月刊ポスドク 科研費特集

『月刊ポスドク』第4号、「科研費特集」


これは薄い本。月刊じゃないけど、『月刊ポスドク』。これは『月刊住職』のパロディだから。

科研費特集というわけだが、ポスドクには科研費は重要。これがないと、お金がないので、研究に差し支える。科研費の取り方についてはいまどき、他にいい本がたくさん出ているので、そっちを見ればいいのだが、ポスドクについては、「ポスドクにとって、科研費って何」というところが大事。

だいたい誰でも科研費は苦労するもの。外国にいたりすると、簡単に手続きができなかったりする。しかしそこはなんとかして取らないと、いろいろたいへん。

日本と外国を両方行ったり来たりしているので、携帯料金を安くあげるためにSIMフリーにするとか、抜き刷りの印刷をどうするかとか、細かいところで苦労が多い。

なにより、科研費も公募もみんな競争なので、ポスドクの人々はあまり自分のtipsを他人に明かしたがらないもの。それでもこういう雑誌が出ていることがえらいと思う。

裏表紙は、科研の書類の書式がそのまま使われていて、ちょっと笑うところ。