ドキュメント72時間 沖縄 7000人のウチナーンチュ大会

ドキュメント72時間」、「沖縄 7000人のウチナーンチュ大会」、NHK総合、2016.12.16


沖縄で5年に1度、10月最終週に開かれる「世界のウチナーンチュ祭り」の回。これに外国に移民した沖縄出身者が7300人集まったという話。

日本から移民した人が集団で里帰りとか、ありうるのか?と思ったら、まず沖縄はアメリカ統治下で移民が続いていたので、移民の歴史が新しい。まだ1世が生きているとか、1世が2世を連れて沖縄に来るということがあるのだ。

当然、日本人っぽい顔の人だけでなく、基地内の高校卒業者(これはアメリカ人)とかもいる。ベトナム戦争中に父親がベトナムに出撃していた家族の子供は、皆なかよくしていたという。

2世でも70歳という人もいて、それは親が戦時中に移民になった人。2世だと日本語はたどたどしいが、ちゃんと話している。家系図を自分でつくっている。これは移民だから?沖縄だから?日本本土ではよほどのいい家でないと家系図はつくらないから、沖縄の慣習か。

おみやげは昆布とか、海外では買いにくいもの。ブラジルから呼ばれた音楽家は、基地問題に言及している。

第1回ボリビア移民で、いまはブラジルにいるという人は、1954年に移民したと言っている。基本的に、親戚、知人のネットワークがある人が多い。そんなことでもないと、南米からわざわざ沖縄まで来ないだろう。といっても、親戚つながりが強いのは沖縄の地域的特徴ともいえる。

画面に出てきた限りでは、2世くらいが多い。さすがに3世は少ない。それでも、3世で琉球方言をべらべら話している人がいる。北米の日系移民で3世で日本語を話している人はそうめったにいるものではないだろうから、これは特殊現象。