2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

スリランカ 輝く島の美に出会う

「スリランカ 輝く島の美に出会う」、東京国立博物館 この展覧会は今日まで。それもあってか、けっこうな人出だった。内容は古代から、中世、近代までのスリランカ美術を一望するというもの。古代の作品は、それでもほとんどが5世紀から10世紀くらいの時…

ゲルギエフ指揮 ロンドン交響楽団

ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」、プロコフィエフ、バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より抜粋/アレクセイ・ヴォロディン(ピアノ)、ワレリー・ゲルギエフ指揮、ロンドン交響楽団、京都コンサートホール、2008.11.28 ゲルギエフとロンドン響の演奏会…

ドラゴンへの道

「ドラゴンへの道」、ブルース・リー、チャック・ノリスほか出演、ブルース・リー監督、香港、1972 これは子どもの頃から何回見たかわからないくらい見たが、たまたまNHKBSでやっていたので・・・。ブルース・リー、動き速い、速すぎだよ。キックは鞭がしなるよ…

天璋院篤姫

『天璋院篤姫』上・下、宮尾登美子、講談社、1984 大河ドラマも見ているのだが、いろいろと不満も多く、なにより宮尾登美子節じゃないよーと思ってこちらのほうを読んでみた。まあ思っていたとおり、基本的なエピソードは共通でも味付けはまるっきり違うので…

早稲田と慶応

『早稲田と慶応 名門私大の栄光と影』橘木俊詔、講談社現代新書、2008 格差問題で精力的に実証研究や論考を発表している著者による、早稲田と慶応についての考察。著者の関心は主に、「戦前に帝大に明らかに差をつけられていた早稲田と慶応が、どのようにし…

日本に足りない軍事力

『日本に足りない軍事力』江畑謙介、青春新書、2008 ミサイル防衛、長距離攻撃、対地精密攻撃、戦力投射、宇宙戦・サイバー戦の五分野について、いまの自衛隊が何を持っていて、何ができないかを解説した本。ミサイル防衛の項では、弾道ミサイル防衛だけでな…

赤い文化住宅の初子

「赤い文化住宅の初子」、東亜優、塩谷瞬ほか出演、タナダユキ監督、松田洋子・太田出版、「赤い文化住宅の初子」フィルムパートナーズ、2007 この映画を見てからあらためて原作を読み直してみたが、かなり原作に忠実に映画化されている。初子役の東亜優は、…

ある北朝鮮兵士の告白

『ある北朝鮮兵士の告白』韓景旭、新潮新書、2006 脱北者の回想を、著者がまとめた本。ほとんどは軍隊生活についての記述で、それに脱北事情についての記述が少し付け足されている。内容的にはそれほど目新しいものはなし。ただ、主人公の半生が波乱万丈で、…

茄子 アンダルシアの夏

「茄子 アンダルシアの夏」、大泉洋、小池栄子ほか出演(声)、高坂希太郎監督、「茄子 アンダルシアの夏」製作委員会、2003 自転車ロードレースネタのアニメ。50分いかない短い映画だが、内容にはちょうど合った時間で、だらだらしていないところがよい。チ…

三国志男

『三国志男』さくら剛、サンクチュアリパブリッシング、2008 三国志演義関連の史跡の旅行記。著者はこの前、NHKの「BS熱中夜話」で三国志を取り上げた回に出ていた人で、番組の中でも、訪問した場所の写真をいろいろ解説していた。内容は、半分イタイがおも…

あ、春

「あ、春」、佐藤浩市、山崎努ほか出演、相米慎二監督、トラム、松竹、衛星劇場、1998 死んだと聞かされていた父親がいきなり家に現れた、という設定のドラマ。息子が佐藤浩市で父親が山崎努。斉藤由貴、富司純子、藤村志保等々、役者は粒よりで、端役にいた…

ノンちゃん雲に乗る

「ノンちゃん雲に乗る」、鰐淵晴子、原節子、藤田進ほか出演、倉田文人監督、新東宝、1955 本を読んだのは子どもの頃で、ストーリーもほとんど忘れてしまっていた。映画は初見。鰐淵晴子は子役とはとても思えない美しさ(この美しさは「可愛い」というレベル…

鉄砲伝来記

「鉄砲伝来記」、リック・ジェイソン、若尾文子、東野栄治郎ほか出演、森一生監督、大映、1968 鉄砲伝来のお話。種子島にポルトガル船が漂着して、船長のリック・ジェイソンが持ってきた鉄砲に殿様(内藤武敏)が目をつけ、刀鍛冶の東野栄治郎になんとしても…

インド旅行記4 写真編

『インド旅行記4 写真編』中谷美紀、幻冬舎文庫、2008 中谷美紀のインド旅行記の4冊目。といっても新しいところに行ったわけではなくて、これまでの3巻分の内容を写真集にしたもの。それぞれの写真に説明文がついているほかは、3巻分の日記の内容が抜粋され…

えびボクサー

「えびボクサー」、ケビン・マクナリー、ペリー・フィッツパトリックほか出演、マーク・ロック監督、イギリス、2002 おバカコメディと思って見たら、まあ半分はそうなのだが、基本は人情もの。えびの造型はなんともいえずしょぼく、まあそこがいいともいえる…

なぜ、子どもたちは遊園地に行かなくなったのか?

