2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

さすらいの太陽 8話

「さすらいの太陽」8話、「二人のちかい」 ファニーの新人王タイトルがかかった試合の日。ファニーは立派に試合に勝ち、のぞみはファニーにおめでとうを言いに行くが、「あとで公園で」といったんは追い払われる。二人は公園で、将来の話をする。そこに、陸…

安倍政権の裏の顔

朝日新聞政治部取材班『安倍政権の裏の顔 「攻防 集団的自衛権」ドキュメント』、講談社、2015 集団的自衛権行使容認の「閣議決定」(2014.7.1)までの、官邸、内閣法制局、自民党・公明党の協議、特に高村正彦、北側一雄に、兼原信克、高見沢将林の官房副長…

たのしいプロパガンダ

辻田真佐憲『たのしいプロパガンダ』、イースト新書Q、2015 政治プロパガンダと娯楽の結びつきを検討する本。著者の他の本と同じく、洋の東西を問わず多彩な事例が引用されているので、楽しく読めて勉強になる。 著者が強調することは、「プロパガンダは強面…

なぜ絶版本は電子書籍になりにくいのか

加藤一『なぜ絶版本は電子書籍になりにくいのか』、竹の子教養文庫、2013 電子書籍ができれば、絶版本が次々と復刊されて、本好きの楽園が・・・ということは現実には起こっていない。それはなぜかという本。この本自体も電子書籍で、著者が編集と装丁の作業…

世界はこのままイスラーム化するのか

島田裕巳、中田考『世界はこのままイスラーム化するのか』、幻冬舎新書、2015 島田裕巳と中田考の対談本。島田裕巳が中田考に質問して、中田考が答えるという形式。なので基本的には中田考がしゃべり倒している。島田裕巳は東大宗教学専攻の出身で、中田考は…

麻原彰晃の誕生

高山文彦『麻原彰晃の誕生』、文春新書、2006 麻原彰晃の生い立ちを追いかけた本。元は雑誌『現代』の1996年の連載に、『フォーカス』の2001年の連載を足してまとめたもの。 誕生から、盲学校時代、上京と鍼灸院開業、薬事法違反での逮捕、ヨガ道場開設、オ…

ヘイトスピーチ

安田浩一『ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力』、文春新書、2015 内容はタイトルのとおり。最近出た本なので、比較的最近のことも取材対象に入っているし、この問題をよく知らない人に対してもわかりやすく書かれている。自分は、著者の立場には賛…

さすらいの太陽 7話

「さすらいの太陽」7話、「歌を忘れたカナリヤ」 熊五郎は、自分のことで作曲家の江川を誤解させたことをくやんで、江川の邸宅に謝りに行くが、チンピラのような熊五郎は玄関で追い払われる。 玄関先に座り込んでいる熊五郎を無視して、レッスンを受けに江川…

ぼくらの近代建築デラックス!

万城目学、門井慶喜『ぼくらの近代建築デラックス!』、文春文庫、2015 建築見てあるきの本。非常におもしろい。著者二人は関西に縁が深いので、基本的には大阪、京都、神戸の三都市の近代建築をまわり、その後横浜、東京をめぐって、また大阪、東京、台湾を…

靖国問題の深層

三土修平『靖国問題の深層』、幻冬舎ルネッサンス新書、2015 靖国神社問題についての本を書き続けている著者の本。内容的には、『靖国問題の原点』、『頭を冷やすための靖国論』を相当踏襲しているが、最近出た本なので、それなりに新ネタは織り込んである。…

靖国戦後秘史

毎日「靖国」取材班『靖国戦後秘史 A級戦犯を合祀した男』、毎日新聞出版、2007 毎日新聞が靖国神社問題をいろいろと掘り返した本。非常におもしろい。タイトルにあるとおり、A級戦犯合祀を実行した松平永芳宮司とその前任者、筑波藤麿宮司のことが前半に述…

人生デザイン U-29 銭湯店長

「人生デザイン U-29」、「銭湯店長」、NHKEテレ、2015.11.18 若者の仕事を紹介する番組。この回は銭湯経営者なので見た。京都の銭湯「サウナの梅湯」だ。ここの店長はツイッターをやっているので、知っている人は知っている。25歳の若い人。 まず、薪に火を…

新聞記事が「わかる」技術

北村肇『新聞記事が「わかる」技術』、講談社現代新書、2003 少し古い本だが、今でも十分に役に立つ本。著者は、毎日新聞ブランド本部次長兼社長室委員(当時)。現在は、「週刊金曜日」社長。 この本の一番の読みどころは、新聞記事の微妙な表現を記者がど…

韓国現代史

木村幹『韓国現代史─大統領たちの栄光と蹉跌』、中公新書、2012 もう新しいとはいえない本だが、非常におもしろい。李承晩から、李明博までの韓国大統領の人物と履歴を中心に、韓国の歴史を見る本。 この本の長所は、大統領という人に焦点があたっていて、大…

さすらいの太陽 6話

「さすらいの太陽」6話、「訪ずれたチャンス」 題名は原題のまま。誤字です。 ヤクザのおかげで、作曲家の江川が出没している飲み屋を知って、営業に行くのぞみ。しかし、江川は歌を聞く気分ではないので追い払われる。 屋台に帰ったのぞみは、母親の目が悪…

