国盗り物語 総集編 前編
「国盗り物語 総集編 前編」(1973)
前に見たけど、また見てしまった。これは前後編なので、ラク。
前編は信長上洛まで。ちょうどこれで半分、26回まで。リアルタイムで見ていた時、また後で原作を読みなおした時は、斎藤道三の印象が圧倒的に強かったのだが、このドラマは本能寺の変まで描いている。なので、斎藤道三は前編の三分の二くらいまで行ったところで死んでしまう。
原作も、「戦国時代の革新者は、斎藤道三から、織田信長、明智光秀の二人に引き継がれた」という観点で描かれているので、そういう話。信長(高橋英樹)がやたら若く、青年っぽく描かれているのも、昔のイメージっぽく、なつかしい。
このドラマ、もう43年前の放送なのに、主要登場人物の多くが存命というめずらしいもの。平幹二朗、高橋英樹、近藤正臣、三田佳子、松坂慶子らは出演時にまだ若かった。さすがに金田龍之介や池内淳子は死んでいるが、それもそんなに昔のことではない。
合戦シーンのいくつかは、ロケで、合成ではなく、平幹二朗本人が馬上で槍を振り回している。俳優だから当然というわけではなく、ちゃんとこれくらいのことはできていたということ。