超人バロム1 27話

超人バロム1」27話 「魔人キバゲルゲが赤いバラに狂う」

東映チャンネルを今月から見るようになったので、この番組もやっと見られた。放送開始時から契約しておけばよかったといえばそうなのだが、さすがにこれを見るためだけに毎月1500円以上払うわけにもいかなかったのだ。今月は「仁義なき戦い」全作放送特集があったので、ついでにこれも見られたというわけ。

このあたりは再放送を見たときも記憶にない。だいたいバロム1はめったに再放送されなかったのだ。キバゲルゲのデザインはうんこが大きくなって、キバの形をした手が生えているというもの。何か言う度に「バキーバキー」とうるさい。キバから子供の血を吸うと、吸われた人間はキバ人間になって、美しいものを壊さずにはいられなくなる・・・そうだ。キバ人間になった子供には変なメイクがつき、口からキバが生えてくる。

キバ人間になったオサムを怪しむ武と健太郎に、カオリちゃんはお怒りなのだが、オサムを訪ねていって逆に襲われてしまう。この辺は微妙に変態色がにじんでいてよい。バロム1はキバゲルゲを追い払った後で、オサムを倉庫の柱にしばりつけている。ほっておいたら、キバ人間は自然に元に戻るのか?

そうするとキバ人間にされた子供らが、集団でバロム1を襲ってくる。出してくれ出してくれとうるさいオサムにほだされて、カオリちゃんはついついオサムを逃がしてしまうし。バロム1はキバゲルゲと対決しようとするが、オサムがドルゲ側についているので手が出せない。最後は、カオリちゃんの歌声でオサムは正気を取り戻し、バロム爆弾パンチが決まって、一巻の終わり。キバゲルゲとの対決はセメント工場が舞台になっていて、この雰囲気はなかなかよし。

音楽は、主題歌「ぼくらのバロム1」もいいが、エンディングでかかる「友情のバロムクロス」がこれにおとらずよいのである。歌いやすいのもよし。