『なぜ、子どもたちは遊園地に行かなくなったのか?』白土健、青井なつき(編著)、創成社新書、2008 タイトルからは、遊園地の盛衰についての分析的な本のような印象を受ける(実際にそういう章もある)が、ほとんどは、もうなくなってしまった遊園地(基本…

株とギャンブルはどう違うのか

『株とギャンブルはどう違うのか─資産価値の経済学』三土修平、ちくま新書、2008 著者は、以前靖国問題についての本を読んで知っていたのだが、本職は経済学者なのでこういう本も書いていたのでした。基本的なテーマは、「株の価格はどのようにして決まるの…

お引越し

「お引越し」、田畑智子、中井貴一、桜田淳子他出演、相米慎二監督、読売テレビ、1993 離婚寸前の両親と子どもの話。中井貴一と桜田淳子は離婚の前段階として別居することになるが、娘の田畑智子はそれを受け入れられない。いろんなエピソードを乗り越えて、…

赤い風車

「赤い風車」、ホセ・ファーラー、コレット・マルシャンほか出演、ジョン・ヒューストン監督、イギリス、1952 ロートレックの伝記映画。侯爵家に生まれながら、不具のためにコンプレックスがひどく、ひたすら絵、そうでないときは酒におぼれるロートレックの…

伝七捕物帳 大江戸裏町出世双六

「伝七捕物帳」160話 「大江戸裏町出世双六」 客演は、村田みゆき/左とん平/高橋昌也。畳屋の政五郎(左とん平)と、おはん(佐々木愛)の夫婦は金がないのに、政五郎がけんかっ早く金を稼げないので難渋し、とうとうおはんは家を出てしまう。どうしても金…

伝七捕物帳 長屋に咲いた夫婦花

「伝七捕物帳」159話 「長屋に咲いた夫婦花」 客演は、松山省二/紅 景子/吉田義夫。伝七の長屋の隣部屋に、源太(松山省二)、お安(紅景子)の夫婦が越してくる。源太は素寒貧のはずなのに、道具箱に知らないうちに財布が入っていたので、仲間と景気よく…

廃市

「廃市」、小林聡美、山下規介ほか出演、大林宣彦監督、ピー・エス・シー、ATG、新日本制作、1984 小林聡美は二本目の映画になるが、さすがに「転校生」からはだいぶ成長した感じ。子どもから女になる境目の感じがなつかしい。映画は、死んでいる町「廃市」…

ゴジラ

「ゴジラ」、宝田明、志村喬、河内桃子、平田昭彦ほか出演、本多猪四郎監督、東宝、1954 今度の日本映画専門チャンネルでの放送を2作目から見てしまったので、一応1作目もあらためて見なければということで。ああ、戦後だなーというか、ゴジラの登場そのもの…

伝七捕物帳 寄り合う肩に情けの十手

「伝七捕物帳」158話 「寄り合う肩に情けの十手」 客演は、北上彌太郎/高田敏江/山岡徹也。お稲(高田敏江)はスリから正業に戻っていたが、またスリに戻ろうとしたところを伝七に抑えられる。娘の病気に効く薬が買えないというお稲に伝七は、一分をにぎら…

メカゴジラの逆襲

「メカゴジラの逆襲」、平田昭彦、藍とも子ほか出演、本多猪四郎監督、東宝、1975 シリーズ15作目。昭和ゴジラの最終作。またまたブラックホール第三惑星人がリベンジにやってくる。今度は平田昭彦がマッドサイエンティストになって、新怪獣チタノザウルスを…

伝七捕物帳 恋の掛け橋 情の涙

「伝七捕物帳」157話 「恋の掛け橋 情の涙」 客演は、伊吹吾郎/藤村有弘/末次美沙緒。太吉(伊吹吾郎)は、ちょろ松や小春姐さんの昔なじみ。大坂に行っていたが、おしん(末次美沙緒)と夫婦になるために戻ってきた。おしんは、上州屋に奉公に出ていて主…

ゴジラ対メカゴジラ

「ゴジラ対メカゴジラ」、大門正明、田島令子ほか出演、福田純監督、東宝、1974 シリーズ14作目。初見。今度の舞台は沖縄。沖縄海洋博予定地で洞窟壁画が発見される。そういや、海洋博跡地って、今どうなってるんだろう。むかしむかし半ば廃墟と化した海上構…

伝七捕物帳 江戸母恋い唄

「伝七捕物帳」156話 「江戸母恋い唄」 客演は、佐藤宏之/月丘夢路/草薙幸二郎。千太(佐藤宏之)は、みなしごだがいかさまばくちで、赤っ鼻に捕まり、伝七が身柄を預かることになる。大川屋(草薙幸二郎)のおかみ、おしの(月丘夢路)、は飛脚からの手紙…

ゴジラ対メガロ

「ゴジラ対メガロ」、佐々木勝彦、川瀬裕之ほか出演、福田純監督、東宝、1973 シリーズ13作目。今度はキャストの中に一人も知っている人がいない。声の出演で納谷悟郎がいるだけ。予算もギリギリになっているんだねぇ。海底人が核実験に怒って攻めてくるとい…

地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン

「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」、石川博、高島稔、梅田智子ほか出演、福田純監督、東宝、1972 シリーズ12作目。これは再放送で何度か見た。しかしキャストは菱見百合子と村井国夫以外、一人も知らない。お金のかかるキャスティングはダメになったという…