2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

オート三輪の本

『オート三輪の本』2014 これは去年の夏コミあたりで拾ってきた本。オート三輪を所有していて、現役で乗っている人がつくった本。主に写真集。 この人、なんと2台もオート三輪を持っている。2台ともマツダT2000。1971年式と69年式が一台ずつ。オート三輪とし…

ノンフィクションW ワガノワ 名門バレエ学校から世界へ

「ノンフィクションW」、「ワガノワ 名門バレエ学校から世界へ」 この前放送していた「ワガノワ 名門バレエ学校の秘密」の続編かと思ったら、そうではなくて再編集したものに、出演者二人の「その後」を付け加えた作品。大半は、前の作品と同じ映像なので、…

ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン 1話

「ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン」1話、「ボーン・イン・ザ・レッドブラック」 ニンジャスレイヤーのアニメが1話無料で落ちていたので、見た。これもスゴイおもしろい。 時間は12分ちょっと。短い。これがいい。 最初は、flashアニメかと思うくら…

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 2

ブラッドレー・ボンド、フィリップ・N・モーゼズ(本兌有、杉ライカ訳)『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上2』KADOKAWAエンターブレイン、2012 ニンジャスレイヤー第1部の2巻。これもおもしろい。 この巻で強烈なのは、オムラ・インダストリの「モーター…

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 1

ブラッドレー・ボンド、フィリップ・N・モーゼズ(本兌有、杉ライカ訳)『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上』1、KADOKAWA、2012 また変なものにハマってしまったが、これは非常におもしろい。450ページくらいだが、サクサク読める。 説明などなく始まる…

思春期ポストモダン

斎藤環『思春期ポストモダン 成熟はいかにして可能か』幻冬舎新書、2007 ちょっと前の本だが、今読んでも十分おもしろいし、有効性のある本。 著者は、「社会の成熟度と個人の成熟度は反比例する」と言っていて、社会が成熟すると、個人はなかなか成熟できな…

私は、乗務員さん ー総集編 1ー

『私は、乗務員さん ー総集編 1ー』2017 これも夏コミの本。バスの乗務員が作った本。これは楽しい。 著者は静岡鉄道のバス乗務員。この本は「総集編」で、3冊をまとめたもの。1日目「基本中の基本」、2日目「朝ラッシュは大変」、3日目「今日は、特急バス…

美容院鑑賞 大田区編

「美容院鑑賞 大田区編」2017 これも夏コミで拾ってきた本。美容院鑑賞というタイトルだが、理容室も入っており、むしろそっちの方が多い。単純に店の外装を写した写真集で、店名、住所(町名まで)、一行コメントのみ。 新しい店はまったくカウントされてお…

八木新宮線乗車記

『日本一長い路線バスで繰り広げられる大冒険! 八木新宮線乗車記』2017 これも夏コミで拾ってきた本。奈良交通の八木新宮特急バスに最初から乗り通したというもの。一回目は、紀勢本線ののりつぶしをするために行ったが、台風で尾鷲あたりで鉄道が運休して…

百貨店のあるき方

『百貨店のあるき方』2017 これも夏コミで拾った本。著者は、お店の人ではなく、お客。店ごとの違いを細かく書くのではなくて、月ごとのデパートのセールの移り変わりについての本。 東京のデパートは多いからたいへんなんだろうなとも思ったけど、セールの…

乗りバスのススメ vol.10

乗りバス系Blog協同組合『乗りバスのススメ』Vol.10、2016 夏コミで拾ってきた本。といっても、この本は、去年の冬コミで出た本。 バスに乗っている人は、だいたいご近所のバスに集中的に乗っているかというと、そうとは限らず、この本に出ているのは、福島…

JAL国際線 ファーストクラスに乗りました4

幻想迷宮『JAL国際線 ファーストクラスに乗りました4』2017 夏コミで手に入れた薄い本。JALの成田-ジャカルタ線のファーストクラスに乗った記録。もちろん、著者は特典航空券で乗った人。この人の本、前にも買ったことがあるような気がする。 機材は、ボー…

補導聯盟通信 2017夏 vol.11

「補導聯盟通信」2017夏、Vol.11 夏コミで拾ってきた本。この号は、1965年の東京都議会の議長選不正事件、2017年都議選の泡沫候補の演説評が中心。 65年の都議会解散、これを読んでいると本当にむちゃくちゃ。地方議会を議会自身の決議で解散できる法律はこ…

はじめて読む人のローマ史1200年

本村凌二『はじめて読む人のローマ史1200年』祥伝社新書、2014 著者は古代ローマ史の先生だから、内容は確実だろう。しかし、新書一冊でローマ史(西ローマ滅亡まで)を全部まとめるのは力技。分量の都合というものがあるので、そんなにたくさんのことは書け…

