2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

永遠のマリア・カラス

「永遠のマリア・カラス」、ファニー・アルダン、ジェレミー・アイアンズほか出演、フランコ・ゼッフィレッリ監督、イタリア、フランス、イギリス、ルーマニア、スペイン、2002 マリア・カラスの最晩年を描くドラマ。監督はゼッフィレッリで、カラスを個人的…

リゲティ ヴァイオリン協奏曲

リゲティ「ヴァイオリン協奏曲」、プロコフィエフ「ヴァイオリン協奏曲第1番」より第3楽章 庄司紗矢香(ヴァイオリン)、ジョナサン・ノット指揮、NHK交響楽団、「N響アワー」2009.6.29 昨日のN響アワーは庄司紗矢香特集。いつものカプリッチョのコーナー…

暗くなるまで待って

「暗くなるまで待って」、オードリー・ヘップバーン、アラン・アーキン、リチャード・クレンナほか出演、テレンス・ヤング監督、アメリカ、1967 オードリー・ヘップバーンのサスペンスもの。オードリーが盲目という設定が効いている。話のほとんどがオードリ…

わが青春のマリアンヌ

「わが青春のマリアンヌ」、マリアンヌ・ホルト、イザベル・ピア、ピエール・ヴァネックほか出演、ジリアン・デュヴィヴィエ監督、フランス、西ドイツ、1955 この映画、子供の頃に見た記憶がうっすらとあるのだが、ストーリー部分はまったく覚えていない。1…

モーツァルト レクイエム

モーツァルト「死者のためのミサ曲」、イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)、ゲルトルーデ・ビッツィンガー(アルト)、リヒャルト・ホルム(テノール)、キム・ボイル(バス)、オイゲン・ヨッフム指揮、ウィーン交響楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団、…

チャイナシンドローム

「チャイナシンドローム」、ジャック・レモン、ジェーン・フォンダほか出演、ジェームズ・ブリッジス監督、アメリカ、1979 これははじめて見たが、非常におもしろい。何より脚本の出来がいい。最初に原発の暴走事故から話をはじめて、採算至上主義の会社、手…

シャレード(1963)

「シャレード」、ケーリー・グラント、オードリー・ヘップバーンほか出演、スタンリー・ドーネン監督、アメリカ、1963 2002年のリメイク版は見ていないのだが、やはりオリジナルは傑作。そんなに複雑な筋ではないのに、最後まで客を引っ張ってあきさせない。…

女正月

向田邦子新春シリーズ「女正月」、田中裕子、加藤治子、南果歩、小林薫ほか出演、久世光彦演出、過ノックス、TBS、1991 向田邦子新春シリーズの91年作品。このシリーズの中でも非常によくできている作品だと思う。 田中裕子は会社の同僚に無理心中を迫られて…

ショスタコーヴィチ ピアノ協奏曲第1番

ショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲第1番」 スティーブン・オズボーン(ピアノ)、関山幸弘(トランペット)、下野竜也指揮、NHK交響楽団 ショスタコーヴィチ「チェロ協奏曲第1番」 エンリーコ・ディンド(チェロ)、ジャナンドレア・ノセダ指揮、NHK交響楽団…

となり町戦争

「となり町戦争」、江口洋介、原田知世ほか出演、渡辺謙作監督、フューチャープラネット、角川映画、衛星劇場、パパドゥ音楽出版、2006 本はおもしろかったので、映画はどんな風になっているのかなと思って見てみたのだが・・・。結論から言えば、あんまりおも…

TATOO<刺青>あり

「TATOO<刺青>あり」、宇崎竜童、関根恵子、渡辺美佐子ほか出演、高橋伴明監督、国際放映、高橋プロ、ATG、1982 どうしようもない男の話。15歳で強盗殺人、その後キャバレーのボーイや取り立て屋になり、情婦の関根恵子には逃げられ、結局銀行強盗に入って…

青春の蹉跌

「青春の蹉跌」、萩原健一、桃井かおりほか出演、神代辰巳監督、東宝、1974 この映画は檀ふみ目当てで見たのだが、やっぱりショーケンと桃井かおりの映画である。とにかくショーケンはやることはなんでもやってるくせに虚無的。学生運動をやり、アメフトをや…

姫路城

せっかく姫路に来たのに姫路城に行かないということはありえないので、姫路城に。登っていると、グループで来ている人たちにガイドのおばさんがついていて、大事なところの説明は全部聞けた。非常にラッキー。 姫路のどこからでも見える姫路城だが、近づいて…

圓教寺

姫路と言えば書写山圓教寺。姫路に行く機会があったので、のこのこ出かけてきた。姫路駅からバスで30分ほどかかって、ロープウェイの駅に着く。そこからロープウェイで山上へ。バスもロープウェイもけっこう客でいっぱい。ロープウェイの山上駅について、す…

トパーズ

「トパーズ」、フレデリック・スタフォード、ダニー・ロバンほか出演、アルフレッド・ヒッチコック監督、アメリカ、1969 ヒッチコックのスパイもの。キューバ危機直前にソ連から亡命した高官が、ソ連からキューバへの兵器持ち込みを示唆し、キューバに情報網…

