Jさん春日さんの映画学校 広島編

「Jさん春日さんの映画学校 広島編」、横川シネマ、2016.5.22


杉作J太郎春日太一の映画トークショー春日太一は実物を見るのは初めてだったので、行ってきた。「広島編」となっているのは、前日に同じ組み合わせで松山でトークをしたため。

春日氏ご本人が、「広島は初めて」とおっしゃっていた。映画の取材に広島に用事があることなどないので、そんなものでしょう。

トークの内容は、バラバラなのだが、「仁義なき戦い」シリーズ、「柳生一族の陰謀」、「化石の荒野」、二世俳優、絵沢萌子、信欣三、蟹江敬三などなど。基本的には、80年代より前の日本映画。「最近の映画に出てくる役者はみんな顔が同じ」とか、言いたい放題言っていた。たしかにそのとおり。

だいたい杉作J太郎が言いたい放題しゃべり、そこに春日太一が突っ込むというスタイル。杉作J太郎は、春日太一の方が年下だし、しゃべり放題で非常に機嫌が良かった。春日太一は、努力して話を合わせているという印象。

話自体は、いいのだが、よろしくないのは、時間をやたら延長すること。杉作J太郎は、過去のトークショーがそうなのだが、「長い時間話すことが客に対するサービスになる」と思っている。しかし、客にも時間の都合というものがあり、あまりずるずると話を伸ばされるのは困るのだ。春日太一は、その辺はわかっているようだったが、杉作J太郎の手前、仕方なく応じていた。

田舎まで出てきてくれたので、文句をつけるようなことではないが、春日太一ひとりで来てくれないものか。本の宣伝を兼ねて話してくれれば行くのだが。