ホグウッド プロコフィエフ ハイドン

プロコフィエフ 「古典交響曲

ハイドン 「交響曲第104番 ロンドン」

クリストファー・ホグウッド指揮、NHK交響楽団N響アワー、2009.10.4


ホグウッドがN響を振るのはこれがはじめてだそうな。Cプロからの抜粋で、この2曲のほかに、ストラヴィンスキーの「プルチネルラ」と、モーツァルトの「フリーメーソンのための葬送音楽」。

プロコフィエフだが、テンポを遅くしてはじめ、休止が多い。ちょっとなんだかなあという感じ。まあこういう演奏が本当に「古典的」なのかもしれないが。第4楽章になって、インテンポにしてさっとまとめた。そこはよかったけど、全般的には、いまいち味気ない感じ。

ところが、ハイドンのほうは、やはり古典っぽい端正な造型の演奏なのだが、こちらははるかに生き生きとしてリッチな感じ。この前のウィーンフィルと比べるのはどうかと思うが、こっちも悪くなかった。なんでこんなに感じがちがうかなあ。まあ終わりよければすべてよしということで。

カプリッチョのコーナーは「世襲」。バッハとか、J.シュトラウスとかのお話。芸の世襲はたいへんなことなのだというお言葉。確かにそうですね。