真田丸 #20

真田丸」 #20 「前兆」


信幸と妻のこうは、早々に離縁させられた。しかし、昌幸は、「自分ではなく、信幸から離縁を望んだ」ことにしてしまい、あいかわらず卑怯。そして、こうは、離縁された後で、母の薫の侍女として城に留まることになった。そりゃ無茶でしょ。出番どうするの。

秀吉は聚楽第天皇行幸を仰ぎ、絶頂にいた。このタイミングで茶々が妊娠。しかし聚楽第の壁に落首が書かれる。茶々の妊娠は秀吉の種ではないというもの。

怒った秀吉の厳命で石田三成が犯人を探すことになった。実際の犯人探しは、信繁と馬廻衆のしごと。

尾藤道休という者の仕業と見当がつけられ、秀長に本願寺へ手紙を書いてもらって、信繁が道休を取り調べる。道休が犯人なのは確実かと思われたが、道休は字がかけなかった。

秀吉の怒りは解けず、番人17人が磔にされた。ちょうどよく道休が病死してしまったので、信繁は道休を犯人ということにして幕引きするように石田三成に献言する。

それでも怒る秀吉は道休の眷属をすべて磔にしろという。石田三成が強く諌めると、秀吉は切腹しろと言い出す。それを止めたのが寧。それに茶々が加わって、やっと秀吉を説得する。


この回は、いい話。どうでもよさそうな落書が、秀吉を怒らせると、権力者は何でもでき、誰も止められないということになってしまう。寧の、「あの人は昔から何も変わってない」というセリフもきいている。石田三成の「落書の主は民の声」という言葉で、よく締まった。来週もたのしみ。