2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

防衛フェリー

「防衛フェリー ~民間船と戦争~」 民放局がたまにやる困ったドキュメンタリー。制作は名古屋テレビ。 内容は、防衛省が借り上げている民間フェリー(ナッチャンWORLD)と戦時中の徴用、湾岸戦争時に政府が米軍の物資輸送のために契約した民間船の問題を結…

西太后

加藤徹『西太后』中公新書2,012 これはかなり面白かった。西太后を通じて清朝後期の中国史を描いた本。そもそも清朝の歴史について、よく知らなかったので、清朝の宮廷制度や、皇帝の結婚、清朝内部の満人と漢人の関係の部分から色々と勉強になった。 西太后…

ドキュメント72時間 COOL!下町 浅草・バッティングセンター

「ドキュメント72時間」 「COOL!下町 浅草・バッティングセンター」 浅草にあるバッティングセンター。年中無休。場所がいいので客は入っている。5打席あり、けっこう普通。投手の映像が画面に出るようになっている。 客は、外国人、カップル、おねえさん、…

花子とアン 第25週

「花子とアン」第25週、「どんな朝でも美しい」 戦争が終わった週。月曜日の回で戦争終わり。しかし、火曜日の回で蓮子様の息子が戦死していたことが伝えられ、蓮子様の髪はいきなり真っ白になってしまう。花子は見舞いのために蓮子様の家を訪ねていくが、「…

ドキュメント72時間 伝説のゲーセン 大人たちの闘い

「ドキュメント72時間」 「伝説のゲーセン 大人たちの闘い」NHK総合、2018.2.2 高田馬場のゲーセン「ミカド」の回。これが有名店だという。 対戦ゲームの店なので、だいたいの人は対戦しに来ているのだが、ゲームだけの付き合いで10年たったという女性同士と…

花子とアン 第24週

「花子とアン」第24週、「生きている証」 ガチ戦争の週。戦争で花子はAKの仕事を辞めるが、英治の出版業も苦しくなり、軍の印刷の仕事を引き受けたらどうかと言われるが断る。ではどうやって食べているのかと思うが、それは謎。 村岡家には「非国民!」と石…

花子とアン 第23週

「花子とアン」第23週、「アンとの出会い」 戦争が始まる週。ブラックバーン校長は本国に帰り、醍醐も従軍記者になると言ってシンガポールへ。蓮子様は、ガチに戦争反対なので、「そこまでしなくても」という花子とはケンカ別れになってしまう。蓮子様の夫も…

花子とアン 第22週

「花子とアン」第22週、「新しい家族」 この週、妹のももは結局花子と英治の家に残ることになり、そこに変な絵かきが現れて、なんだかんだでももに結婚を申し込むことに。絵かきなんか仕事になりそうもないのだが、英治の会社で働いて、ももと結婚することに…

本屋さんで待ち合わせ

三浦しをん『本屋さんで待ち合わせ』大和書房、2012 三浦しをんの書評集。読売新聞の書評委員だったし、ほかの新聞やら何やらにもいろいろと書評を書いているので、それを集めたもの。 まあ、当然だが幅広く読んでいる。文芸中心だが、社会のいろいろなとこ…

教養としてのテクノロジー

伊藤穰一、アンドレー・ウール『教養としてのテクノロジー AI、仮想通貨、ブロックチェーン』NHK出版新書、2018 MITメディアラボの伊藤穰一とアンドレー・ウールのエッセイ。サブタイトルが、AI、仮想通貨、ブロックチェーンとなっていて、確かにそれに関連…

ヤマトナデシコ日和

清原なつの『ヤマトナデシコ日和』小学館、2014 清原なつののコミックエッセイ。ネタは、「おけいこごと」。連載のために新しく始めたものもあるが、華道、茶道、歌舞伎見物、鵜飼見物、作陶、盆踊り、書道と幅広くやっている。茶道と歌舞伎見物は相当長く続…

風俗で働いたら人生変わったwww

水嶋かおりん『風俗で働いたら人生変わったwww』コア新書、2016 これは拾いもの。非常に面白かった。本のタイトルがバカっぽいのに対して内容は真逆。分析的で、実践的な本。 著者は、奥付によると1983年生まれ、風俗嬢兼風俗嬢講師とある。これだけではどこ…

保守の遺言

西部邁『保守の遺言 JAP.COM衰滅の状況』平凡社新書、2018 先日自殺した西部邁の遺著。この本の原稿書いた時点で、後は4回分のテレビ収録が残されているだけで、その後自殺すると書かれているので、本物の遺書と言うことになる。 個人的に、自殺を自死とか自…

平安朝の生活と文学

池田亀鑑『平安朝の生活と文学』ちくま学芸文庫、2012 平安時代の生活や習慣を説明する本。底本は1952年刊行とあるので、それなりに古い本。 出てくる事項が非常に多く、それぞれの項目で文学作品の引用が頻繁にあるので、サクサク読める本ではない。という…

自治労の正体

森口朗『自治労の正体』扶桑社新書、2017 これは前半だけ読んで放棄。あまりにもくだらない。著者は、元教員、『日教組』(新潮新書)の著者。ちゃんと著者名を検索してから買うべきだったと後悔。 著者は右翼で反日教組の人なので、それは別に構わないが、…

ねほりんぱほりん その後を知りたいリクエストSP!

