2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

風と木の詩 #5-6

竹宮恵子『風と木の詩』 #5-6 5巻と6巻を読んだ。ここまでが、「ジルベールが、ラコンブラード学院に入る前までの」物語。 ジルベールは、ボナールとオーギュストに犯された後で、悪魔のように立ち直っていく。ジルベールに変な同情などさせないようにしてい…

真田丸 #21

「真田丸」 #21 「戦端」 秀吉は、北条を攻め滅ぼすと言い出す。石田三成と徳川家康は止めるのだが、言うことを聞かない。石田三成は、秀吉の背後で利休が動いていると疑うが、じっさいそのとおり。 徳川家康は、本多正信が北条方を訪問したということにして…

奇譚クラブ10周年記念 トークショー&サイン会

「奇譚クラブ10周年記念 トークショー&サイン会」、広島PARCO、2016.5.28 これは、この前行ってきた奇譚クラブ10周年記念展の関連イベント。展覧会のチケットを買った人が、先着30人まで、トークショー&サイン会の整理券をもらえるので、午前中に行って、整…

風と木の詩 #3-4

竹宮恵子『風と木の詩』 #3-4 始まってからまだ3巻、4巻なのに、強烈すぎる。 3巻はセルジュの女性へのめざめ。これはいい話。登場するのは、素直で善良な人ばかりだし。しかし、ここでほっとしていた分、4巻はあまりにも強烈。 ジルベールが魔性の少年に変…

「城取り」の軍事学

西股総生『「城取り」の軍事学』学研パブリッシング、2013 同じ著者の『戦国の軍隊』がおもしろかったので、こちらも読んでみた。かなりおもしろい。 こちらが城郭研究についてほとんど知らないので、読みどころばかり。城郭史は、中世史の中でも深く研究さ…

日本会議の研究

菅野完『日本会議の研究』扶桑社新書、2016 右派団体として、次第に名前が通ってきた「日本会議」についての調査本。かなりおもしろい。もとは、扶桑社のサイト「ハーバー・ビジネス・オンライン」上のウェブ連載「草の根保守の蠢動」で、これを書籍化したも…

戦国の陣形

乃至政彦『戦国の陣形』講談社現代新書、2016 「陣形」に着目して戦国時代までの日本軍事史に一石を投じる本。非常におもしろい。 まず「陣形」というものが実際に定型化されるようになったのは、戦国時代から後。それ以前は、散開した状態が「鶴翼」、密集…

味園ユニバース

「味園ユニバース」、渋谷すばる、二階堂ふみほか出演、山下敦弘監督、「味園ユニバース」製作委員会、2015 タイトルになっている「味園ユニバース」(これは複合ビル「味園ビル」のキャバレー。現在はキャバレーとしての営業は休止して、イベントスペース)…

Jさん春日さんの映画学校 広島編

「Jさん春日さんの映画学校 広島編」、横川シネマ、2016.5.22 杉作J太郎と春日太一の映画トークショー。春日太一は実物を見るのは初めてだったので、行ってきた。「広島編」となっているのは、前日に同じ組み合わせで松山でトークをしたため。 春日氏ご本人…

真田丸 #20

「真田丸」 #20 「前兆」 信幸と妻のこうは、早々に離縁させられた。しかし、昌幸は、「自分ではなく、信幸から離縁を望んだ」ことにしてしまい、あいかわらず卑怯。そして、こうは、離縁された後で、母の薫の侍女として城に留まることになった。そりゃ無茶…

超特急 ライブ Synchronism

「超特急 LIVE TOUR 2016 Synchronism~Shout & Body~」、JMSアステールプラザ大ホール、2016.5.21 この前行った「DISH//」と同じ事務所のグループ「超特急」のライブに行ってきた。こちらはチケット完売。見たところ、ほぼ空席はない。 「DISH//」が、バン…

小さな旅 月島

「小さな旅」、「路地 心つないで~東京 月島界わい~」、NHK総合、2016.5.14 月島は行かなくなってもう20年くらいにはなるが、もんじゃ焼き景気で発展してる。店が新しい。キレイ。通り全部がもんじゃ焼き屋だらけ。平日でも店は満席と言っている。 ここは…

とと姉ちゃん #37-39

「とと姉ちゃん」 #37-39 (第7週前半) 女学校に新しい担任の東堂チヨ(片桐はいり)が来て、平塚らいてうをアジってきた。常子はすっかりアジに乗っかってかぶれる。鞠子にも平塚らいてうを読ませるしまつ。 青柳商店、森田屋、帝大生の星野が酒盛りをしよ…

奇譚クラブ10周年展

「奇譚クラブ10周年展」、広島PARCO、2016.5.19 「コップのフチ子」の奇譚クラブが10周年とのことで、そのフィギュア展覧会。東京、札幌でやってから、広島に回ってきた。 スペースはかなり狭いのだが、ここのフィギュアは、ガチャサイズなので、狭い場所で…

50代からのアイドル入門

大森望『50代からのアイドル入門』本の雑誌社、2016 SF評論の世界の人、大森望が自分のドルヲタ道を語り尽くした本。 もともとハロヲタからこの道に入っているのだが、幅広く通っている。CDやテレビ、ネットだけでなく、当然現場にも通っているし、握手会に…