さすらいの太陽 5話

「さすらいの太陽」5話、「初めてのアンコール」 父の入院費を稼ぐために、のぞみは流しの歌手をやることになりました。流しの歌手って、飛び込み営業なのか。そりゃたいへんだわ。2曲100円と言ってるが、安くないか?といっても、のぞみはそんなに曲を知っ…

千葉家住宅 熊野神社

「千葉家住宅」「熊野神社」 海田町にある西国街道沿いの古い建物を見に行ってきた。ガイドつき。 千葉家住宅は、江戸時代に藩の「天下送り役」「宿送り役」(宿駅)を務めた千葉家の邸宅。今は海田町に寄付されて公費で保存されている。もとは安永3年(1774…

ドキュメント72時間 格安航空 眠らない空港で

「ドキュメント72時間」、「格安航空 眠らない空港で」、NHK総合、2015.11.13 関空に張り付いて、乗客を撮影しようという企画。関空はLCCの拠点なので、それを利用する客が多いのだ。 上海のOLと付き合っている中国人留学生。上海関空往復が18000円と言って…

武器の世界地図

21世紀研究会『武器の世界地図』、文春新書、2015 タイトルは、むしろ「武器の歴史」とした方がいい本。この執筆者グループが他に書いている本が、『民族の世界地図』、『地名の世界地図』、『人名の世界地図』、『常識の世界地図』、『イスラームの世界地図…

物語 中国の歴史

寺田隆信『物語 中国の歴史─文明史的序説』、中公新書、1997 中国の歴史(先史時代から辛亥革命まで)を新書1冊にしちゃえという本。最近の中公新書はこのスタイルの本をよく出しているが、最初は中国史だったのだ。とはいえ、他国と比べても中国史は、対象…

女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密

矢野耕平『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』、文春新書、2015 タイトル通り超進学校、女子御三家についての本。著者は、中学受験専門の学習塾の経営者。まあ言ってみれば、潜在的な顧客を相手に商材の魅力を宣伝しようとする本。なので、これらの学…

建築探偵術入門

東京建築探偵団『建築探偵術入門』、文春文庫、2015 この本は、『スーパーガイド 建築探偵術入門―東京、横浜の西洋館230を追跡する 』(文春文庫―ビジュアル版)1986、を再版したもの。30年前に出た本をなぜ今頃再版で出すのかというと、内容を見ればわかるわ…

UFO学園の秘密

「UFO学園の秘密」、今掛勇監督、幸福の科学出版製作、2015 幸福の科学のアニメ映画。この前の作品「神秘の法」は、2012年公開だったのでだいたい3年ぶり。「神秘の法」はかなり笑えたが、こっちは・・・。笑えないこともないが、苦笑という感じ。もちろん、…

アイドリング!!! 最終回

「アイドリング!!!」最終回、「10年目の明日ング!!! 良きところで全員卒業!!!生放送SP」 アイドリングも10月いっぱいで全員卒業=解散。最終回は、フジテレビ社屋の球体展望室のセットから。 最初から、「アイドリングメンバーは、放送の正しい時間…

ドキュメント72時間 街角のダビング店 よみがえる映像

「ドキュメント72時間」「街角のダビング店 よみがえる映像」、NHK総合、2015.11.6 池袋にあるダビング店の記録。ダビング店なんかNHKが紹介していいのかと思ったが、当然自分で撮影、録音した、権利のあるソースのダビングだけを紹介している。ダビング専門…

水滸伝 1

施耐庵(村上知行訳)『水滸伝』1、グーテンベルク21、2009 村上知行訳の三国志と水滸伝は、現代思想社の現代教養文庫から出ていて、版元がつぶれてからは入手がむずかしくなっていたのだが、Amazonで検索してみると、電子書籍になっていた。すぐに買いまし…

わたしの神様

小島慶子『わたしの神様』、幻冬舎、2015 小島慶子のテレビ業界ネタ小説。著者は、言うことにも書くことにも容赦がない人だが、この小説もまったく容赦がない。 登場人物はほとんどが狂っている。名声、金、セックス、隣人を少しでも見下げたいという欲望、…

北の国から 6話

「北の国から」6話 もう富良野はすっかり雪に覆われている。純と蛍は、雪子と草太の関係をうわさして、にやにやしている。雪子がマフラーを編んでいるのだ。草太は、それを純から聞かされて内心大喜びだが、雪子には会わずに帰る。 五郎は山作業で疲れて寝る…

ニキ・ド・サンファル展

「ニキ・ド・サンファル展」、国立新美術館、2015.11.1 国立新美術館に来ている展覧会がこれ。となりでは日展をやっていた。 この人についてはほとんど知らないが、1930年生まれ、2002年没なので、最近の人。 絵もあるが、作品の中心は立体。「ナナ」という…

さすらいの太陽 4話

「さすらいの太陽」4話、「私には歌がある」 のぞみの父は、ならず者に襲われて重傷。病院で手術を受ける。手術の寸前、父はのぞみに最期の言葉を言おうとするが・・・。手術はいちおう成功。医者は「今夜がヤマでしょう」。 美紀はファニーに約束をすっぽか…