2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

広重と歩こう 東海道五十三次

安村敏信、岩崎均史『広重と歩こう 東海道五十三次』、小学館、2000 広重の「東海道五十三次」の全部の図版にそれぞれ解説がつき、それに当時の旅や宿駅についてのエピソード、宿駅の現在のようすがついている本。広重が描いた場所とおぼしきあたりには写真…

二十歳の原点

「二十歳の原点」、角ゆり子、地井武男、大門正明ほか出演、大森健次郎監督、東京映画、1973 たまたま日本映画専門チャンネルでかかっていたものを見た。DVDソフトには落ちていないらしい。本はいまだに売れているのに・・・。もっともわたしは本は読んでない。…

皇室へのソボクなギモン

辛酸なめ子、竹田恒泰『皇室へのソボクなギモン』、扶桑社、2007 旧皇族出身で皇位継承問題についても積極的に発言している竹田恒泰と辛酸なめ子の皇室をネタにした対談本。辛酸なめ子が質問して、それに竹田恒泰が答える形式で、いろんな話が出てくるのだが…

おでかけセレビッチ

辛酸なめ子『おでかけセレビッチ ヨコモレ通信2』、文藝春秋、2007 週刊文春の連載「ヨコモレ通信」の2005年から2006年分をまとめた2冊目。この連載は読んでない(というか週刊文春はほとんど読んでない)ので、とりあえず損した感はなし(図書館で借りてい…

自立日記

辛酸なめ子『自立日記』、洋泉社、2002 辛酸なめ子の、マンガではない文章本としては初めての単行本。内容は1999年から2001年までのウェブ日記。表紙をめくった扉になめ子様のバスタオル一枚の写真が・・・。これはいったい何?「裸の私を見て」という暗示? 皇…

R.シュトラウス アルプス交響曲

R.シュトラウス「アルプス交響曲」 エド・デ・ワールト指揮、NHK交響楽団、「N響アワー」2009.7.26 N響アワーの今日のプログラムがこれ。放送時間中にうっかり居眠りしてしまったけど、録画していたのでちゃんと聴けた。よかった。 この曲は自分のこづかいで…

SS-GB

レン・デイトン(後藤安彦訳)『SS-GB』、早川書房、1980 レン・デイトンの小説を読むのはこれがはじめてなのだが、文句なしの傑作である。舞台は1941年のイギリス。イギリスはドイツに敗北し、ブリテン島はドイツの占領下にあるという設定。主人公はロンド…

わかりやすく<伝える>技術

池上彰『わかりやすく<伝える>技術』、講談社現代新書、2009 池上彰は難しいことをわかりやすく説明するプロだが、その方法を縦横に語った本。言いたいことを他人にわかりやすく伝えることは、技術の習得と実践の積み重ね、それに下地になる勉強をしっかり…

テキストブック 現代司法 第5版

木佐茂男、宮沢節生、佐藤鉄男、川嶋四郎、水谷規男、上石圭一『テキストブック現代司法』第5版、日本評論社、2009 主に大学生向けの日本司法制度のテキスト。法科大学院や裁判員制度などの最近の司法制度改革の事情を入れて書き直されている。初学者用の教…

女の人生すごろく

辛酸なめ子『女の人生すごろく』、マガジンハウス、2008 図書館に予約を入れておいたらやってきた次のなめ子本。表紙にすごろくが印刷されていて、本の一節ずつにすごろくの進行指示が書いてあり、そのとおりに動いていくとすごろくが楽しめて、すごろくのマ…

絵画と写真の交差

「絵画と写真の交差-印象派誕生の軌跡」、ひろしま美術館 今日までやっていた展覧会。基本は写真なのだが、写真の発達が絵画にどういう影響を与えてきたのか、絵画の流れが写真にどういう影響を与えてきたのか、というテーマの展覧会。 絵画のほうはルネサ…

草燃える

「草燃える」3話、6話、10話、16話、18話、21話、24話、25話、30話、33話、39話、43話、48話、49話、石坂浩二、岩下志麻、松平健ほか出演、NHK大河ドラマ、1979 時代劇専門チャンネルでの「大河ドラマアーカイブス」の放送がやっと終わった。この話はリアル…

フランク 交響曲ニ短調

フランク 交響詩「アイオリスの人々」 シャルル・デュトワ指揮、NHK交響楽団 フランク 「交響曲ニ短調」 下野竜也指揮、NHK交響楽団 「N響アワー」、2009.7.19 「アイオリスの人々」は初めて聴いた。まあ地味な曲。また聴きたいという気にはならない。 「交…

女修行

辛酸なめ子『女修行』、インフォバーン、2007 図書館で『消費セラピー』を借りたついでに、いっしょに借りてきたもの。こっちはおでかけ取材もので、辛酸なめ子が女をあげるために、いろいろなところに「女を磨きに行く」というもの。 カヒミ・カリィに美の…

消費セラピー

辛酸なめ子『消費セラピー』、集英社文庫、2006 職場の書店になぜかこの本が平積みされていた。表紙は著者自身がティアラをつけ、いかにもお姫様っぽい衣装をつけているというもので、明らかに元紀宮様こと黒田清子氏のイメージコスプレである(実際に、本文…

