2015-01-01から1年間の記事一覧

乙女戦争 1

大西巷一『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』1、双葉社、2014 15世紀、ボヘミアのフス戦争のマンガ。こんなものまでマンガになるのか。しかも内容はエグエグだ。 冒頭から主人公(ローティーンの女の子)がレイプされる。女はみんなレイプされて、生き残…

信じていいのか銀行員

山崎元『信じていいのか銀行員』、講談社現代新書、2015 山崎元の資産運用についての考え方本だが、この本は銀行に焦点があたっている。こんなに金利が低いのだから、銀行は商売苦しいはずだと思っていたら、投資商品を売って儲けている。それはいいが、銀行…

新・牡丹と薔薇 22話

「新・牡丹と薔薇」22話 今日の放送が年内のラスト回。それにふさわしい狂乱の回。 富貴子(黛英里佳)は、峰靖(安藤一夫)から美輪子(逢沢りな)と会っていることをとがめられる。富貴子に、どうしても実の妹や母への思いを捨てられない、と訴えられ何も…

朝までドキュメント72時間

「朝までドキュメント72時間」、NHK総合、2015.12.28 ドキュメント72時間の2015年の放送から、視聴者投票で上位になった9本を放送する企画。これは去年もやってたけど、時間がなくて挫折。MCは、ナレーターをしている吹石一恵、番組ファンの山田五郎と鈴木お…

新・牡丹と薔薇 21話

「新・牡丹と薔薇」21話 また超展開の新・ボタバラ。ストーリーは・・・。 美輪子(逢沢りな)は富貴子(黛英里佳)を強引にローズガーデンに誘う。咲き誇る美しいバラに夢見心地になる富貴子だが、美輪子はここで富貴子と眞澄(伊藤かずえ)を会わせるつも…

ヒトラー 権力掌握への道 後編

「ヒトラー 権力掌握への道」後編、NHKBS1、2015.12.15 後編は、大恐慌からニュルンベルク党大会、1939年あたり、戦争の直前まで。 リーフェンシュタール「信念の勝利」がちょっと映る。。リーフェンシュタールの顔だけ彩色されていて、映画は白黒。これは他…

ヒトラー 権力掌握への道 前編

「ヒトラー 権力掌握への道」前編、NHKBS1、2015.12.14 フランス製作のヒトラーものドキュメント。2011年にできたものなので、白黒映像はすべて着色されている。 これは前編で、第1次世界大戦から大恐慌の手前まで。ヒトラーが大した勢力になっていない時期…

ドキュメント72時間 秋葉原 秘密の工房で

「ドキュメント72時間」、「秋葉原 秘密の工房で」、2015.12.18 秋葉原にある会員制の工房の回。工房って何かというと、実際にいろんな機械を作っているのだ。秋葉原の高層ビルのフロアが工房になっている。 作っているものは、映像を音に変換する眼鏡、人体…

アルゲリッチ/秋山和慶/広島交響楽団 ヒンデミット 世界の調和

ベートーヴェン エグモント序曲 ベートーヴェン ピアノ協奏曲第1番 ヒンデミット 交響曲「世界の調和」 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、秋山和慶指揮、広島交響楽団、NHK Eテレ、22015.12/27 これは真剣に気持ち悪いコンサート。反吐が出そうだった。 広響…

ドキュメント72時間 占いの館 運命の交差点

「ドキュメント72時間」、「占いの館 運命の交差点」、NHK総合、2015.12.11 新宿にある占い師がたくさんいるビルの回。けっこう客は並んでいて、1時間半くらいは余裕で待たないといけない。場所はヨドバシカメラの裏。当然女の客が多いが、カップルで来て相…

白雪姫

「白雪姫」、アメリカ、1937 NHKでウォルト・ディズニーのドキュメンタリーを流していて、おもしろいけど、4回は長い・・・。それに作品を見てからの方が、見がいがあるとおもったので、とりあえず白雪姫を見た。まあ、2回か3回くらいは見てるけど。 あらた…

新・牡丹と薔薇 20話

「新・牡丹と薔薇」20話 またよくわからないことになっている、このドラマ。今日のストーリーは…。 友人に無理やり連れられて来たネイルサロンで、美輪子(逢沢りな)は、ついにぼたん(黛英里佳)に似た女性と再会。号泣しながら、どれだけ会いたいと思って…

新・牡丹と薔薇 19話

「新・牡丹と薔薇」19話 かなり笑える回。ストーリーは…。 ローズカフェでピアノを弾いていた美輪子(逢沢りな)は、突然号泣し始めた女性に驚く。サングラスを外した途端、その顔を見て衝撃を受ける美輪子。女性の顔立ちがぼたん(黛英里佳)にそっくりだっ…

新・牡丹と薔薇 18話

「新・牡丹と薔薇」17話 新・ぼたん=富貴子が親を速攻で突き止める話。 富貴子(黛英里佳)は自分を取り上げた稲垣(西村和彦)医師から、稲垣こそ名付け親で、当時高校生だった母親には生まれたばかりの娘を育てられるわけもなく、養子に出したことを知ら…

野宿もん

かとうちあき『野宿もん』、徳間書店、2012 著者は、人生をより低迷させる旅コミ誌『野宿野郎』編集長。この本は、2010-11年の雑誌連載を書籍化したもの。 まず気になるのは、女性が野宿旅行をしていてだいじょうぶなの?ということ。寝袋など、一式持って移…

