#その他映画

下水道映画を探検する

忠田友幸『下水道映画を探検する』星海社新書、2016 著者は1954年生まれ、元下水道技師。この本は、『月刊下水道』に連載されていた記事に加筆したもの。 著者は、下水道の専門家で映画好きという立場で書いているのだが、下水道そのものがテーマの映画とい…

旅する映写機

「旅する映写機」、森田恵子監督、2013 いまどき、映画はデジタル上映があたりまえだが、映写機でフィルムを回している映画館もないわけではないので、そういうものがあるうちに取材してしまえという映画。 北海道から、高知まで、いろいろと回っているが、N…

決定版!SF映画年代記 3

「決定版!SF映画年代記」3、「われらはロボット」 録画していてずっと放置していたBBCTVシリーズの3回め。この回はロボット。 ロボットは、本質的には生命の創造で、人間が神になることの隠喩。 作品は、まず「ターミネーター」。 「ターミネーター」は、「…

大宇宙映画超読本

別冊映画秘宝編集部、岸川靖編『大宇宙映画超読本 「エイリアン」「プロメテウス」驚異の世界』、洋泉社、2012 「別冊映画秘宝」の一冊。副題どおり、もともとは、リドリー・スコット監督「プロメテウス」(2012)の本を作ろうという企画だったのだが、それ…

中国抗日映画・ドラマの世界

劉文兵『中国抗日映画・ドラマの世界』、祥伝社新書、2013 著者は、中国人で映画研究で東大で学位を取った人。なので、内容はだいたい信用していいだろう。中国の抗日映画・ドラマを、蒋介石時代から、現代まで簡単に概観した本。 中国映画史がまったくわか…

館長 庵野秀明 特撮博物館

「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」、愛媛県美術館、2013.6.16 これを松山でやっているということを、松山に来るまでまったく知らなかった。展覧会自体は、東京都現代美術館でやっていた時に見ていたのだが、せっかく松山でもやって…

別冊少女パルチザン vol.1

『別冊少女パルチザン』vol.1 「シネマに関する諸問題」 これは雑誌コードが入っていない、ミニコミ誌。表紙には、「文化系女子のための人間♥革命マガジン」とある。この回は映画特集で、「岩井俊二と小林聡美が教えてくれないこと」とある。文化系女子とい…

極上アンティークお宝映像発掘!「ムカシネマ」

極上アンティークお宝映像発掘!「ムカシネマ」、NHKBSプレミアム、2013.3.30 BSプレミアムでやっていた、「昔のホームムービーを編集して流す」番組。見るつもりはあまりなかったのだが、あまりにおもしろいのでチラ見してしまった。出演者は、爆笑問題、伊…

ロマンポルノの時代

寺脇研『ロマンポルノの時代』光文社新書、2012 この本にはそうとう驚いた。驚いたというのは、ネタのロマンポルノそのものに対してではなく、著者の寺脇研に対してである。 著者が官僚の仕事をしながら映画評論を続けていたというのは知っていたが、この本…

名神高速道路

「名神高速道路」、落合朝彦演出、日映新社 こちらは1964年全通、完成後46年になった名神高速道路の建設記録映画。 用地買収のところから話が始まるので、田畑や家をつぶしていくところが最初の場面。建設が決まった後で引っ越してきて、亀の神様がどうのこ…

偉大なる建設 東京タワーの建設記録

「偉大なる建設 東京タワーの建設記録」、マツオカ・プロダクション 昭和33年、1958年に完成した東京タワー、日本電波塔の建設記録映画。いまやスカイツリーの方に人目が集中していてすっかりかすんでいる東京タワーだが、この映画はおもしろい。雲をつくよ…

渡辺あや講演会 脚本と映像

講演会「脚本と映像」、渡辺あや、三浦ひろみ(聞き手)、広島市映像文化ライブラリー、2010.3.13 脚本家、渡辺あやの講演会。これはポスターで見つけて、申し込みの定員制だがタダの講演会だったのでこれさいわいと1ヶ月ほど前に申し込んでおいたもの。対談…