ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 1

ブラッドレー・ボンド、フィリップ・N・モーゼズ(本兌有、杉ライカ訳)『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上』1、KADOKAWA、2012


また変なものにハマってしまったが、これは非常におもしろい。450ページくらいだが、サクサク読める。

説明などなく始まるので、どういう状況なのかは、何か他のもので補完したほうがいいのかもしれないが、何もなくても、ハマる人はハマるはず。

もともと「ニンジャ」好きだったのだが、1ヶ月くらい前に「忍殺」のロゴをどこかで見つけ、そのまま検索してネタを知り、この本をやっと読めた。いったん入ってしまえば中毒する世界。

原作の出来がいいというだけでなく、この忍殺世界をつくっているのは、訳者。この翻訳の言葉の力がないと、なかなかここまで来られないと思う。日常でも忍んで使いたくなる言葉が多すぎる。とりあえず、奥ゆかしい、しめやかに、は積極的に使っていきたい。