#練習用

チンパンジー

中村美知夫『チンパンジー ことばのない彼らが語ること』中公新書、2009 著者は、チンパンジー研究者。非常におもしろい本。 野性のチンパンジーに貼り付いて、ずっと観察を続ける仕事。チンパンジーは、ヒトに見られていることを知っているのだが、その状態…

平安朝の生活と文学

池田亀鑑『平安朝の生活と文学』ちくま学芸文庫、2012 平安時代の生活や習慣を説明する本。底本は1952年刊行とあるので、それなりに古い本。 出てくる事項が非常に多く、それぞれの項目で文学作品の引用が頻繁にあるので、サクサク読める本ではない。という…

天理図書館古典の至宝

「天理図書館古典の至宝」、天理参考館、2017.9.24 天理図書館に収蔵されている古典籍の展覧会。9月16日から11月27日までの間に三回、展示替えがある。とても全部行くのは無理。 この天理参考館という施設、基本的には、民俗資料と考古資料専門の博物館。…

睡眠の科学

櫻井武『睡眠の科学 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか』講談社ブルーバックス、2010 神経科学者による睡眠の本。たいへんおもしろい。レム睡眠とノンレム睡眠は違いますよ、と言う程度の事しか分かっていなかったが、きちんとした専門家の観点から、この時点ま…

広島ジャンゴ

「広島ジャンゴ」、演劇引力廣島第14回プロデュース公演、作・演出 蓬莱竜太、アステールプラザ、2017.2.18 蓬莱竜太が、広島に出張して行う3年プロジェクトの2年目の作品がこれ。内容は・・・微妙。 カキ打ち工場のパート、山本(熊谷弥香)が飲み会に来な…

ゲレクシス 1

古谷実『ゲレクシス』1 講談社、2016 朝日の書評欄のコミック評でとりあげられていたのがこれ。はっきりいって、わけがわからない。 最初は、バウムクーヘン一筋の39歳のおっさんが、公園で美人を見つけ、惚れ込むという話。しかし、話しかけてみたら、美人…

3日間休みます

ブログ更新を7月13日(月)まで、3日間休みます。

10日間休みます

このブログの更新を6月3日まで休みます。

一週間休みます

このブログの更新を、4月4日まで休みます。

仲代達矢が語る日本映画黄金時代

春日太一『仲代達矢が語る日本映画黄金時代』PHP新書、2013 これは非常におもしろかった。勝新太郎の本を書いた春日太一が聞き手になって、仲代達矢にこれまでの映画人生をしゃべらせた本。これを読んでいると、仲代達矢は本物の「生きている日本映画史」で…

陸軍省軍務局と日米開戦

保阪正康『陸軍省軍務局と日米開戦』、中公文庫、1989 1978年の著書にあとがきのみ、加筆、改題したもの。東条英機への大命降下から、太平洋戦争開戦までの歴史を、ともに陸軍省軍務局に焦点を当てて描いている、ドキュメントノベル。 陸軍省、特に東条英機…

チャイコフスキーがなぜか好き

亀山郁夫『チャイコフスキーがなぜか好き」、PHP 新書、2012 不可解なタイトルの本。まずチャイコフスキーが好きで何か悪いことがあるのだろうか。 1部の人が馬鹿にしてるかどうかは関係なく、チャイコフスキーは大作曲家である。チャイコフスキーが好きで、…

ブラヴァデ・リコーダー四重奏団

ルッツァスキ 「カンツォーネ」 ル (不詳) 「世に名高き闘い」 廣瀬量平 「イディール(田園詩)1」 スウェーリンク 「涙のパヴァーヌ」 バッハ(フーテム編)「前奏曲とフーガ BWV545から フーガ」 レイセネン 「“りんごの木の下で”から」 1.ミ…

新国立劇場、ラ・ボエーム

新国立劇場 ラ・ボエーム プッチーニ 「ラ・ボエーム」 ヴェロニカ・カンジェミ(ミミ) ジミン・パク(ロドルフォ) コンスタンティン・トリンクス指揮、東京交響楽団、新国立劇場合唱団ほか、新国立劇場、2012.1.24 新国立劇場のボエーム、平日の昼公演だった…

レナード・スラットキン指揮、NHK交響楽団

ブラームス 「ハイドンの主題による変奏曲」 モーツァルト 「フルート協奏曲第1番」 ベートーベン 「交響曲第7番」 フルート 高木綾子 レナード・スラットキン指揮、NHK 交響楽団、東京オペラシティコンサートホール、2012.1.23 これはNTT東日本の冠コンサー…

抱きしめたい!近代日本の木彫展

「抱きしめたい!近代日本の木彫展」、広島県立美術館 明日までやっている展覧会。これも明日は行けないので無理やり行くことに。まあ大して混んでいるわけでもないので別に問題はない。 最初に竹内久一の金剛様がどーんとおいてある。高村光雲、平櫛田中、…

