2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ブロークバック・マウンテン

アニー・プルー(米塚真治訳)『ブロークバック・マウンテン』、集英社文庫、2006 たまたまこの本を図書館で見つけて借りることができた。映画は公開時に見たので、もう三年前になる。しかしこの原作は真の傑作。この原作にしてあの映画があったのだ。著者の…

開運修業

辛酸なめ子『開運修業』、講談社、2009 今年出た、なめ子様の本。やっと図書館の予約の順番が回ってきて手元に。なめ子様、最近いつも図書館で借りるばかりで申し訳ありません。 内容はなめ子様が開運を求めて、運がよくなりそうなパワースポットだの、占い…

リカちゃんBook

講談社編『リカちゃんBook』、講談社、2009 早い話、リカちゃん人形と関連グッズの写真集。1967年発売の初代リカちゃんから、72年、82年、87年にバージョンアップされ、現在のリカちゃんは4代目。しかしなぜかリカちゃんのママは5代目だとのこと。ボーイフレ…

超人バロム・1 28話

「超人バロム・1」28話 「魔人クビゲルゲが窓からのぞく!!」 バロム・1も、東映チャンネルでは最終回まで終わっているのだが、なかなか録画分を見る時間がない。これもやっと見られたのだ。前回は忘れていたが、表記は「バロム・1」となっていて、あい…

国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア

「国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア」、広島県立美術館 先週の日曜日までやっていたこの展覧会、もっと早い時期に行くつもりでチケットを買っていたのだが、結局行けたのは終盤になってから。よい展覧会だったので、早い時期に行っていれば2度3度行…

モーツァルト ピアノ協奏曲第21番 ブラームス 交響曲第4番

モーツァルト 「ピアノ協奏曲第21番」 ジョナサン・ビス(ピアノ) ジェームズ・ジャッド指揮 ブラームス 「交響曲第4番」(第1、第4楽章) ジェームズ・ジャッド指揮 NHK交響楽団、「N響アワー」2009.10.25 モーツァルトの協奏曲を弾いたジョナサン・ビス。…

氷紋 6話

「氷紋」 第6章 続けてみる価値があるのかどうか微妙なドラマなのだが、風車の主題歌は聴きたかったので、6話も見ることにした。 山村聡が岩下志麻の父親役で出てきて、話の構図がだいたいつかめてきた。山村聡は医学部の教授でボス。津川雅彦が岩下志麻に言…

これがワタシたちの小説ベストセレクション70

阿部みち子、石井さとみ他『これがワタシたちの小説ベストセレクション70』、マッグガーデン、2006 小説のブックガイド。といっても普通のガイドではなく、「BL小説として読むことができる小説」のガイドである。図書館で借りたときにそのことに気づかず、最…

戦国ロック はぐれ牙 4話

「戦国ロック はぐれ牙」4話 「はぐれ牙の影を砕け」 火薬の製法を知っている一心斎の身柄を生死にかかわらず抑えろという領主の依頼を受ける冴。しかしライバルの領主も一心斎を捕らえようとしていて、別の牙集団を雇っている。この首領が、泉晶子。製作時…

超人バロム1 27話

「超人バロム1」27話 「魔人キバゲルゲが赤いバラに狂う」 東映チャンネルを今月から見るようになったので、この番組もやっと見られた。放送開始時から契約しておけばよかったといえばそうなのだが、さすがにこれを見るためだけに毎月1500円以上払うわけに…

新幹線の車窓から

栗原景『新幹線の車窓から 東海道新幹線編』、メディアファクトリー、2009 最近放送されていた「タモリ倶楽部」で、新幹線の車窓から見える変なもの、の特集があり、その元ネタがこれらしいということで、やっと手に入れた本。著者は、この前読んだ「秘境駅…

30日間世界一周 1

水谷さるころ『30日間世界一周』1、イースト・プレス、2009 スカパーの「旅チャンネル」ではすでに2周目に入っている(それももう終わるけど)「30日間世界一周」の第1シリーズを本にしたもの。テレビの番組はけっこうおもしろかったけど(DVDに落としただ…

メンデルスゾーン 夏の夜の夢

メンデルスゾーン 「夏の夜の夢」(抜粋) 語り:中井貴恵 半田美和子(ソプラノ) 加納悦子(メゾソプラノ) 合唱:東京音楽大学 準メルクル指揮、NHK交響楽団、「N響アワー」、2009.10.18 メンデルスゾーン生誕200周年記念の2回目。で、「夏の夜の夢」。最…

がんばれ!!ロボコン 1話

「がんばれ!!ロボコン」 1話 「おいらロボット ロボコンだい」 これもじつは本放送時には見ていない。あとで、何話か見たことはあるのだが・・・。何しろ長く続いた作品なので、数話分だけ。特に初期の大山家の話をあまり見ていない。この第1話もはじめて。主題…

この世でいちばん大事な「カネ」の話

西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』、理論社、2008 図書館に予約を入れておいたのだが、予約数が100以上あって本が来るまで相当時間がかかった。しかし読んでみて納得。題名通りの内容だが、著者がこれまでの人生でカネとどう向き合って来た…

