#その他雇用

日本的雇用慣行を打ち破れ

八代尚宏『日本的雇用慣行を打ち破れ 働き方改革の進め方』日本経済新聞出版社、2015 ガチの規制緩和論者による、「働き方改革」の本。 日本の雇用慣行がいかに「ダメ」かという視点に立って、雇用流動化を主張している。この点ははっきりしている。主張が勝…

検証 働き方改革

日本経済新聞社編『検証 働き方改革』日本経済新聞出版社、2017 日経の記事を本にしたもの。日経からみた(日経の取材先からみた)働き方改革ということ。 まあ、日経の記事なので、このテーマの推進側(政府と企業と一部の人)からみた働き方改革のまとめと…

仕事文脈 vol.2

『仕事文脈』、vol.2、「地方と仕事」、2013 この雑誌(とはいえ、この号からは書籍扱い)の1号がおもしろかったので、タコシェで2号と3号を買ってきた。で、この2号だが、「地方と仕事」。この切り口はよいと思う。ただし、東京以外はみな地方だから、政令…

仕事文脈 vol.1

『仕事文脈』vol.1、2012 これは中野のタコシェで見つけたミニコミ誌。背表紙には「ダメ人間 vs. ヤバイ就活生」とあったので、勢いで買ってしまった。しかし読んでみたらこれがおもしろい。50頁くらいの雑誌だが、買ったものは3刷。1刷で何部刷っているのか…

ルポ最底辺

生田武志『ルポ最底辺 不安定就労と野宿』、ちくま新書、2007 これは大阪市のいわゆる「釜ヶ崎」の実態を知るために読んだ本。著者は、1964年生まれ。学生時代から釜ヶ崎に通っており、日雇い労働、野宿者(ホームレスのこの本での呼び方。支援活動をしてい…

労働再規制

五十嵐仁『労働再規制 反転の構図を読み解く』、ちくま新書、2008 労働分野における規制緩和の動きが反転した経緯を追った本。財界、自民党、厚労省、経済財政諮問会議、規制改革会議などの動きをざっとまとめているので、議論が変化したきっかけや、さまざ…