2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

バイオニック・ウーマン 8話

「バイオニック・ウーマン」8話 「吐露」 前回のエピソードで同僚を失っていらついているジェイミー。組織のボスは気分転換に旅行してこいとすすめる。施しはイヤといったんは断るが、モノを渡すだけの簡単な任務を兼ねて行ってこいということで、モンタナに…

山桜

「山桜」、田中麗奈、東山紀之ほか出演、篠原哲雄監督、「山桜」製作委員会、2008 原作は藤沢周平。にしては、女が主人公なのはめずらしい。田中麗奈は再婚先でいじめられているのだが、かつて縁談を断った東山紀之と出会い、ほのかな思いが・・・という話。藤…

ヘリコプターの最新知識

坪田敦史『ヘリコプターの最新知識』、サイエンス・アイ新書、2009 ソフトバンクから出ているこのシリーズ、左ページが文章、右ページが図版という構成になっている。おかげでとても読みやすい。特にこの本は、ヘリコプターの構造や飛行の原理、操縦方法とい…

ジャニーヌ・ヤンセン チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー 「ヴァイオリン協奏曲」 ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン) エド・デ・ワールト指揮 メンデルスゾーン 「ヴァイオリン協奏曲」より第2楽章、第3楽章 ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン) ヴラジーミル・アシュケナージ指揮 NHK交響楽…

バイオニック・ウーマン 7話

「バイオニック・ウーマン」7話 「信頼」 相変わらずジェイミーはCIAのトムとラブラブ、というより色ボケである。街中でターゲットの車をバイオニックパワーで追跡したりしているけど、人間が自動車より速く走っているのをみんなが見ていたら、秘密がバレバ…

格差社会の結末

中野雅至『格差社会の結末 富裕層の傲慢・貧困層の怠慢』、ソフトバンク新書、2006 著者は厚生労働省の官僚から学者に転じた人。労働畑を歩いてきたので、政府統計を使って問題をよく整理してあり、自分の議論を無理やり通すために限られた資料で極端な主張…

Licca Culture 夢見るファッション展

「Licca Culture 夢見るファッション展」、阪急三番街催し広場 阪急三番街でごはんを食べたら、館内にこの企画のポスターが張りまくられていたので、ついつい。これは三番街の販促イベントを兼ねていて、ここの服飾店がそれぞれコーディネートした衣装をつけ…

ラン・ラン/メータ/ウィーンフィル

ハイドン 「交響曲第104番 ロンドン」 ショパン 「ピアノ協奏曲第1番」 R.シュトラウス 「交響詩 英雄の生涯」 ピアノ ラン・ラン ズービン・メータ指揮、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 兵庫県立芸術文化センター 2009.9.23 今年のウィーンフィルの日本…

茂山狂言会 鑑賞会

「茂山狂言会」鑑賞会 「二人大名」 茂山あきら、松本薫、茂山千三郎 独吟「京童」 茂山千作 「抜殻」 茂山千五郎、茂山千之丞 「茶壺」 茂山宗彦、茂山茂、茂山正邦 アステールプラザ中ホール、2009.9.19 19日の茂山狂言会の夜の部。こちらのほうが昼の部よ…

チューリヒ歌劇場 カルメン

ビゼー「カルメン」 ヴェッセリーナ・カサロヴァ(カルメン) ヨナス・カウフマン(ドン・ホセ) ミケーレ・ペルトゥージ(エスカミーリョ) フランツ・ヴェルザーメスト指揮、チューリヒ歌劇場管弦楽団、合唱団、2008.6.26, 28, 7.1 NHKのクラシックロイヤ…

茂山狂言会 鑑賞会

「茂山狂言会」鑑賞会 「鶏聟」 茂山千三郎、千五郎、宗彦、丸山やすし 「無布施経」 茂山千作、七五三 「禰宜山伏」 茂山正邦、茂、あきら、井口竜也 2009.9.19 アステールプラザ中ホール 毎年だいたいこの時期にやっている茂山狂言会の公演。こちらは昼の…

ゼロ発信

赤瀬川原平『ゼロ発信』、中央公論新社、2000 新聞小説を本にしたものだが、これはどう読んでも小説ではなくエッセイである。というか著者の日記だ。もちろん著者は、「これは自分の日常の出来事から題材を借用しているが、あくまでも架空の話ということで書…

斉藤家の核弾頭

篠田節子『斉藤家の核弾頭』、新潮文庫、2001 これはなかなかおもしろかった。家族と人間のプライド、社会と個人の関係等々といったネタを盛り込んだ社会SF。2075年の日本。「国家主義カースト制度」によって、能力別にクラス分けされ、所属するクラスごとに…

アイドル食虫花

辛酸なめ子『アイドル食虫花』、コアマガジン、2008 『アイドル万華鏡』の続編。前半はBUBKA、後半はホイップ(この雑誌は知らなかった。同じコアマガジンの雑誌)の連載をまとめたもの。BUBKAの方は2005年からの執筆分なので、まだ記憶がある内容が多いのだ…

全国鉄道事情大研究 中国篇1

川島令三『全国鉄道事情大研究 中国篇1』、草思社、2007 話には聞いていた本だが、たまたま図書館で新着コーナーに出ていたので借りてみた。この巻は山陽新幹線と中国地方の東半分の鉄道(山陽線は福山まで、山陰線は出雲市まで)をカバーしている。 とにか…

