2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

カーネーション 140-145話

「カーネーション」140-145話、第25週「奇跡」 カーネーションも今週でおしまい。というのに、先週の放送をやっと今日見終わったしまつ。最後の週でよかった。そうでなければ、またずるずると見ていない回がたまってとんでもないことになっていたかも。 糸子…

日本社会の歴史 中

網野善彦『日本社会の歴史』中、岩波新書、1997 網野日本史の中巻。10世紀の摂関政治から14世紀前半の鎌倉幕府滅亡まで。 ここは網野先生のホームグラウンドなので、上巻に比べても筆がのびのびしているような気がする。院、摂関家、大寺社の三者関係のとこ…

目指せ!鹿児島 西日本横断ブログ旅 第壱百伍拾八話

「ロケみつ」 「目指せ!鹿児島 西日本横断ブログ旅」第壱百伍拾八話、「浮かれる前に」 今回は1時間スペシャルということで、他の企画はなし。いきなりさきちゃんのブログ旅。 前回、最後の通過ポイントをクリアして、ダイビングショップのおねえさんに港ま…

日本社会の歴史 上

網野善彦『日本社会の歴史』上、岩波新書、1997 網野日本史の上巻。日本列島(著者はただ「列島」と呼んでいるが)のはじまりから、9世紀まで。 網野善彦の「日本」は人為的な名称で、自然に「日本」ができたわけじゃない、という説がすがすがしいほど貫徹さ…

平清盛 12話

「平清盛」12話、「宿命の再会」 寺社の神輿を担いだ強訴を平氏は追っ払って恩賞にありつき、忠盛は正四位上まで昇進するが公卿にはしてもらえない。高階通憲は出家して信西となり、頼長に平氏の昇進を主張するが、まるっきり相手にされない。 明子が亡くな…

アイ・ウェイウェイは語る

ハンス・ウルリッヒ・オブリスト(尾形邦雄訳)『アイ・ウェイウェイは語る』、みすず書房、2011 艾未未のことは何も知らないのと同様の状態で読んだが、けっこうおもしろかった。著者のオブリストはキュレーター、美術評論家で、この本は艾未未に対して、自…

N響アワー 最終回スペシャル2

「N響アワー」 最終回スペシャル2、2012.3.25 N響アワーもとうとう本当に最終回。ここで池辺晋一郎と檀ふみが出てきた。うれしい。やっぱりこの二人の組み合わせが一番楽しかった。このコンビで6年続いたんだって。池辺晋一郎、檀ふみコンビの初回放送の場…

作られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史

輪島裕介 『作られた日本の心神話 演歌をめぐる戦後大衆音楽史』、光文社新書、2010 これは議論の余地なく名著。演歌は日本の心だよ、という言説が、いつ頃からどのようにして形成されてきたかという問題についての分析を通じて、戦後日本の大衆音楽史を解剖…

地図の科学

山岡光治『地図の科学』、サイエンス・アイ新書、2010 この本を買ったのは、「衛星写真でどのように地図を作成しているのか」について、詳しいことを知るためだったのだが、他の部分もいろいろと面白かった。著者は1945年生まれ、国土地理院で長年技官として…

目指せ!鹿児島 西日本横断ブログ旅 第壱百伍拾七話

「ロケみつ」「目指せ!鹿児島 西日本横断ブログ旅」第壱百伍拾七話、「奄美に入りなさい」 当たれラッキーお菓子ブログ旅の方は、京都駅からえんえんと山を越えて山科駅へ。さすがに遠い。途中で女の子は帰宅時間になり、その後もペーターだけで山科駅へ。た…

マンガ業界の◯◯な話

「マンガ業界の◯◯な話」製作委員会編著『マンガ業界の◯◯な話』、アスペクト、2012 マンガ業界の裏話本。著者は、「ライター、編集者、マンガ家、アシスタントほか10数名」とある。「マンガ業界の都市伝説」のパートはそんなにおもしろくはなかったが、これは…

マンガ金正恩入門

河泰慶(作)、崔炳善(画)、李柳真(訳)『マンガ金正恩入門』、TOブックス、2011 これはもともと買うつもりはなかったのだが、『父・金正日と私 金正男独占告白』の中で、この本に言及されていて「内容はおおむね妥当」と金正男が言っていたので詠んでみ…

宮崎駿は左翼なんだろう

井上静『宮崎駿は左翼なんだろう』、世論時報社、1998 宮崎駿映画の評論本。著者は、医療過誤問題を主に扱っているジャーナリストとのこと。このタイトルは著者の友人が言った言葉だそうで、「赤から緑に移った左翼=宮崎駿」のこと。まあそりゃそうですが…。…

河鍋暁斎戯画集

山口静一、及川茂編『河鍋暁斎戯画集』、岩波文庫、1988 こんな本が岩波文庫で出ていたとはぜんぜん知らなかった。魯文、応賀の戯作の挿絵、「イソップ物語」ほかの翻訳書の挿絵、版画、版本、肉筆画のそれぞれのパートに分けて、代表作の図版があり、解説が…

トリプルファイター 9話

「トリプルファイター」9話、「グリーンファイター応答せよ!!」 研究所からレーザーガンが盗まれた、怪人クラッシュのしわざ、という話。今回もまたまた怪人がブサイク。円谷はわざとやってるのか?「グリーンマン」「レッドマン」あたりと変わらないわ。 …