カーネーション 76-79話

「カーネーション」 76-79話、第14週「明るい未来」 先週のカーネーションは、水曜日から土曜日の4回放送。あまり大きな展開はなかったが、手堅くまとめてきて、さらに小技も効かせたという感じ。 戦争が終わって糸子はもんぺを脱いで、アッパッパに着替えた…

「こつこつと」生きています

岸本葉子『「こつこつと」生きています』、中央公論新社、2011 岸本葉子の新着エッセイ。新着といっても、去年の9月から今年の6月までの本人のブログをまとめた本。これを図書館に注文して、順番が回ってくるまでにほぼ3カ月かかった。そのくらい人気がある…

第二次世界大戦紳士録

ホリエカニコ『第二次世界大戦紳士録』、ホビージャパン、2006 イラストと文章で読む第二次世界大戦の主要登場人物、という本だが、実際に取り上げられているのは日本とドイツの枢軸側だけで、連合側の人物は無視。 文章の方は、取り上げられている人物の簡…

美食の歴史

アントニー・ローリー『美食の歴史』、創元社、1996 タイトルは美食の歴史となっているが、実際は、フランス料理の歴史という本。中世から歴史をたどりながら、フランス料理がどのように現在の姿になったかを、丁寧にフォローしている。 一応現在までの歴史…

さくら心中 48話

「さくら心中」48話 2011.3.11 先週金曜日のさくら心中。 包丁を握って桜子を追い回す中澤ねえさん。「死ねーっ」とばかりえらい形相。そして桜の木の下でぐるぐる追いかけっこをしているところに比呂人登場。立ちはだかる比呂人に、さすがの中澤ねえさんも…

「アメとムチ」の構図 普天間移設の内幕

渡辺豪『「アメ」と「ムチ」の構図 普天間移設の内幕』、沖縄タイムズ社、2008 普天間移設問題を関係者への追跡取材で追いかけたルポルタージュ。元那覇防衛施設局長の佐藤勉のメモランダムを元にしているが、それだけでなく多くの関係者に取材して丁寧にこ…

ガス人間第1号(舞台版)

「ガス人間第1号」、高橋一生、中村中、三谷昇、伊原剛志ほか出演、脚色、演出、後藤ひろひと、日比谷シアタークリエ、2009 これは、「ガス人間第1号」を舞台化したものが去年の10月に日比谷シアタークリエでかかり、それが今年の2月にNHK教育の「劇場への…

ハービー/機械じかけのキューピッド

「ハービー/機械じかけのキューピッド」、リンジー・ローハン、マイケル・キートン、マット・ディロンほか出演、アンジェラ・ロビンソン監督、アメリカ、2005 なつかしの「ラブ・バッグ」シリーズの新作。最初の場面で、過去のハービー名場面が新聞記事の紹…

ロケみつ 目指せ!鹿児島 西日本横断ブログ旅 第七拾話

「ロケみつ」 「目指せ!鹿児島 西日本横断ブログ旅」第七拾話 前半、「続デリバリー将棋ブログ旅」は、風は前回ほどきつくなかったものの、坂道と新雪が厳しく、駒はバラバラと落ちていく。角、銀、桂馬1枚ずつ、歩2枚くらいしか残ってない。ほんとにこれで…

ロケみつ 目指せ!鹿児島 西日本横断ブログ旅 第六拾八話

「ロケみつ」 「目指せ!鹿児島 西日本横断ブログ旅」 第六拾八話、2010.2.11 前半の「続・デリバリー将棋ブログ旅」は、途中で駒が全部落ちてしまい、おまけに頂上にたどり着く前に、「今日は危ないので、登山は中止してください」ということで、中止。そん…

おはようインディア

「おはようインディア」、イラ・メータ、横倉健児 ほか出演、寺山修司構成、佐々木昭一郎演出、NHKラジオドラマアーカイブス、2009.3.22 1966年放送のラジオドラマ。佐々木昭一郎はラジオドラマも作っていたのね。ほかの佐々木ドラマと同じく、出演は素人。…

上機嫌の作法

齋藤孝『上機嫌の作法』、角川oneテーマ21、2005 機嫌をよくする、上機嫌で人に接するというのは、作法であり、テクニックだ、という本。気分にコントロールされているようではダメで、自分で気分をコントロールすべきだと言っている。まあ、人に接するとき…

霜夜狸

「霜夜狸」、大矢市次郎、加藤武出演、宇野信夫作、香西久演出、NHKラジオドラマアーカイブス、1966 NHKラジオドラマアーカイブスでの1966年録音作品の放送。大矢市次郎が息子を亡くした親父で、加藤武は息子そっくりに化けた狸という設定。加藤武はふつうだ…

インドなんて二度と行くか!ボケ!!

さくら剛『インドなんて二度と行くか!ボケ!! ・・・でもまた行きたいかも』、アルファポリス、2006 さくら剛のインド旅行記。ノリは、後の二著と基本的には同じ。しかし、中谷美紀のインド旅行記を読んでからこっちを読むと、まるっきり話がちがうね・・・。ま…