メシアン キリストの昇天

ベートーヴェン 「交響曲第6番 田園」から、第5楽章
 ウラジーミル・アシュケナージ指揮
フォーレ 「レクイエム」から、サンクトゥス、イン・パラディスム
 二期会合唱団、シャルル・デュトワ指揮
メシアン 「キリストの昇天」から、「父のみもとへ帰るキリストの祈り」
 チョン・ミョンフン指揮
ブルックナー 「交響曲第9番」から、第3楽章(部分)
 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮

NHK交響楽団、「N響アワー」2009.8.10


毎年この時期にやる地方ロケの一回目。今年は奈良。興福寺春日神社、東大寺とかを西村先生と岩槻アナが散策しながらトークして、あいまに音楽が入るというもの。時期的に一ヶ月ほど前に録画しているんだろうから、奈良もそんなに暑くなってなくて散策にはちょうどよさげ。音楽の選曲は、「祈りと音楽」がテーマなのだそうだ。まあ奈良だし。

ベートーヴェンは普通の出来。先週、カラヤンベルリンフィルで聴いているのでまあいいです。フォーレは、個人的にひさしぶりに聴いたこともあってとてもうれしかった。イン・パラディスムまでやってくれたのもよかった。フォーレのレクイエムは、人をほんとに天国に連れて行ってくれそうないい曲だ。自分の葬式では、自分で聴くわけにはいかないが、自分の臨終ではこれを部屋でかけてほしいと思う。

しかし一番の収穫はメシアン。これはとてもきれいな曲。この曲の前に「七つの俳諧」の「奈良公園と石灯籠」がちょっとかかっていた。そっちはいいとして、チョン・ミョンフンの演奏もとてもていねい。こっちは葬式の時にかけてもらえたらいいなと思う。ブルックナーは、自分がそんなにブルックナー好きじゃないので、まっいいかという感じ。

最近ずっと奈良にいってないので、改めて見ると奈良はいいところだなと思う。小さな町で京都みたいに人でいっぱいになることが少ない(といっても、なる時はなるが)のもよし。夏が終わったら、東大寺には行きたい。来週は、奈良市からちょっと離れたあたりをめぐるらしいので、それもたのしみ。