自治労の正体

森口朗『自治労の正体』扶桑社新書、2017


これは前半だけ読んで放棄。あまりにもくだらない。著者は、元教員、『日教組』(新潮新書)の著者。ちゃんと著者名を検索してから買うべきだったと後悔。

著者は右翼で反日教組の人なので、それは別に構わないが、自治労を過激派と同一視するような記述は明らかに行き過ぎ。それより自治労民進党立憲民主党の議員とのつながり、連合内での位置、組織率の推移、自治労構成組織の地域ごとの違いなど、調べないといけないことが山程あるはず。それをしないで、自治労の問題を取り上げることに終始する姿勢はどうなのか。

いずれにしても、ちゃんと調べて知識を蓄積してから本を書いてもらいたい。右翼便乗商法で一稼ぎという方法は長続きはしない。