いまこそ知りたい自衛隊のしくみ

加藤健二郎『いまこそ知りたい自衛隊のしくみ』、日本実業出版社、2004 もう11年前に出た自衛隊本。当然新しい話は出ていない。それでも、砲撃観測、地雷処理、築城、海洋業務群の仕事など、ためになるところはいくつかあった。一般向けにざらっとしたことを…

新・牡丹と薔薇 17話

「新・牡丹と薔薇」17話 昨日はつなぎ回だったが、この回は、見どころ多い。 美輪子(逢沢りな)は眞澄(伊藤かずえ)とともに、ぼたん(黛英里佳)の墓を訪ねる。するとそこには世奈子(田中美奈子)の姿があった。世奈子は美輪子たちを見つけるや、敵意を…

遺族と戦後

田中伸尚、田中宏、波田永実『遺族と戦後』、岩波新書、1995 これは便利な本。著者の顔ぶれをみてわかるとおり、まるっきり左巻きの人ばかり。従って、記述の間にちょいちょい入る著者の「左翼合いの手」は適当に聞き流せばよい。 しかしこのページ数(240ペ…

新・牡丹と薔薇 16話

「新・牡丹と薔薇」16話 先週の、多摩留殺人放火事件でかなりお腹いっぱいになっていたが、あいかわらずたのしみなドラマ。今日のストーリーは・・・。 ぼたん(黛英里佳)の死から2年。無残な事件で姉を亡くした美輪子(逢沢りな)は、当初、精神を病むほ…

さすらいの太陽 10話

「さすらいの太陽」10話、「あすへの旅立ち」 ファニーの形見のスカーフを抱きしめて嘆くのぞみ。しかし、江川家には、あいかわらず美紀がレッスンにやってきて、イヤミを飛ばしてくる。美紀は江川に、人気スターのたくさんいる内田プロに入れろと無理難題。…

オールド・テロリスト

村上龍『オールド・テロリスト』、文藝春秋、2015 ひさしぶりに村上龍の本を読んだ。これは大傑作。 失職したライターのセキグチ(登場人物の名前は基本的にカタカナ)は、誰かわからない電話の通報で、NHKでテロが起こると聞いて出かけていく。実際にNHKは…

新・牡丹と薔薇 15話

「新・牡丹と薔薇」15話 いよいよタマルのM計画の日。ニューヨークの「富貴子」から、多摩留の家族に弟がガールフレンドを殺すと言っているというお電話が…。 美輪子(逢沢りな)を殺して自分も死ぬ。そんな思いで多摩留(戸塚純貴)は、美輪子の部屋に侵入…

ガールズ&パンツァー劇場版

「ガールズ&パンツァー劇場版」、水島努監督、2015 この映画、実は2回見た。公開後もう1ヶ月もたっていて、24時からの深夜上映。それでも3分の1くらいは客席が埋まっている。驚異的。しかし、これは驚くべきことではなくて、それだけ映画の出来がいいのだ。 …

新・牡丹と薔薇 14話

「新・牡丹と薔薇」14話 また超展開が。先週の前半でもたついていた話を完全にひっくり返した。ストーリーはこれ。 ストーカーと化した多摩留(戸塚純貴)が、ネット上に美輪子(逢沢りな)のあられもない姿を写した画像をアップしてしまう。崑一(岡田浩暉…

「戦後保守」は終わったのか

日本再建イニシアティブ『「戦後保守」は終わったのか 自民党政治の危機』、角川新書、2015 船橋洋一のシンクタンク「日本再建イニシアティブ」の本。「今の自民党は右にブレすぎなので、中道保守を復活させろ」という内容。そういうことを言う人は多いのだ…

南北朝キングスメン

河部真道「南北朝キングスメン」『週刊Dモーニング』新人増刊、2015冬号、2015 ツイッターで拾った中世ものマンガ。紙やKindleでは出ておらず、小学館のサイトに行かないと読めない。無料の人は最新号だけが読めて、有料会員になるとバックナンバーが読める…

新・牡丹と薔薇 13話

「新・牡丹と薔薇」13話 美輪子は爆弾発言。そんなに怒っていたのか。あらー。今日のおはなしは・・・。 美輪子(逢沢りな)は、やっとのことで多摩留(戸塚純貴)に会うが、多摩留に無理やり抱かれ、一気に心が冷める。「もう多摩留には会わない」。そう美…

新・牡丹と薔薇 12話

「新・牡丹と薔薇」12話 昨日の回は、メス猫メス猫うるさかったが、今日もまた言ってる・・・。 美輪子(逢沢りな)は、ぼたん(黛英里佳)の前で多摩留(戸塚純貴)に電話し、仲の良いところを見せつける。反抗的な妹にさすがのぼたんも怒りを募らせ、綱輝…

新・牡丹と薔薇 11話

「新・牡丹と薔薇」11話 先週は前半ダレていたが、またスピードが戻ってきた。今日のおはなしはこれ。 眞澄(伊藤かずえ)は世奈子(田中美奈子)から、美輪子(逢沢りな)が恋人をつくり、遊びほうけていると知らされる。さらに高校生の分際で、彼とすでに…

偶然完全 勝新太郎伝

田崎健太『偶然完全 勝新太郎伝』、講談社文庫、2015 著者はノンフィクションライターだが、かつて週刊ポストの記者として、勝新の人生相談企画に噛んでいた人。つまり勝新を直に知っている人。勝新の評伝は、春日太一『天才 勝新太郎』2010があり、本人の自…