縮景園

縮景園

県立美術館の「大名庭園展」のチケットで縮景園にも入れるということなので、こちらにも行ってきた。広島市内中心部で唯一のまともな庭なのに、あいかわらず人は少ない。まあ庭が混んでいてもしかたないので、すいているのがいいところである。

もらったパンフレットを見ると、築成は元和六年、1620年だという。ということは築成400年までにあと11年はあるということか。「大名庭園展」は別段、それに連動したものではなかったらしい。ここも当然原爆で丸焼けになってしまったものを再建しているので、園内の建物や橋はきれいな状態。池には跨虹橋という中国風の半円状の石橋がかかっていて、それが見どころということになっている。

ここのいいところは四季の花が咲くごとにお茶会があること(といっても、これはわたしにはあまり関係ないが)と、ベンチとテーブルがいくつか備え付けてあって、小ピクニックにとても便利なところである。トイレはいつもきれいに掃除されているし、隣接の県立美術館のトイレも使えるので、酒をがぶがぶ飲んでも平気。回りはすっかり高層マンションとオフィスビルに囲まれてしまっている(北側は川なのでそこはべつだが)都会の小さな庭だが、のんびり落ち着けるよいところなのである。