。ちなみに一夜目と二夜目は、オペラで、お題は「カルメン」と「蝶々夫人…
辛酸なめ子『アイドル万華鏡』、コアマガジン、2005 辛酸なめ子の本の中でも一番毒がキツイ本。特に女性アイドルばかりを扱った、前半の「夢想編」がキツイ。辛酸なめ子の本は、あたりさわりのなさそうな表現のそこかしこに皮肉がちりばめられているというも…
ベートーヴェン 「交響曲第3番」 「交響曲第7番」 「交響曲第6番」 「交響曲第8番」 「交響曲第5番」 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 NHKBS2の「クラシックロイヤルシート」の今週の放送がこれ。最初は3番だけ聴けばい…
武満徹 「弦楽のためのレクイエム」 ベルク 「歌劇「ヴォツェック」から3つの断章」から 佐藤しのぶ(ソプラノ) マーラー 「交響曲第9番」から第4楽章 若杉弘指揮、NHK交響楽団、「N響アワー」2009.8.2 今日は若杉弘の追悼特集。選曲にも理由が付いていて、…
「失われた記憶」、「地球より永遠に」、「太陽の背信」、山崎勝之、南条弘二、毒蝮三太夫、森次晃嗣ほか出演、神澤信一、高野敏幸監督、バップ、1998 「ファミリー劇場」で、深夜から早朝にかけてやっていたので見てしまった。「平成ウルトラセブン」シリー…