補導聯盟通信 2017夏 vol.11

「補導聯盟通信」2017夏、Vol.11


夏コミで拾ってきた本。この号は、1965年の東京都議会の議長選不正事件、2017年都議選の泡沫候補の演説評が中心。

65年の都議会解散、これを読んでいると本当にむちゃくちゃ。地方議会を議会自身の決議で解散できる法律はこの事件でできたのだが、地方議会なんか、どこでもなんでもやり放題。

都庁の庁内紙でのスキャンダル暴露とか、おもしろネタも初めて知った。

2017年都議選での泡沫候補では、マック赤坂、立花孝志、後藤輝樹、高橋しょうご、武田完兵の5人の演説を一度ずつ聞いて、30点満点で評価するという企画。だいたいの演説の内容と、上手い下手がわかる。マック赤坂はともかく、立花孝志は、NHK受信料反対の人、後藤輝樹は、やたらと四文字語を口走っていた人、高橋しょうごと武田完兵はよくわからない。

マック赤坂の評価はけっこう低い。あれだけ選挙に出ているくせに、そんなに演説ができているわけではない。立花孝志は、市議会レベルでは実際に当選している人で、ほかにこの人の党から市議会で3人当選している。この人の評価が一番マシ(30点満点の22点)。とはいえ、さすがに都議選ではこの人は届かない。あとは大したことなし。

泡沫候補は演説しか頼るところがないので、そこで光るものがないとしかたがないが、この5人、それに大半の泡沫候補は出来がいまいち。本気があるのだったら、やっぱり演説はきちんと練習しないと。