2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の軍隊マニュアル

三根生久大、袖留木廣文『日本の軍隊マニュアル』光人社、2002 帝国陸軍と陸上自衛隊を対比させた本。三根生が旧陸軍の部分を、袖留木が陸上自衛隊の部分を書いている。副題は、「帝国陸軍と陸上自衛隊『戦闘力』の比較検証!」となっているが、内容はこの副…

華麗なる一族(1974 TV版) 14話

「華麗なる一族」(1974 TV版)14話 万俵家では、大介と銀平で、所有する無人島からヨットでセーリング。「子爵令嬢号」だそうな。大介は銀平に阪神銀行を継がせるつもりだが、もちろん銀平は気乗りがしない。「美馬中に継がせればいいじゃないですか」と言…

面白い本

成毛眞『面白い本』岩波新書、2013 書評本、というか本の紹介本。岩波新書にこの手の本が入るのはめずらしいのではないかと思ったら、椎名誠『活字のサーカス』、宮崎駿『本へのとびら』ほか、あることはあるらしい。ただしこの本は、書評本でも、「ノンフィ…

石ころだって役に立つ

関川夏央『石ころだって役に立つ』集英社、2002 副題は、『「本」と「物語」に関する記憶の「物語」』となっていて、著者がよく書く形式の、半分エッセイ、半分創作の文章を集めたもの。著者は1949年生まれで、この本が描いているおはなしの時期は1950年台か…

情熱大陸 壇蜜

「情熱大陸」、2012.5.26 「情熱大陸」のこの回の登場人物は壇蜜。月に200回、撮影やらインタビューやらが入っているそうだ。これだけ売れているのだから、そりゃそうか。主婦向けの女性誌からも取材が来ていて、「夫はなぜ壇蜜が好きなのか」というもの。マ…

戦場の都市伝説

石井光太『戦場の都市伝説』幻冬舎新書、2012 戦場のうわさ話集成。あくまでうわさ話なので、それぞれのエピソードに解説がついていて、この話がどういう経緯で生まれたのかということが書いてある。 中身は、「ナチスがユダヤ人の脂肪で石鹸をつくっていた…

林哲司、半田健人「昭和音楽堂」 「佐藤隆特集」

「林哲司、半田健人 昭和音楽堂」、「シンガーソングライター佐藤隆特集」 この番組、制作局の静岡では毎週放送されているのだが、うちの田舎放送局では、プロ野球中継のおかげで休止になっていることがけっこうある。野球なんかどうでもいい自分にとっては…

極限芸術 ~死刑囚の表現~

「極限芸術 ~死刑囚の表現~」、鞆の津ミュージアム、2013.5,26 この前、都築響一のトークショーに行った時にはまぬけにも展覧会がクローズしてから着いてしまい、肝心の展覧会を見られなくて話だけ聞く羽目に’なってしまったので,とにかく実物を見なけ…

勲章

栗原俊雄『勲章 知られざる素顔』岩波新書、2013 著者は毎日新聞記者。日本の勲章制度について、明治時代の制度発足から、戦後の生存者叙勲の停止と復活、2003年の制度改革(数字による等級の廃止)、勲章授与の選考、勲章をもらった人、断った人の態度、勲…

アイドリング!!! #1000

「アイドリング!!!」#1000 「未解決だった事件を解決ング!!!」 最近ひさしく見ていなかった「アイドリング!!!」、放送1000回というので見てみた。1000回記念ということで、スタジオに丸テーブルが並んでいて、期別にメンバーが座り、スタッフにもテ…

別冊少女パルチザン vol.1

『別冊少女パルチザン』vol.1 「シネマに関する諸問題」 これは雑誌コードが入っていない、ミニコミ誌。表紙には、「文化系女子のための人間♥革命マガジン」とある。この回は映画特集で、「岩井俊二と小林聡美が教えてくれないこと」とある。文化系女子とい…

オーケストラ再入門

小沼純一『オーケストラ再入門』平凡社新書、2012 複数の楽器が集まって合奏しているものはすべてオーケストラ、という視点で、オーケストラについて考えてみましょうという本。現在のクラシック音楽のオーケストラ以外にも、ジャズのビッグバンド、雅楽、ガ…

華麗なる一族(1974 TV版) 13話

「華麗なる一族」(1974 TV版)、13話 大蔵大臣公邸管理主任原田節子という新キャラが登場。役者は原知佐子。元大蔵大臣の情婦で、美馬中とも何度か関係を持ったことがあるという強烈キャラ。美馬は、この原田節子から銀行局内部で金融再編の計画が具体的に…

華麗なる一族(1974 TV版) 12話

「華麗なる一族」(1974 TV版)12話 通産大臣大川一郎(鉄平の岳父、早苗の父)が大動脈瘤で危篤。顔は白塗りされていて、完全に死人扱いだ。臨終間際に鉄平が駆けつけるが、そのまま死去。この役を演じているのは、河村浩二で映画版と同じキャスティング。 …

ポルノ雑誌の昭和史

川本耕次『ポルノ雑誌の昭和史』ちくま新書、2011 資料本というか、一種の奇書。著者は、1953年生まれ、編集者、官能小説家、写真家を経て、エロ本業界から足を洗い、タイにわたってそこで生活していたという人。 このタイトルがついているので、戦後の「カ…

第5世代戦闘機 F-35の凄さに迫る!

