花子とアン 第23週

花子とアン」第23週、「アンとの出会い」


戦争が始まる週。ブラックバーン校長は本国に帰り、醍醐も従軍記者になると言ってシンガポールへ。蓮子様は、ガチに戦争反対なので、「そこまでしなくても」という花子とはケンカ別れになってしまう。蓮子様の夫も憲兵に連れて行かれる。

女学校のスコット先生も帰国することになり、お別れに「グリーンゲイブルズのアン」を渡していく。これで「赤毛のアン」の縁ができた。

昭和16年になり、花子の家に電話がかかってきて、「今日はAKに来なくていい」と言われる。放送があるかもしれないからと、無理やりAKに行く花子だが、そこに来ているのは、情報局の偉い人。制作部長はぺこぺこしている。

しかし情報局の偉い人が、花子に「子供たちを立派な少国民にしてください」と言うことに、花子は反発し、「放送の担当は辞めます」と宣言。いままで花子に辛く当たっていたAKのアナウンサーは、「これからも原稿どおりに読みます」と言い残す。


話としてはよくできている。しかしこれはいくらなんでもないでしょ。情報局の課長から、花子に声をかけられた時に、花子とAKのアナウンサーは礼をしていない。これはありえない。演出とはいえ、むちゃくちゃ。それに花子は戦争協力に反対だからラジオを辞めたように描かれているが、実際には戦争が始まってもラジオは続いていたし、辞めたのは花子の意思ではなく、軍の圧力。花子が自分から辞めたわけはないだろう。

ドラマとはいえ、無理やりな展開。朝ドラということもあると思うが、中園ミホは平和主義なのね。しかたないけど。