真田丸 #48

真田丸」 #48 「引鉄」


牢人衆は茶臼山の家康本陣を襲撃。軽く家康を脅しておいて、翌日家康を襲撃するという話をわざと有楽斎に流す。有楽斎が密書を認めて渡した相手が、信繁。有楽斎は、虚勢を張っているが、信繁に城を追い出される。

信繁に家康暗殺を命じられた佐助は、きりに嫁になってくれと頼むが無視される。家康の陣所を襲撃して刺し殺すが、それは影武者。そんなことができるのだったら、もっと早くしてはどうかと思うが。

家康と徳川方が撤兵した後、信繁は、徳川方の陣地だった茶臼山と岡山を抑えて堀を作るという案を出す。そのためには時間がかかるので時間稼ぎのために、牢人の身内を城に入れさせる。さらに秀頼が大坂城を退いて、四国に領地をもらうことを提案する。

信繁は大助を連れて、敵陣の甥たちに会いに行く。信繁は談笑しているが、茂誠に「敵の大将を狙うには」と尋ねる。茂誠は、「それには鉄砲だが、馬上では扱いが難しい」と答える。

大坂城の中で、畑を作っていた春ときりは、土に埋められていた箱を掘り出す。中に入っていたのは、千利休の刻印が入った箱入りの短筒。それは馬上筒だと教えてくれるのは、毛利勝永。燧石式で火縄なしで撃てる。

大野治房が蔵を勝手に開けて金穀を持ち出したので、信繁は牢人をなだめるために蔵を開けて、金を配るが、牢人たちは武器を買い求める。さらに大野治房は埋められた堀を掘り返し始める。家康は再動員を命じる。

信繁から、信之に託された手紙を読んで、信之は真意をさとって、大坂に自分で向かうことにする。



夏の陣になる前のてんまつと、大坂方の武将のエピソード回。題の「引鉄」は、燧石銃の引鉄と夏の陣の引鉄を掛けている。佐助がきりに結婚を持ち出したり、決戦の前なので、何でもありという感じ。しかし、信繁の考えた茶臼山と岡山の間に堀を築く案は、それに着手した時点で戦争準備とみなされるので、どのみち実行できないのでは?和睦で堀を埋めた時点で、戦はあきらめなければいけないことになっているので、後は何をしてもムダということになる。それでは話がおもしろくないので、いろいろとエピソードをくっつけているが、それもかなり大変。来週と再来週で終わりだが、どんな話が出て来るのか、待つのもたのしみ。