百貨店のあるき方

『百貨店のあるき方』2017


これも夏コミで拾った本。著者は、お店の人ではなく、お客。店ごとの違いを細かく書くのではなくて、月ごとのデパートのセールの移り変わりについての本。

東京のデパートは多いからたいへんなんだろうなとも思ったけど、セールの動きはどこのデパートでもそんなに変わらないだろうから、これならそんなにハイコスト(毎月東京のデパートを全店回るとか)でなくてもできるだろう。とはいえ、巻末に主要なデパート(新宿、銀座、渋谷)の紹介は出ているし、それなりにデパート好きでないとできないこと。

田舎のデパートなど、今時は人がおらず、地下以外はいつ行っても暇。店員も地下以外にはやる気は出ていないだろう。東京だって、昔に比べれば売り上げが同じというわけにはいかないだろうが、やっぱり人口が違うし、目いっぱい高級よりに振っても、ついてくる客がいるからなんとかなっている。これもどこででもできることではないだろうけど。

いまはハロウィーンもデパートのカレンダーに入っているので、三越の地下では店員がコスプレで接客してるんだって。楽しそうでいいな。いつもデパート行かないから、ちょっと季節感を味わえてよかった。