ニキ・ド・サンファル展

ニキ・ド・サンファル展」、国立新美術館、2015.11.1


国立新美術館に来ている展覧会がこれ。となりでは日展をやっていた。

この人についてはほとんど知らないが、1930年生まれ、2002年没なので、最近の人。

絵もあるが、作品の中心は立体。「ナナ」という、胸と尻が大きく、横に広がっている女性をモチーフにしているものがたくさんある。土偶みたいなものだが、こっちは単色ではなくて、カラフルに塗っている。

この人の作品を集めていた日本人コレクターがいて、女性の実業家。わざわざ那須高原にニキの個人美術館も建てた(すでに閉館)。よっぽど好きでないとできないこと。本人も、日本がよかったらしく、大仏モチーフの作品をつくっている。

存在感はある。大仏モチーフの作品や、「ナナ」はおもしろい。しかし全体として愛を感じるほど好きにはならないわ。まあそういうこともあるでしょう。