太陽にほえろ 1話

「太陽にほえろ」1話 「マカロニ刑事登場」 「太陽にほえろ」の1話、ファミリー劇場でHDリマスター版が放送されていたので初めて見た。といっても、うちはスカパーHDを見られる環境ではないので、画質の変化はわからない。 1話なので最初に登場人物の紹介が…

戦国ロック はぐれ牙 3話

「戦国ロック はぐれ牙」3話 「恨みの館に火を掛けろ」 今回出てくるのは、ひたすら親の敵を追い続ける兄弟。この兄役が川口恒。敵には胸と背中に大きな傷跡があるのだが、これが簡単にわからない。領主の相模帯刀(加藤武、こいつは極悪)は、兄弟の敵討ち…

労働再規制

五十嵐仁『労働再規制 反転の構図を読み解く』、ちくま新書、2008 労働分野における規制緩和の動きが反転した経緯を追った本。財界、自民党、厚労省、経済財政諮問会議、規制改革会議などの動きをざっとまとめているので、議論が変化したきっかけや、さまざ…

秘境駅

牛山隆信、栗原景『秘境駅』、メディアファクトリー、2008 秘境駅の写真集。こんな本が出ていたとは気がつかなかった。全27駅。全国のいろいろな地域をカバーするようにはなっているが、主に、宗谷本線、飯田線、大井川鐵道、肥薩線からピックアップされてい…

ホグウッド メンデルスゾーン

メンデルスゾーン 「ヴァイオリン協奏曲」 ヴァイオリン:ダニエル・ホープ 「交響曲第3番 スコットランド」 クリストファー・ホグウッド指揮、NHK交響楽団、「N響アワー」2009.10.11 今週と来週はメンデルスゾーン生誕200年記念で、メンデルスゾーン特集。 …

柳生一族の陰謀

「柳生一族の陰謀」、萬屋錦之介、千葉真一ほか出演、深作欣二監督、東映、1978 これはけっこうひさしぶりに見た。しかし何回見てもおもしろい。ヨロキンのやたら大仰な芝居、千葉真一の暴走、成田三樹夫の怪演、どれをとっても外しているところが見あたらな…

相羽奈美の犬 1

松田洋子『相羽奈美の犬』1、ぶんか社、2009 松田洋子の新刊。8月に出たので、直後に買っていればプレゼントに応募できたのに・・・。がっかり。 しかしこれは松田洋子の作品の中でも傑作である。名門高校の美少女、相羽奈美を追い回すヒッキーのストーカーが…

ブラタモリ 上野編

「ブラタモリ」第2回 「上野」、NHK総合、2009.10.8 放送開始を知らなかったので、第1回の「早稲田」は見逃した。タモリがNHKの久保田祐佳とゲスト一人(今回は寛永寺のお坊さん)を連れて、古地図を片手に町をぶらぶら歩くというもの。 でたとこ勝負のタモ…

戦国ロック はぐれ牙 2話

「戦国ロック はぐれ牙」2話 「分銅金に死を賭けろ」 今回は、金を運んでいた馬借頭が野武士に襲われて殺され、今度はその野武士が酒場の主に襲われ、さらに領主が酒場の主の上前をはねて金を奪おうとする、という悪党だらけの話。前回もそうだが、この話、…

氷紋 5話

「氷紋」5話 、岩下志麻、津川雅彦、北大路欣也、佐藤友美ほか出演、よみうりテレビ、テレパック、1974 昔々数話だけ見た渡辺淳一原作のテレビドラマ。当然原作は読んでいない。脚本は高橋玄洋。 テレビドラマとしては非常にエロ度が高いということで当時評…

中国が予測する”北朝鮮崩壊の日”

綾野(富坂聰編訳)『中国が予測する”北朝鮮崩壊の日”』、文春新書、2008 著者は中国軍の現役の軍人で、中国国防大学所属だという。当然ペンネームである。 読んでみると、北朝鮮が遠からず崩壊する可能性が高いと考えている一方、北朝鮮が中国の頭越しにア…

ホグウッド プロコフィエフ ハイドン

プロコフィエフ 「古典交響曲」 ハイドン 「交響曲第104番 ロンドン」 クリストファー・ホグウッド指揮、NHK交響楽団、N響アワー、2009.10.4 ホグウッドがN響を振るのはこれがはじめてだそうな。Cプロからの抜粋で、この2曲のほかに、ストラヴィンスキーの「…

半田健人のオールナイトニッポン

「半田健人のオールナイトニッポン」最終回、2009.10.4 とうとう半田健人のオールナイトニッポンが終わってしまった・・・。あまりまめなリスナーではなかったので偉そうなことはいえないが、非常に残念。特に阿久悠の追悼スペシャルの回を聞き逃しているのであ…

面白南極料理人

西村淳『面白南極料理人』、春風社、2001 南極観測隊の越冬隊、しかも昭和基地ではなく、1000キロ南極点よりのドーム基地で越冬する隊に参加した著者の、料理と極地生活についてのエッセイ。著者は海上保安庁の職員だが、料理の係の人。 極地で1年以上、男ば…

全国鉄道事情大研究 中国篇2

川島令三『全国鉄道事情大研究 中国篇2』、草思社、2009 今年、草思社からこの本が出たということがまず驚き。まあ会社がつぶれてしまったわけではないことがわかって、ほっとした。このシリーズが何巻まで続くのかは知らないが、なんとしても完結させてほ…