青木謙知『第5世代戦闘機 F-35の凄さに迫る!』サイエンス・アイ新書、2011 F-35戦闘機の解説本。F-35の特徴、開発計画の歩み、テクニカル・ガイダンス(センサー、コクピット周り、機体、エンジン)、兵装、オペレーター(運用国、軍)、F-35のライバル機に…

私の奴隷になりなさい

「私の奴隷になりなさい」、壇蜜、真山明大、板尾創路ほか出演、亀井亨監督、角川書店、2012 見たのはR-15版で、これとは別にR-18版があるらしい。たぶんぼかし、消しのレベルの違いがあるだけだろう。壇蜜鑑賞のために見たので、こっちでかまわない。 話は…

日本の空を誰が守るのか

佐藤守『日本の空を誰が守るのか』双葉新書、2011 この本にはいろんな意味で驚いた。著者は、1939年生まれ、元空将、南西航空混成団司令で平成9年=1997年に退役。現在は岡崎研究所理事ほかという経歴の人。 最初の方に、日本が直面している最も重要な脅威は…

八重の桜 20話

「八重の桜」20話、「開戦!鳥羽伏見」 慶喜はいったん大坂に撤退することを決めるが、官兵衛や権助(風間杜夫)らが直接迫って都落ちを止めようとする。慶喜は、「薩摩を討つためだが、秘策なので詳細は話せない」というだけ。しかし修理(斎藤工)が「ここ…

狡猾の人

森功『狡猾の人 防衛省を喰い物にした小物高級官僚の大罪』幻冬舎、2011 防衛事務次官を4年以上つとめて「天皇」と呼ばれ、その後収賄、偽証で逮捕され、懲役2年6月の実刑判決を受けた守屋武昌についてのノンフィクション。 本の最初に出版の経緯が書いてあ…

日米同盟 vs. 中国・北朝鮮

R.L.アーミテージ、J.S.ナイ、春原剛『日米同盟 vs. 中国・北朝鮮 アーミテージ・ナイ緊急提言』文春新書、2010 日経の春原剛が、アーミテージ、ナイの2人に質問をぶつけて、2人がそれに答えるというインタビュー形式の本。そういえば、刊行された当時は、小…

21世紀の中国 政治・社会篇

毛里和子、加藤千洋、美根慶樹『21世紀の中国 政治・社会篇』朝日新聞出版、2012 朝日選書で出ている『21世紀の中国』シリーズの第2巻。政治と社会を扱う。毛里和子が最初の4つの章、第18回党大会で選出された新指導部、政治制度(党、全人代、軍)、共産党…

防衛庁再生宣言

太田述正『防衛庁再生宣言』日本評論社、2001 著者は1971年防衛庁入庁、官房審議官、仙台防衛施設局長を努めて、2001年に「自主的に」退官(役所からの就職援助を受けない、自主退官)という経歴の人物。 従ってこの本は、防衛庁の内情を告発するもの。入庁…

ももクロの美学

安西信一『ももクロの美学 <わけのわからなさ>の秘密』廣済堂新書、2013 ももクロファンの間では、非常に評判のよかったこの本。買って読んでみると、実際とてもよく書けた本。 著者は、東大人文社会系研究科准教授(美学芸術学専攻)。この本を読むと、著者…

24時間いただきますっ TV

「momoclo TV」「Ustream大賞受賞記念 24時間いただきますっTV」 ユーストリームの番組、momoclo TVが、2013年Ustream大賞を取ったということで、ももクロが24時間ストリーミングをやっているのだが…。途中でやめる機会を失ってしまって、離れられない。タイ…

暇と退屈の倫理学

国分功一郎『暇と退屈の倫理学』朝日出版社、2011 著者はスピノザ研究者。この本では、ハイデガーが5章、6章で集中的に取り上げられ、ハイデガーの退屈に対する概念が追究される。ハイデガーの議論は、自分が本来持っているはずの自由に目を向けない人間が退…

宇宙人対極道

「宇宙人対極道」、三元雅芸、虎牙光輝、手鼻三吉出演、下村優二監督、日活、2011 この映画は、「AVN/エイリアンvsニンジャ」という映画のスピンオフ・ショートムービー。だから元ネタを見ていなければいけないのだが、これしか見ていない。というわけで、よ…

日経新聞の真実

田村秀男『日経新聞の真実 なぜ御用メディアと言われるのか』光文社新書、2013 これは良書。著者は、元日経新聞編集委員で、現在産経新聞社特別記者・編集委員兼論説委員。新聞記者で、それなりのキャリアがある人が会社を移る例はめずらしいが、著者はその…

華麗なる一族(1974 TV版) 11話

「華麗なる一族」(1974 TV版)11話 前回、15話を見て、大同銀行合併話が出ていたので、あららと思っていたら、これは途中を飛ばしてしまったこちらのミス。本来は、この11話から見なければいけなかったのだ。われながらまぬけすぎる。 美馬中は、高須相子と…

ひろしま菓子博2013

「ひろしま菓子博2013」(第26回全国菓子大博覧会・広島」)、2013.5.12 広島市民球場の跡地に建てたプレハブと、体育館(グリーンアリーナ)を使って、24日間やっていた「ひろしま菓子博」。やたら混んでいるという話だったので、ぎりぎりまで行かなかった…