戦国ロック はぐれ牙 2話

「戦国ロック はぐれ牙」2話 「分銅金に死を賭けろ」

今回は、金を運んでいた馬借頭が野武士に襲われて殺され、今度はその野武士が酒場の主に襲われ、さらに領主が酒場の主の上前をはねて金を奪おうとする、という悪党だらけの話。前回もそうだが、この話、善人がほとんど出てこない・・・。

左門は領主のところに居候。兵衛は、金の横取り狙い。冴は、殺された馬借頭の頼みを聞いて、金を届けようとするのだが・・・。なにしろ皆、金のありかがわからないので、必死である。登場人物はばしばし殺され、最後は冴と領主の対決、そこに兵衛の一隊が襲ってくる。

この領主(菅貫太郎)が、かなりイカレていて非常にクールである。無垢な娘に殺される最後もよい。結局金は娘が預かって、届け先に運ぶことに。目前で金をさらわれた兵衛はいかにも残念そう。練られた脚本とテンポのよい演出。快作である。