宇宙からのメッセージ

宇宙からのメッセージ」、ヴィック・モロー、志穂美悦子千葉真一成田三樹夫ほか出演、深作欣二監督、東映、1978


ひさびさに見てしまった。見るたびに悲しいような、笑えるような、その両方あって、余計に悲しくなる。

もろにスター・ウォーズのパクリの台本。しかも、ストーリーも、衣装もセットも、特撮もすべてが安っぽい。宇宙からガバナス星人が攻めてきたって、この銀色の変なメイクは何なの。

成田三樹夫の笑うしかないセリフ回し、ヴィック・モローといえばコンバットだが、この安い衣装にベレー帽の扮装は何?千葉真一も、志穂美悦子も、真田広之も、全部悪い意味で芝居がかっている。

しかもガバナス帝国すぐに負けるし。音楽は、もろにタコ5のパクリ。ここまで恥ずかしげもなくまねるかなあ。メカデザイン石森章太郎というのも悲しいわ。いろんな要素のひとつひとつがすべてドイヒーな映画。深作欣二も駄作はそれなりに作っていたのだ。