北の国から 6話

北の国から」6話


もう富良野はすっかり雪に覆われている。純と蛍は、雪子と草太の関係をうわさして、にやにやしている。雪子がマフラーを編んでいるのだ。草太は、それを純から聞かされて内心大喜びだが、雪子には会わずに帰る。

五郎は山作業で疲れて寝るばかり。草太は、雪子のことを聞いて、興奮して寝られない。仲間から雪子を口説くようにけしかけられ、雪子を車で連れ出す。しかし、雪子の様子は、あまり草太に惚れているようには見えない。草太は、雪子の手をいじくり回し、すきを突いていきなりキスする。

翌日から草太は雪子を呼び捨てにするようになる。しかし、雪子のところに、草太の前恋人のつららが訪ねてくる。つららは自分が草太と結婚したいこと、雪子が来てから草太が雪子にのぼせていて辛いことを話す。つまり雪子にここから出て行ってほしいということ。雪子は、「そうなったらそうなったで仕方がない。にんげんだもの」と返す。

純は話をすべて聞いている。雪子が思い出すのは、自分が北海道に来ることになった原因、前恋人の井関との別れ。清吉(大滝秀治)は、舞い上がっている息子のことを五郎に話す。清吉は、草太が振られて村から出て行ってしまうことを心配しているのだ。清吉は、五郎に、雪子がずっと村にいるつもりがあるのかどうかを尋ねる。

五郎は、雪子に直接気持ちを尋ねるが回答を拒否される。ずっと富良野にいるかどうかを、一度東京に帰って決めるつもりだ。雪子はひとまず東京に旅立っていく。草太は何も知らずにやってきて、五郎に雪子のことを聞かされる。がっくりする草太。


この回は、かなり展開があった。倉本聰は、恋愛について登場人物に妙な駆け引きなどさせないのだ。すべて、行動に出すか、はっきり口に出して言う。やっぱりこのドラマはおもしろい。