戦国の軍隊

西股総生『戦国の軍隊 現代軍事学から見た戦国大名の軍勢』学研、2015 戦国期の「軍隊」についての考察。動員体制、兵種別編成の有無、鉄砲(鉄炮)の数と用兵、侍、足軽、雑兵、小者、軍夫の別、兵站と略奪、兵農分離の真偽、織豊軍が勝利した理由など、多…

ドキュメント72時間 異国でハンコをたずさえて

「ドキュメント72時間」、「異国でハンコをたずさえて」、NHK総合、2016.5.13 新大久保のハンコ屋「島村印店」がロケ地。ここはオーダーメイドで印鑑を作れる。場所柄、外国人の利用が多い。銀行とか役所とか、ハンコが必要になることが多いのだ。 オーダー…

真田丸 #19

「真田丸」 #19 「恋路」 信繁は、茶々にむりやり武具蔵に連れて行かれ、秀吉の側室になれと言われていることを聞かされる。 昌幸は、信濃への途中で寄った駿府城で、家康から「真田と縁組したいので、本多忠勝の娘、稲を養女にして、信幸に嫁がせる」と言わ…

とと姉ちゃん #34-36

「とと姉ちゃん」 #34-36(第6週後半) 染物会社の杉野から、父の竹蔵は、君子と滝子を仲直りさせようとして、ずっと手紙を送っていたと聞かされる常子と鞠子。常子は、滝子に一人で話をしに行って、滝子と君子の仲違いのほんとうの理由を聞かされる。 常子…

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説

「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」、ハリソン・フォード、ケイト・キャプショー、キ・ホイ・クアンほか出演、スティーブン・スピルバーグ監督、アメリカ、1984 これもひさしぶりに見た。インディ・ジョーンズ4部作の中ではこれが一番好き。 ケイト・キャ…

レイダース 失われたアーク

「レイダース/失われたアーク」、ハリソン・フォード、カレン・アレンほか出演、スティーブン・スピルバーグ監督、アメリカ、1981 これはひさしぶりに見た。なつかしい。なんといってもハリソン・フォードが若い。『スター・ウォーズ/新たなる希望』からそ…

愛国ってなんだ

古谷経衡、奥田愛基『愛国ってなんだ 民族・郷土・戦争』PHP新書、2015 本の著者は古谷で、半分くらいのページは古谷の文章。奥田は対談者という位置付けになっていて、残りの部分が、古谷と奥田の対談になっている。 古谷経衡という人の文章は、これまであ…

とと姉ちゃん #31-33

「とと姉ちゃん」 #31-33 (第6週前半) 君子と滝子、森田屋のまつと宗吉はあいかわらず仲良くない。しかし、常子は物陰から滝子と番頭の隈井の会話を聞いて、女学校の学費を出してくれていたのは、隈井ではなく、滝子だということを知ってしまう。 常子は、…

権力の館を歩く

御厨貴『権力の館を歩く』毎日新聞社、2010 放送大学で著者のテレビ講義「権力の館を考える」が放送されていて、それがおもしろいので、こちらも読んでみた。非常におもしろい。 中央省庁庁舎、地方庁舎、政党本部もあるのだが、やはりおもしろいのは政治家…

とと姉ちゃん #28-30

「とと姉ちゃん」#28-30( 道端で苦しんでいたのを常子が森田屋に連れてきたら、それは帝大生の星野だった。星野は植物学を研究していた。新種探しだけが星野の関心事。森田屋一同は、感心するが、変人にはちがいない。 星野が持ってきたキノコの図を見て、…

風と木の詩 #1-2

竹宮恵子『風と木の詩』 #1-2 1976 竹宮恵子のレジェンド名作。むかし、大学生のときに読んだが、Kindleになって簡単に電子版で持てるようになったので買ってしまった。 これは連載中から、傑作と言われていたから、早く読まないとと思っていたが、再度読ん…

国盗り物語 総集編 前編

「国盗り物語 総集編 前編」(1973) 前に見たけど、また見てしまった。これは前後編なので、ラク。 前編は信長上洛まで。ちょうどこれで半分、26回まで。リアルタイムで見ていた時、また後で原作を読みなおした時は、斎藤道三の印象が圧倒的に強かったのだ…

中国4.0

エドワード・ルトワック(奥山真司訳)『中国4.0 暴発する中華帝国』文春新書、2016 ルトワックの『自滅する中国』に続く中国本。こっちはもともと本として書き下ろされたものではなく、訳者の奥山真司のインタビューをもとにして構成されたもの。巻末に訳者…

大アマゾン 黄金を求める男たち

「NHKスペシャル 大アマゾン 最後の秘境」#2 「黄金を求める男たち」、NHK総合、2016.5.8 これはとんでもない番組。アマゾンの奥地にある闇の金鉱山のドキュメンタリー。 アマゾンの奥地、近い町から船で5日も上流に遡ったところにある金鉱山。鉱山といって…

真田丸 #18

「真田丸」#18 「上洛」 真田昌幸に「上洛すれば大名にする」という秀吉の書状が来て、直江兼続も上洛するように強く勧めてくる。なぜ秀吉に臣従するのか、納得のいかない昌幸は不満を言っているが、母親の説得もあって、従うことにする。しかし、隙あらば秀…