メンデルスゾーン 夏の夜の夢

メンデルスゾーン 「夏の夜の夢」(抜粋)

  語り:中井貴恵
  半田美和子(ソプラノ)
  加納悦子(メゾソプラノ
  合唱:東京音楽大学

  準メルクル指揮、NHK交響楽団、「N響アワー」、2009.10.18

メンデルスゾーン生誕200周年記念の2回目。で、「夏の夜の夢」。最近は「真夏」とはいわなくなってきているらしい。「ミッドサマー」は「真夏」じゃない、ということのようだが、初訳した人の間違いをずっと直さなかったというのも問題があるような。

この曲、声楽付き、語り付きで聴いたのははじめて。これでも番組の尺におさまるようにやっているので、全部やったら90分近くあるか?

中井貴恵は久しく見ないあいだにすっかりおばさんになっていた。まあ年齢相応なので特に老けているとはいえないと思うが、若いときに画面に出ていた頃しか知らないので・・・。語りはそれなりにやっているとは思うのだが、そもそもこの演奏会に語りは必要なのだろうか?まあ「劇音楽」だし、声楽部分も翻訳字幕が出ていたわけではないようなので、「お話と音楽の会」と思えばそういうものです、ということなのかもしれないが。とりあえず、自分には語りの部分はよく頭に入ってこなかった。

あと、N響も、特にホルンは派手にとちっていた。まああんなもの?でもN響だし・・・。うーん。微妙な演奏だ。テレビ放送で60分だからまあいいですが。結婚行進曲はひさしぶりに全部聴けてよかった。

カプリッチョのコーナーは「月光」がタイトルやテーマに来る曲の話。

番組の最初のところで、メンデルスゾーンが、この曲の序曲を17歳で書いたという話をしていて、西村先生が自分も17歳で曲を書いてコンクールに送ったと付け足すと、「比べてどうですか」と岩槻アナが突っ込んでいた。「比べないでください」と返した西村先生は心なしか、口元がひきつっていた・・・。