「ねほりんぱほりん」、「その後を知りたいリクエストSP!」2018.3.14 出演者のその後特集。登場するのは、「ナンパ男」、「元薬物依存の女」、「整形する女」、「養子の少年」。 一番興味があったのは「ナンパ男」だが、これは結婚していた。「友だちの紹介…

花子とアン 第21週

「花子とアン」第21週、「ラジオのおばさん誕生」 この週も、非常によくできている。花子が、JOAKでラジオ番組を持つことになる週。 JOAKにスカウトされる花子だが、AKの中で花子の味方をしてくれるのは一人だけ。アナウンサーはロコツに花子を嫌っているし…

ドキュメント72時間 津軽海峡 年越しフェリー

「ドキュメント72時間」、「津軽海峡 年越しフェリー」、NHK総合、2018.1.26 青森函館間は120キロ。トラックはともかくとして、旅客の需要はあるのかとおもったが、移動手段ではなくて旅行と割り切ればけっこう乗る人はいる。しかも、この回は船内で年越しを…

NHK交響楽団/上原彩子 ラフマニノフ、ピアノ協奏曲第3番、ドヴォルザーク、交響曲第8番

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30 ドボルザーク/交響曲 第8番 ト長調 作品88 ピアノ:上原彩子 ステファン・ブルニエ指揮、NHK交響楽団、山口市民ホール、2018.3.11 昨日と同じ演目のコンサート、時間に遅れてラフマニノフの第1楽章を…

NHK交響楽団/上原彩子 ラフマニノフ、ピアノ協奏曲第3番、ドヴォルザーク、交響曲第8番

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30 ドボルザーク/交響曲 第8番 ト長調 作品88 ピアノ:上原彩子 ステファン・ブルニエ指揮、NHK交響楽団、呉市文化ホール、2018.3.10 N響の呉公演、なんでこれが広島市でなくて、呉市なのかよくわからな…

ドキュメント72時間 眠らないパン屋 聖夜の贈り物

「ドキュメント72時間」、「眠らないパン屋 聖夜の贈り物」、NHK総合、2018..19 江東区東陽のデニッシュ食パンの24時間販売店「モンシェール・ミホ」の回。単品の販売で、24時間営業とはすごい。それにデニッシュなので、ほぼケーキ。 ここは完全に住宅街で…

花岡ちゃんの夏休み

清原なつの『花岡ちゃんの夏休み』早川書房、2016 これは、清原なつののりぼんコミックスがハヤカワコミック文庫に入り、それが電子化された本。電子化されたおかげでこれがいつまでも読めるとはありがたい。 古い絵柄で、描線もそんなにきれいではないが、…

徹底討論 どうする!?どうなる!?「北朝鮮」問題

森本敏、田原総一朗『徹底討論 どうする!?どうなる!?「北朝鮮」問題』海竜社、2018 1月に出た、森本敏と田原総一朗の対談本。情報豊富でおもしろい。 北朝鮮との戦争があるかどうかについては、森本の見方はかなり慎重。とはいえ、ないとは言っていない…

和歌のルール

渡部泰明編『和歌のルール』笠間書院、2014 これは非常におもしろかった。和歌の技法や作られ方の解説書。高校教科書に載っているような作品を中心に、10のルールを取り上げて説明している。 枕詞、序詞、見立て、掛詞、縁語、本歌取り、物名、折句・沓冠、…

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

新井紀子『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』東洋経済新報社、2018 著者は、「東ロボくん」プロジェクトで有名な国立情報学研究所の先生。この本は、もう5万部売れていると先々週くらいの新聞で見た。発売後1週間やそこらでそんなに売れたのだから、今で…

ブリューゲル展

「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」東京都美術館、2018.3.4 東京都美術館のブリューゲル展。ブリューゲルが、画家一族だと言うのは知っていたが、ひ孫位まで画家だらけ。 4代150年くらい続いていた。 たくさんいるが、本当に面白いのは初代のピーテル…

沼尻竜典 ワルキューレ

ワーグナー「ワルキューレ」 ジークムント:アンドリュー・リチャーズ フンディング:斉木健詞 ヴォータン:ユルゲン・リン ジークリンデ:森谷真理 ブリュンヒルデ:ステファニー・ミュター フリッカ:小山由美 沼尻竜典指揮、京都市交響楽団、びわ湖ホール…

サカリ・オラモ指揮、BBC交響楽団

ブリテン:歌劇『ピーター・グライムズ』より「4つの海の間奏曲」Op.33a、 「パッサカリア」Op.33b チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 シベリウス:交響曲第5番 変ホ長調 Op.82 アリーナ・ポゴストキーナ(ヴァイオリン) サカリ・オラモ指…

新聞社崩壊

畑尾一知『新聞社崩壊』新潮新書、2018 著者は元朝日新聞社員。販売畑が長かった人。この本は、河内孝『新聞社 破綻したビジネスモデル』新潮新書、2007の続編のような本。河内孝は、毎日新聞記者で、このままでは新聞社の事業は継続できないことに警鐘を鳴…

劇画ヒットラー

水木しげる『劇画ヒットラー』ちくま文庫、1990 水木しげるの昔から言われている名作。このページ数で、よくこれくらい詰め込んだということもあるが、やはり水木しげるの画力。ヒトラーや周辺の人々は、抜けた絵で描き、そうではないものは精密に描き込んで…