釈迦

瀬戸内寂聴『釈迦』、新潮文庫、2005 題名通り、お釈迦様の伝記小説。釈迦入滅の最後の一年に弟子のアーナンダが語る形式で書かれている。昔のエピソードも順を追って回顧されていて、釈迦の生涯を物語るようになっている。アーナンダを誘惑する女たちや、釈…

シベリウス 交響曲第6番 タピオラ

シベリウス 「交響曲第6番」 オッリ・ムストネン指揮 交響詩「タピオラ」 ヘルベルト・ブロムシュテット指揮 NHK交響楽団、「N響アワー」2009.9.13 これは2曲ともはじめて聴いた、ような気がする。「タピオラ」は以前どこかのコンサートで聴いたかもしれない…

少女

湊かなえ『少女』、早川書房、2009 本屋大賞の人の第二作。女子高生二人が「人が死ぬ瞬間が見たい」と思った、という話の切り出しはキレがよく、この二人のドライで意地悪な性格もすっきりしていて気持ちいい。話はつくりこまれていて、伏線がたくさん張って…

資本主義はなぜ自壊したのか

中谷巌『資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言』、集英社、2008 いろいろなことが言われている本なので読んでみたが驚いた。中谷巌はほとんど経済学者じゃなくなってる・・・。まず何を結論にしたいのか、よくわからない。「小さな政府が必要」とい…

バイオニック・ウーマン 6話

「バイオニック・ウーマン」6話 「協力」 今度の標的は武器商人のヴィクター。ヴィクターが持つ「リスト」をなんとか手に入れなければならない。いつもは犬猿の仲のCIAとも協力するということになり、前回登場してジェイミーにフラレたCIAのトムがパートナー…

染付─藍が彩るアジアの器

「染付─藍が彩るアジアの器」、東京国立博物館 これもこの前の日曜日、9月6日まで東博平成館の2階左半分を使ってやっていた展覧会。「伊勢神宮」の方より、見た目にはこちらのほうが楽しめると思うが、客はそんなにいなかった。見る方としてはすいているほう…

さすらいの女王

中村うさぎ『さすらいの女王』、文藝春秋、2005 週刊文春の連載「さすらいの女王」の2004年1月から2005年2月までの分を本にしたもの。こういう週刊連載で、中村うさぎのように自分の生活をそのまま文章にしていると、ジェットコースターのように上がり下がり…

伊勢神宮と神々の美術

「伊勢神宮と神々の美術 第六十二回式年遷宮記念 特別展」、東京国立博物館 この前の日曜日、9月6日までやっていた展覧会。平成館の右半分を使ってやっていたもの。となりの「染付」展より、かなりたくさん人が入っていた。見てきれいという点では、「染付」…

徳川慶喜家の食卓

徳川慶朝『徳川慶喜家の食卓』、文藝春秋、2005 この著者の前著『徳川慶喜家へようこそ』は読んでいたので、こっちはどういう内容かと思ったのだが、半分は著者自身の料理エッセイで、後の半分が徳川慶喜や著者の母の徳川和子氏(会津松平家の出身)、高松宮…

ワーグナー・ガラ・コンサート オーチャードホール

ワーグナー 「タンホイザー」序曲 「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死 「ワルキューレ」第3幕(演奏会形式) ラルフ・ルーカス(ヴォータン)、キャスリーン・フォスター(ブリュンヒルデ)、増田のり子(ジークリンデ)、江口順子、渡海千津子、磯地美…

五味太郎作品展 [絵本の時間]

「五味太郎作品展 [絵本の時間]」、ひろしま美術館 この美術館の夏休み企画。この展示はどうも全国を巡回しているらしい。当然親子連れだらけである。うるさいのはイヤなのだが、そういう展覧会なので仕方がない。 展示してあるのは、絵本の原画。たぶん10冊…

聖☆おにいさん 3巻

中村光『聖☆おにいさん』3巻、講談社、2009 予約の順番待ちがえんえんと続いていた3巻。やっと読めてうれしいわ。この巻も、ファミレスでねばり、転居先探し(結局元の部屋にいることにするのだが)、福引きで当たって伊豆旅行、小学校の運動会(大家の松田…

バイオニック・ウーマン 5話

「バイオニック・ウーマン」5話 「出逢い」 兵士がいきなり同僚を射殺。原因は兵士の脳に埋め込まれたチップらしいということになり、チップの開発者でパーキンソン病の権威、サミュエルズ教授を調べろという指令が出る。ジェイミーは学生になって大学に潜り…

コレクション/コネクション 福岡市美術館の30年

「コレクション/コネクション ─福岡市美術館の30年」、福岡市美術館 博多に行く機会があったのだが、九州国立博物館は興福寺の阿修羅様で、これはもう見た。福岡アジア美術館は休館中。福岡県立美術館はこれといった展示なし、ということでこれを見にいくこ…

悶々ホルモン

佐藤和歌子『悶々ホルモン』、新潮社、2008 今年初めの新聞の書評欄に出ていて、おもしろそうなので買おうと思っていたが、結局図書館の予約が回ってくるまで待つことに。さすが予約がいつも埋まっているだけのことはあり、文句なく面白い。基本的にホルモン…