#選挙

黙殺

畠山理仁『黙殺 信じられない”無頼系独立候補”たちの戦い』集英社、2017 選挙で、「独自の戦い」をしている泡沫候補のルポルタージュ。著者は「泡沫候補」という言い方を好まないので、「無頼系独立候補」と呼んでいる。 マック赤坂から始まって、いろんな泡…

補導聯盟通信 2017夏 vol.11

「補導聯盟通信」2017夏、Vol.11 夏コミで拾ってきた本。この号は、1965年の東京都議会の議長選不正事件、2017年都議選の泡沫候補の演説評が中心。 65年の都議会解散、これを読んでいると本当にむちゃくちゃ。地方議会を議会自身の決議で解散できる法律はこ…

残念な政治家を選ばない技術~「選挙リテラシー入門」~

松田馨『残念な政治家を選ばない技術~「選挙リテラシー入門」~』光文社新書、2016 これは好著。著者は1980年生まれ、「選挙プランナー」。今はだんだん一般的になってきた、「契約で他人の選挙運動に対してアドバイスする仕事」の人。この仕事を始めて10年…

民主主義の条件

砂原庸介『民主主義の条件 大人が学んでおきたい政治のしくみ基礎のキソ』東洋経済新報社、2015 政治制度についてのエッセイ。わかりやすいが、きちんと考察されていて、読み応えがある。 焦点があたっているのは、選挙、政党、議会、地方政治というあたり。…

泡沫候補

藤岡利充『泡沫候補 彼らはなぜ立候補するのか』、ポプラ新書、2014 この本の著者は、ドキュメンタリー映画「立候補」を撮影した監督。この映画のメインネタがベテラン泡沫候補のマック赤坂。その素材を使ってできたのがこの本。しかし自分は映画は見ていな…

自民党で選挙と議員をやりました

山内和彦『自民党で選挙と議員をやりました』角川SSC新書、2007 想田和弘のドキュメンタリー映画「選挙」の主役だった、元川崎市義、山内和彦による当事者からの「選挙」の記録。映画はけっこうおもしろかったが、こちらの本もおもしろい。 著者は、切手とコ…

世襲議員のからくり

上杉隆『世襲議員のからくり』、文春新書、2009 世襲議員問題のタイムリーな解説書。カバン(政治資金団体)、ジバン(後援会組織)、カンバン(名前の継承による知名度)の三つの側面から、世襲議員がどのように選挙で有利な地位を獲得するかについてのべて…

次の首相はこうして決まる

柿崎明二『次の首相はこうして決まる』、講談社現代新書、2008 共同通信の政治記者である著者による「首相の決まり方はどのように変わってきたか」のルポルタージュ。小選挙区比例代表並立制→選挙で勝てる「顔」としての首相選び→世論調査が首相選びに大きく…