ドキュメント72時間 空の密室 屋上観覧車

「ドキュメント72時間」、「空の密室 屋上観覧車」、NHK総合、2017.7.7 松山、いよてつ高島屋の屋上にある観覧車の回。これはいままで3回くらい乗ったことがある。 ここは小さい屋上遊園地(バッテリーカーくらいしかないけど)に、観覧車がついている。けっ…

ノンフィクションW ワガノワ 名門バレエ学校の秘密

「ノンフィクションW ワガノワ 名門バレエ学校の秘密 〜くるみ割り人形への110日〜」、2016 サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場付属バレエ学校、ワガノワの学生を描いたドキュメンタリー。 このバレエ学校のお披露目公演は、12月のクリスマスシーズン…

第一次世界大戦

山上正太郎『第一次世界大戦 忘れられた戦争』講談社学術文庫、2010 戦争そのものよりは、外交関係を中心にした第一次世界大戦史。物語っぽい叙述だが、その分読みやすい。 戦史部分には最低限のことしか書いていないので、それについては他の本を併読する必…

礼賛

木嶋佳苗『礼賛』角川書店、2016 木嶋佳苗の小説。ということになっているが、実際にはこれは自伝。裁判中(上告中)の段階で出版されているので、小説ということになっているが、実質的に自伝。この作品は、木嶋佳苗が、ネットで婚活を始めた時点で終わって…

アオサギとツル

「アオサギとツル」、ユーリ・ノルシュテイン監督、ソ連、1974 ノルシュテイン監督特集として、2Kリマスターの制作過程、アニメ作家やマンガ家のインタビューと、ノルシュテイン本人に対するインタビューに、ノルシュテイン作品を組み合わせた放送があって、…

マイティジャック パイロット版 #2

「マイティジャック」パイロット版 #2 マイティジャックのパイロット版。#1は見逃した。こっちは、本放送の2話「K-52を奪回せよ」の別編集版。 これ、1時間ものの後半のみ。だから、本放送版を見ていないと、話が途中から始まっていることになって、わけが…

ひとり飲み飯 肴かな

久住昌之『ひとり飲み飯 肴かな』日本文芸社、2015 久住昌之の食エッセイ。あれだけ飲食もののマンガやエッセイが書けているのだから、これもすごい。というか、この人、どのくらい飲んでいるのか?それなりに身体には気をつけているようなことが書いてある…

睡眠の科学

櫻井武『睡眠の科学 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか』講談社ブルーバックス、2010 神経科学者による睡眠の本。たいへんおもしろい。レム睡眠とノンレム睡眠は違いますよ、と言う程度の事しか分かっていなかったが、きちんとした専門家の観点から、この時点ま…

花の乱 総集編 第二部

「花の乱」総集編 第二部「修羅の華」、1994 「花の乱」は全部見ているが、総集編の後半だけ見てみた。やっぱりこれはおもしろくない。 応仁の乱だから、わかりにくいし、暗いのは仕方がないが、それにしても主役の日野富子その人にあまり魅力がない。三田佳…

下水道映画を探検する

忠田友幸『下水道映画を探検する』星海社新書、2016 著者は1954年生まれ、元下水道技師。この本は、『月刊下水道』に連載されていた記事に加筆したもの。 著者は、下水道の専門家で映画好きという立場で書いているのだが、下水道そのものがテーマの映画とい…

戦略的思考の技術

梶井厚志『戦略的思考の技術 ゲーム理論を実践する』中公新書、2002 ゲーム理論の入門書。一切数式は使わず、事例だけで書かれている。その分、非常にていねい。 戦略、先読み、不確実性、インセンティブ、コミットメント、ロック・イン、シグナリング、スク…

やれたかも委員会 1

吉田貴司『やれたかも委員会』電書バト、2017 これは読者投稿をもとにしたマンガ。「あの時、もうひと押ししていれば、セックスできたかも」と男が思っているエピソードを、「やれたかも委員会」(男性2人、女性1人)持ち込み、委員会が「やれた」「やれたと…

特級派遣ヘルパー・千里

「特級派遣ヘルパー・千里 読心術~私が読むのは人の心」、卯水咲流ほか出演、奥渉監督、ネクスタシーEX、2015 タイトルからしてセンスがない(読心術って言っているのに、同じことを繰り返しているって・・・)が、一見して、筒井康隆「家族八景」の設定を…

味わい銭湯と近くの旨い店

小野員裕『味わい銭湯と近くの旨い店』インフォレスト、2010 銭湯+安い飲み屋という組み合わせの本。著者は1959年生まれというので、ぎりぎり銭湯世代の人。町田忍と著者の対談がついている。 東京限定。いまどき、新しい銭湯が普通に改装、開業でき、それ…

お寺さん崩壊

水月昭道『お寺さん崩壊』新潮新書、2016 著者は、「高学歴ワーキングプア」の著者。福岡県で浄土真宗本願寺派の寺の副住職を「兼業」している。 人口減少以上のペースで檀家が減っているのだから、寺がなくなるのは当たり前。しかし、この本の価値は、寺の…