サカリ・オラモ指揮、BBC交響楽団

ブリテン:歌劇『ピーター・グライムズ』より「4つの海の間奏曲」Op.33a、
パッサカリア」Op.33b

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 



アリーナ・ポゴストキーナ(ヴァイオリン)


今年の東芝グランドコンサートがこれ。東芝がアレなので、この冠コンサート、もう続かないのだろうか。田舎に海外オーケストラが来る数少ない機会なのに・・・。

ヴァイオリンのポゴストキーナ、最近女性ヴァイオリニストにたくさんいる非常な美人。そして、技術もすごい。チャイコフスキーの協奏曲はすごい出来。いいのだが、第1楽章が終わったところで、拍手していた客、あれは何?ポゴストキーナ、明らかに集中を乱されたようで、調弦をやり直していた。弾き終わった後で、オラモに身振りで「アンコールは?」と聞かれて首を振っていた。最近、楽章の間に拍手をする客がいて、馬鹿なことはやめてほしいと思うのだが、単に田舎だからか?意味がわからない。

シベ5は、さらによかった。オラモは、シベリウス好きだし、BBCものびのびと演奏していて、気持ちよく聴けた。

ホールは1階はけっこう埋まっていたが、2階は空いていた。広島の演奏会にしては客は入っている方。客のマナーがよければ、もっとマシなのに。ざんねん。