インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」、ハリソン・フォードケイト・キャプショー、キ・ホイ・クアンほか出演、スティーブン・スピルバーグ監督、アメリカ、1984


これもひさしぶりに見た。インディ・ジョーンズ4部作の中ではこれが一番好き。

ケイト・キャプショーが、いちいちくだらないことで叫んでいてげんなりするが、実際に虫の大群がウヨウヨしているんだからしかたないよね。この時代の映画だから、虫はコンピュータで作ったものではなく、全部本物だ。よくあんなに気持ちの悪いものを探してこれたわ。

最高にかっこいいのは、モラ・ラムの地下宮殿でのトロッコレース。この映画が公開された後、このトロッコレースをネタにしたアーケード・ゲームが実際に作られ、ゲーセンに置かれていた。もちろん権利を取っているので、映画で使われた音楽もそのまま使われていて、トロッコがあっちこっちにいく度に、ゲームの筐体がゴロゴロ揺れていて、すっかりハマっていた。

あのトロッコレースの場面、ジェットコースターと同じだから、簡単にレールをハズレたりすることはないのだが、トロッコがレールの切れているところで空中に飛ぶ場面はどうやって撮っているのか、封切り時もまったくわからなかった。何回見てもすごい。

それに、ショート・ラウンド役のキ・ホイ・クアン。この子がかわいい上にかっこよく、おかげで映画の出来が3割増しにいい。役者のしごとは早い内にやめたが、それでも「グーニーズ」には出ていて、これもかわいかった。

変な宗教が相手とはいえ、最後にイギリス軍が助けに来るというのは、一部の人から見ると複雑な気持ちがするのかも。「レイダース」の時は全然出てこなかったのに。映画でPCとか、オリエンタリズムとか、うるさいことを言っていたら、おもしろくなくなっちゃうので、これでよし。

ナチスが敵の1、3より、これが単純に楽しめるから好き。モラ・ラムの「心臓手づかみの術」もすごくいい。