華麗なる一族(1974 TV版) 14話

華麗なる一族」(1974 TV版)14話


万俵家では、大介と銀平で、所有する無人島からヨットでセーリング。「子爵令嬢号」だそうな。大介は銀平に阪神銀行を継がせるつもりだが、もちろん銀平は気乗りがしない。「美馬中に継がせればいいじゃないですか」と言うのだが、大介は美馬をまったく信用していないと明言するのでした。

大同銀行では、綿貫専務派の宴会が開かれ、三雲頭取をはじめとする日銀派の悪口が噴出。この様子も、芸者をカネで抱き込んだ芥川常務から大介につつぬけ。

二子の見合い相手の細川一也が万俵家を訪問するのだが、かんじんの二子がいない。もちろん一之瀬四々彦とデート。高須相子は、話を取り繕うのに必死。15話の見合いの前に、こういうエピソードが置かれていたのか…。これで見合いをやってしまったのだから、高須相子が怒るのもあたりまえ。高須相子は、鉄平の家に乗り込んで、鉄平の責任を追及。高須相子は、一ノ瀬と二子を遠ざけるように強く要求する。

阪神銀行には大蔵省の銀行検査が行われた。事前に情報をつかんでいた大介だが、検査は容赦ない。芥川常務は、検査官を有馬温泉に連れてきて、芸者で接待。これで籠絡されてしまうのだから、チョロいもの。主任検査官による頭取面接は、世間話で終了。しかしこの会話で、高須相子と美馬が自分の知らないところで会っていることがバレ、大介は不快感をかみ殺している。

鉄平は、二子を呼んで、一ノ瀬とのことを問いただし、二子から一ノ瀬が好きだと明言されて、応援することにした。高須相子は、二子の了承は取らずに勝手に見合いを設定。外堀を埋めてしまえば、本人の意思など関係ないと思っているらしい。その上、美馬とダンスしながら、キスまでしておいて、「でも万俵のほうがいいわ」と言い放っている。

二子には、大介が直接見合いの日程を通告。二子は断るが、大介から「もし鉄平が二子を応援すれば、鉄平のことを許さない」と言われて陥落してしまう。これで話が15話につながった。西田権は結局フラれることになるのだが、どういう表情をするのかがたのしみ。