姫路市立動物園

「姫路市立動物園」 ここは姫路城を中にして、好古園と反対の位置、城の東側にある動物園。場所が場所なのであまり広くないのだが、そこがいいのである。なにしろとても広い動物園は歩くのがたいへん。庭と城を歩くとけっこうくたくたで、このくらいの小さい…

好古園

「好古園」 姫路城の西にあるお庭。といっても、平成4年に姫路市の記念事業として作った庭なので、歴史的由来のようなものはない。しかしたいへんきれいなお庭。お城の敷地を使っていて、それなりに広い。庭全体を白壁で3つの区画に区切っていて、それぞれの…

ALWAYS 三丁目の夕日

「ALWAYS 三丁目の夕日」、吉岡秀隆、堤真一、薬師丸ひろ子、ほか出演、山崎貴監督、「ALWAYS 三丁目の夕日」製作委員会、2005 去年録画しておいたものを今頃見た。VFXの映画。昭和33年の東京、港区愛宕付近を想定しているらしい。蒸気機関車は本物だと思う…

エルガー 交響曲第2番

エルガー「交響曲第2番」 尾高忠明指揮、NHK交響楽団、「N響アワー」2009.7.12 今日のN響アワーがこれ。だいたい56分か57分くらいか、番組の尺にはぎりぎり。冒頭の2人の短いトークの後に尾高忠明のインタビューがちょっとだけ(2分もないくらい)流れて、…

ショスタコーヴィチ 交響曲第5番

ストラヴィンスキー「祝賀前奏曲」 武満徹「弦楽のためのレクイエム」 湯浅譲二「交響組曲『秋風の芭蕉』」 ショスタコーヴィチ「交響曲第5番」 山下一史指揮、NHK交響楽団、リーデンローズ大ホール、2009.7.12 リーデンローズ開館15周年の記念演奏会。湯浅…

三人吉三巴白浪

「三人吉三巴白浪」「大川端庚申塚の場」、玉三郎、染五郎、松緑ほか、歌舞伎座、2009.2 今年2月の歌舞伎座公演の録画。玉三郎がお嬢、染五郎のお坊、松緑の和尚。玉三郎の「厄払い」の台詞は当然きちんと決めている。染五郎、松緑とのからみに隙がない。こ…

HANA-BI

「HANA-BI」、ビートたけし、岸本加世子、大杉漣ほか出演、北野武監督、バンダイビジュアル、TOKYO FM、テレビ東京、オフィス北野、1998 北野武のヴェネツィア受賞作。末期がんの妻を抱え、自分の失敗で死んだり、半身不随になってしまった部下たちに対して…

サウスバウンド

「サウスバウンド」、豊川悦司、天海祐希ほか出演、森田芳光監督、「サウスバウンド」製作委員会、2007 豊川悦司が元過激派のへんな父親に扮して出てくる。他人を指さして「ナンセンス!」というのが決めぜりふ。まあちょっと笑う。天海祐希はもと過激派仲間…

Shall we ダンス?

「Shall we ダンス?」、役所広司、草刈民代ほか出演、周防正行監督、大映、日本テレビ、博報堂、日販、1996 ダンスの映画。これはおもしろかった。草刈民代めあてで入ったダンス教室で、いろいろとんでもない目にあいながら、どんどんダンスにのめり込んで…

空の羊

向田邦子新春シリーズ「空の羊」、田中裕子、小林薫、加藤治子ほか出演、久世光彦演出、TBS、1997 これは前年の作品に続いて、このシリーズでの佳作。例によって、女ばかりの一家が主人公で、加藤治子が母、長女(夫は戦死)田中裕子、次女戸田菜穂、三女田…

ラロ 「スペイン交響曲」

ラロ「スペイン交響曲」 ラヴェル「ボレロ」 ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン)、準メルクル指揮、NHK交響楽団、「N響アワー」2009.7.5 N響6月B定期からの抜粋。この演奏会は、NHK-FMで生中継されていたのでさわりだけは聴いたのだが、仕事の都合で全部…

ミンボーの女

「ミンボーの女」、宮本信子、宝田明、大地康夫ほか出演、伊丹十三監督、ITAMI FILMS、1992 これも伊丹十三の職業モノ。ヤクザというかヤクザに脅される素人とヤクザの関係の話。前半、ホテルが完全にヤクザの食い物にされ、手を変え品を変えて迫ってくるヤ…

ビバリーヒルズ高校白書 第1話

「ビバリーヒルズ高校白書」第1話、ジェイソン・プリーストリー、シャナン・ドハーティーほか出演、ティム・ハンター演出、1990 「ビバヒル」第1話。このシリーズは飛び飛びに見ていた(たぶん、第7シーズンくらいまで)ので、第1話はこれが初見。ブランドン…

ジャッジ・ドレッド

「ジャッジ・ドレッド」、シルヴェスター・スタローン、アーマンド・アサンテほか出演、ダニー・キャノン監督、アメリカ、1995 スタローン版の「ロボコップ」だが、結局「ランボー」味になって終わり、というもの。原作はイギリスのコミックらしく、タイトル…

あげまん

「あげまん」、宮本信子、津川雅彦ほか出演、伊丹十三監督、ITAMI FILMS、1990 伊丹十三得意の業界モノ。ネタは芸者。それだけだったら、花柳界の映画はたくさんあるのだが、「男にツキをもたらす女」というアイディアをもってきたことで、上手に話をまとめ…