#読書

えろほんの真実

『ましまろ本舗プレゼンツ えろほんの真実』2015 これは去年の冬コミで拾った本だと思うが、よくみると2015年の冬コミの本。著者は書店員のようだ。この本の前に「エロ本の広告」という本を出して、そちらは完売。 この本も基本的には、エロ本の広告がどうい…

遅読家のための読書術

印南敦史『遅読家のための読書術』、ダイヤモンド社、2016 速読術の本ではないが、「とにかく速く本を読みましょう」という内容。著者は4つのサイトに月60本以上の書評を書いていて、年間700冊以上は読んでいると言っている。 lifehackerというサイトで著者…

面白い本

成毛眞『面白い本』岩波新書、2013 書評本、というか本の紹介本。岩波新書にこの手の本が入るのはめずらしいのではないかと思ったら、椎名誠『活字のサーカス』、宮崎駿『本へのとびら』ほか、あることはあるらしい。ただしこの本は、書評本でも、「ノンフィ…

古本道入門

岡崎武志『古本道入門 買うたのしみ、売るよろこび』中公新書ラクレ、2011 本ライターの著者が、古本の世界への道案内をする本。古本屋との付き合い方から、戦前の本や雑誌の読み方、神保町ガイド、東京以外の古本屋、ブックオフの活用法、即売展の活用法、…

本の神様

「本の神様」、「2012ベストセラー総まくり」、NHKBSプレミアム、2012.12.31 NHKのBSでやっていた、ベストセラー本紹介番組。出演者は、室井滋、夢枕獏、齋藤孝、小橋めぐみ。内容もさりながら、小橋めぐみ目当てで見たようなもの。しかし、内容もけっこうお…

空中一箱古本市

「空中一箱古本市」、広島市まちづくり市民交流プラザ この土日に袋町小学校(と一体の施設になっているまちづくり市民交流プラザ)でやっている「空中一箱古本市」に行ってきた。一箱古本市というのは、ふつうの人が段ボール一箱分の本を持ってきて、一日古…

沖縄本礼賛

平山鉄太郎『沖縄本礼賛』、ボーダー新書、2010 沖縄本のコレクションに関するエッセイ。この本を出している「ボーダーインク」という出版社も沖縄の出版社で、沖縄に行ったときに那覇のジュンク堂の沖縄本コーナーでたまたま買い込んだもの。 沖縄本という…

本を彩る美の歴史

「本を彩る美の歴史 本をめぐる<雅の世界>と<優美の世界>」、ひろしま美術館 この美術館が「公益財団法人」になった記念と、今年が「国民読書年」だということで(「ブックスひろしま2010」もからんでいるそうだ)、「本」の展覧会。 最初は平家納経。あいか…

ブックスひろしま2010

「ブックスひろしま2010」、まちづくり市民交流プラザ北棟5階研修室C 昨日、今日と本のイベントが街の中心地(袋町小学校の近所)であったので、2日とも行ってきた。 「裏袋」というらしい、袋町小学校の北側の道にあるお店の軒先を借りて一箱古本市のブース…

これがワタシたちの小説ベストセレクション70

阿部みち子、石井さとみ他『これがワタシたちの小説ベストセレクション70』、マッグガーデン、2006 小説のブックガイド。といっても普通のガイドではなく、「BL小説として読むことができる小説」のガイドである。図書館で借りたときにそのことに気づかず、最…

知の収穫

呉智英『知の収穫』、双葉文庫、1997 図書館でたまたま見つけて、「あれ、こんな本が」といぶかしく思ったが借りてしまった。呉智英の本は単著になっているものは全部読んでいるはずなのに、こんな読み落としが、と思ったのだ。しかし家に帰ってから少し読ん…

自立日記

辛酸なめ子『自立日記』、洋泉社、2002 辛酸なめ子の、マンガではない文章本としては初めての単行本。内容は1999年から2001年までのウェブ日記。表紙をめくった扉になめ子様のバスタオル一枚の写真が・・・。これはいったい何?「裸の私を見て」という暗示? 皇…

SS-GB

レン・デイトン(後藤安彦訳)『SS-GB』、早川書房、1980 レン・デイトンの小説を読むのはこれがはじめてなのだが、文句なしの傑作である。舞台は1941年のイギリス。イギリスはドイツに敗北し、ブリテン島はドイツの占領下にあるという設定。主人公はロンド…

わかりやすく<伝える>技術

池上彰『わかりやすく<伝える>技術』、講談社現代新書、2009 池上彰は難しいことをわかりやすく説明するプロだが、その方法を縦横に語った本。言いたいことを他人にわかりやすく伝えることは、技術の習得と実践の積み重ね、それに下地になる勉強をしっかり…

女の人生すごろく

辛酸なめ子『女の人生すごろく』、マガジンハウス、2008 図書館に予約を入れておいたらやってきた次のなめ子本。表紙にすごろくが印刷されていて、本の一節ずつにすごろくの進行指示が書いてあり、そのとおりに動いていくとすごろくが楽しめて、すごろくのマ…

女修行

辛酸なめ子『女修行』、インフォバーン、2007 図書館で『消費セラピー』を借りたついでに、いっしょに借りてきたもの。こっちはおでかけ取材もので、辛酸なめ子が女をあげるために、いろいろなところに「女を磨きに行く」というもの。 カヒミ・カリィに美の…

消費セラピー

辛酸なめ子『消費セラピー』、集英社文庫、2006 職場の書店になぜかこの本が平積みされていた。表紙は著者自身がティアラをつけ、いかにもお姫様っぽい衣装をつけているというもので、明らかに元紀宮様こと黒田清子氏のイメージコスプレである(実際に、本文…

世に棲む日日

司馬遼太郎『世に棲む日日』、文藝春秋、1973 吉田松陰と高杉晋作のおはなし。前半が吉田松陰、後半が高杉晋作。吉田松陰という人は、いまにいたるまでこの人の何がエライのかよくわからないのだが、この本を読んだ後も実はよくわかってない。著者は「狂」と…