スクラップ・ヘブン

スクラップ・ヘブン」、加瀬亮オダギリジョーほか出演、李相日監督、「スクラップ・ヘブン」パートナーズ、2005

バスジャックに居合わせた加瀬亮オダギリジョーが復讐屋という物騒な仕事(しかし報酬をとっているようには見えない)をはじめ、同じく居合わせた薬剤師の栗山千明は一人で爆薬を製造、そのうち加瀬とオダジョーは警察を襲って拳銃を奪うが、実はそのことは加瀬の上司(柄本明)にばれていて・・・というような話。

最初のバスジャックの場面は、バスジャッカーのおじさんがいい感じにキレていて、テンポもよい。ところが復讐屋のくだりから、だんだん話がくだらなくなってきて、テンションは下がる一方。話の終わらせ方も不完全燃焼。いくつかいい場面(土砂降りの拳銃泥棒とか)もあるのだが、話としてちゃんと成立していない。加瀬亮はまだいいが、オダギリジョーはアホみたいに見える。最近はやらない、「理由なき反抗ごっこ」を企画して、結果としてすべってる、という映画。2時間近く、相当ストレスがたまった。時間のムダ。途中でやめておけばよかった・・・。