ブラームス ピアノ協奏曲第2番

ブラームス「ピアノ協奏曲第2番」、ネルソン・ゲルナー(ピアノ)、尾高忠明指揮、NHK交響楽団、「N響アワー」、2009.6.15 5月のN響定期公演Bプロが、これと、もう一曲がやはりブラームスの交響曲第2番だったようだ。しかし番組ではこっちをかけてくれてよか…

スクラップ・ヘブン

「スクラップ・ヘブン」、加瀬亮、オダギリジョーほか出演、李相日監督、「スクラップ・ヘブン」パートナーズ、2005 バスジャックに居合わせた加瀬亮とオダギリジョーが復讐屋という物騒な仕事(しかし報酬をとっているようには見えない)をはじめ、同じく居…

北朝鮮の食糧危機とキリスト教

富坂キリスト教センター(編)『北朝鮮の食糧危機とキリスト教』、新幹社、2008 キリスト教組織による北朝鮮に対する人道援助活動に関する本なのだが、2008年の出版にしては掲載されている内容が古すぎる。主に2000年以前の状況を扱った文章がほとんどで、な…

竜馬の妻とその夫と愛人

「竜馬の妻とその夫と愛人」、木梨憲武、鈴木京香、中井貴一ほか出演、市川準監督、東宝、博報堂、2002 舞台劇っぽい話だなと思って後で調べたら、実際にそうだった。三谷幸喜脚本なので、とにかく登場人物はしゃべりまくる。木梨憲武はこんなに芝居が上手な…

オバマ大統領

村田晃嗣、渡辺靖『オバマ大統領 ブラック・ケネディになれるのか』、文春新書、2009 2008年12月の対談を本にしたものなので、その時点までのオバマ論。従って、具体的にオバマが何をしたかという話はあまりなく、オバマがどういうバックグラウンドを持って…

世論調査と政治

吉田貴文『世論調査と政治 数字はどこまで信用できるのか』、講談社+α新書、2008 著者は朝日新聞社史編修センター員。98年以後は世論調査センターで調査の設計、実施に携わっていたとあるので、調査の専門家である。内容は、「調査を行う側からの、調査の内…

自由はどこまで可能か

森村進『自由はどこまで可能か リバタリアニズム入門』、講談社現代新書、2001 日本ではあまり人気のないリバタリアニズム。すでに評価が高い本だが、この本はリバタリアニズムの紹介にとどまらず、リバタリアンの革命宣言書のようなもの。著者は、自身がリ…

ベートーヴェン ピアノ協奏曲ニ長調

ベートーヴェン「ピアノ協奏曲ニ長調」、 ムストネン「3つの神秘」 シベリウス「フィンランディア」 オッリ・ムストネン(ピアノ、指揮)、NHK交響楽団、「N響アワー」2009.6.7 N響5月のA定期からの放送。シベリウス「交響曲第6番」は時間の都合で省略。こ…

BU・SU

「BU・SU」、富田靖子、大楠道代ほか出演、市川準監督、東宝映画、日本テレビ、1987 市川準の追悼特集で3月にかかっていた映画。今頃録画分を見ているが・・・。どうせ昔の映画なので、いつ見ても別に問題は無し。 富田靖子は田舎から東京に出てきて、置屋をや…

黒薔薇の館

「黒薔薇の館」、丸山明宏、小沢栄太郎、田村正和ほか出演、深作欣二監督、松竹、1969 前年の「黒蜥蜴」に続く、丸山明宏、深作欣二コンビの二作目。といっても、わたしはまだ「黒蜥蜴」を見たことがない。こちらはなぜか映画館で一本立てでかかっていた。美…

松風の家

宮尾登美子『松風の家』上、下、文藝春秋、1989 明治から大正期にかけての裏千家のおはなし。江戸期の大名付き師範の地位が消えてしまい、世の中が茶道どころではなくなって、家は零落、破産寸前になった「後之伴家」が、一般人や学校での行儀作法として茶を…

縮景園

「縮景園」 県立美術館の「大名庭園展」のチケットで縮景園にも入れるということなので、こちらにも行ってきた。広島市内中心部で唯一のまともな庭なのに、あいかわらず人は少ない。まあ庭が混んでいてもしかたないので、すいているのがいいところである。 …

大名庭園展

「大名庭園展 知られざるサムライ・アート」、広島県立美術館 この前の日曜日までやっていた展覧会。庭の展覧会といっても、何を展示するのかと思っていたが、庭の風景を描いた絵画や見取り図のほか、庭園のガーデンライフに使われた道具類(楽器や茶器など…

blue

「blue」、市川実日子、小西真奈美ほか出演、安藤尋監督、blue PRODUCTION PARTNERSHIP、2001 原作は魚喃キリコのマンガ。魚喃原作の映画化はこれがはじめてだったらしい。市川と小西は女子高の同級生で、小西は留年して一年落ちてきているのだが、その大人…

天衣紛上野初花~河内山

「天衣紛上野初花~河内山」、中村吉右衛門、市川染五郎、中村芝雀、中村錦之助、澤村由次郎、中村歌六、市川左團次ほか出演、NHK教育「芸術劇場」、2009.5.29 「芸術劇場」の後半、2008.9.25の歌舞伎座の舞台。「河内山」は映画とテレビドラマでしか見たこ…