9時から5時までの男

スタンリイ・エリン(小笠原豊樹他訳)『9時から5時までの男』、ハヤカワ文庫、2003 この作家は初めて読んだが、文句なしの傑作。短篇集で原題は「ブレッシントン計画、その他奇想小説集」となっているので、なぜ表題になっている「ブレッシントン計画」をそ…

トリプルファイター 8話

「トリプルファイター」8話 「たたかえ!オレンジファイター」 この話の怪人は「テロル」。いままでの怪人の中でも一、ニを争うなさけない造型の怪人。円谷美術部、まじめにやる気ないのか? しかし、脚本のアイディアはよくできている。三人揃わないとトリ…

N響アワー 最終回スペシャル1

「N響アワー」 最終回スペシャル1「心に残る名演奏」 N響アワーがとうとう3月で終わってしまう。ウェブ記事で見たかぎりでは、去年Eテレの「芸術劇場」が終わってしまったおかげで、N響アワーの枠でN響の演奏しかやらないのは音楽番組の構成としてバランス…

カーネーション 134-139話

「カーネーション」134-139話、第24週「宣言」 カーネーションは、先週もたついていたような感じがしていたのだが、今週の話は非常によかった。渡辺あやはさすがだなあ。ちゃんと盛り上がるところをうまく持ってきている。 先週、譲(川岡大次郎)と栄之助(…

平清盛 11話

「平清盛」11話、「もののけの涙」 崇徳帝に待望の皇子が生まれ、崇徳帝は皇子の重仁親王に位を譲ろうとするが、そこに割って入ったのが得子。自分の子、躰仁親王を位につけたいので、崇徳帝を口説いて「まず躰仁を帝につけて、そのあとで重仁親王に位を譲ら…

田中敦子-アート・オブ・コネクティング

「田中敦子-アート・オブ・コネクティング」、東京都現代美術館 これは「靉嘔 ふたたび虹のかなたに」といっしょにかかっていた、東京都現代美術館の企画展。靉嘔は存命の人だが、こちらはすでに故人。2005年没ということなので、そんなに昔の人ではない。 …

MET ライブビューイング エルナーニ

ヴェルディ「エルナーニ」 指揮:マルコ・アルミリアート 演出:ピエール・ルイジ・サマリターニ 出演:マルチェッロ・ジョルダーニ(エルナーニ) アンジェラ・ミード(エルヴィーラ) ディミトリ・ホヴォロストフスキー(ドン・カルロ) フェルッチオ・フ…

平清盛 10話

「平清盛」10話、「義清散る」 あいかわらずいがみあいの得子と璋子だが、得子は新しく産んだ躰仁親王を東宮に立てようとする。鳥羽院からは「おまえの身分が低いので、東宮はちょっと…」と言われたが、早速関白忠通に運動し、崇徳院の中宮の養子にすること…

目指せ!鹿児島 西日本横断ブログ旅

「ロケみつ」 「目指せ!鹿児島 西日本横断ブログ旅」 前半の「自力海鮮丼ブログ旅」は、相変わらず宇久島でブリを釣る企画のつづき。ぎりぎりの時間だったが、ちゃんとブリを釣っていた。えらいなー。大型魚のワタ落としには歯ブラシが便利とか、豆知識も披…

靉嘔 ふたたび虹のかなたに

「靉嘔 ふたたび虹のかなたに」、東京都現代美術館 名前は、「あいおう」と読む。 絵描きの名前は読むのが難しい。この人は1931年生まれなので、まだ存命である。それでも最新作は去年ぐらいに描いているので、まだ現役らしい。えらすぎる。 活動を始めたの…

新国立劇場、さまよえるオランダ人

ワーグナー 「さまよえるオランダ人」 T・ネトピル指揮 M・V・シュテークマン演出 D・ランデス: ダーラント J・ウィルソン: ゼンタ T・ムツェック: エリック 竹本 節子: マリー 望月 哲也: 舵手 E・ニキティン: オランダ人 新国立劇場合唱団、東京交響楽団、…

独裁者の教養

安田峰俊『独裁者の教養』、星海社新書、2011 ヒトラー、スターリン、毛沢東など、いろんな独裁者の若いころについての文章と、著者がミャンマー北部、中国との国境地帯にあるワ族の居住地区に行ってみた体験記が半分半分に書かれている本。独裁者の小伝のほ…

ひみつのアッコちゃん 完全版 1巻

赤塚不二夫『ひみつのアッコちゃん 完全版』1巻、河出書房新社、2009 ペリアンの展覧会の帰りに、まんが図書館に行ってきた。で、借りてきたのがこれ。こんな本が出ていたのか…。 このマンガ、まったく読んだことがなく、1969年版のアニメしか見ていない。ア…

シャルロット・ペリアンと日本

「シャルロット・ペリアンと日本」、広島市現代美術館 この展覧会も、最終日になってあわてて行ってきた。そんなのばっかりだ。 シャルロット・ペリアン女史、この展覧会に行くまでぜんぜん知りませんでした。ちょっとデザインを見ると柳宗理っぽいなと思っ…

カーネーション 128-133話

「カーネーション」128-133話、第23週「まどわせないで」 糸子が夏木マリに代わった最初の週だが…なんだかねぇ。まず糸子の三人の娘以外のこれまでのキャストはすべて死んだかやめたか、とにかく画面から消えた。八重子=田丸麻紀くらいは残るかと思ったが、…