シベリウス 交響曲第6番 タピオラ

シベリウス 「交響曲第6番」
      オッリ・ムストネン指揮

      交響詩「タピオラ」
      ヘルベルト・ブロムシュテット指揮

      NHK交響楽団、「N響アワー」2009.9.13

これは2曲ともはじめて聴いた、ような気がする。「タピオラ」は以前どこかのコンサートで聴いたかもしれないけど・・・。そういえば、サロネン指揮でシベリウス交響曲を全曲演奏したのを録画していた。DVDに落としたまま聴いていなかったのだ。

交響曲第6番は、透明感のある、静かで美しい曲。30分くらいで長さもちょうどいい。消えるような終わり方もよし。もっと演奏されてもいいのに。

タピオラは、伝説の森の精がどうたらという曲で、ほんとに妖精だか妖怪だか、森の人外魔境を曲にしたような作品。オーケストラ曲ではこれが最後の作品なんだとか。気持ち悪いところも味かな。

カプリッチョのコーナーで、シベリウスは1957年まで生きていたというのをはじめて知った。しかし作曲活動は64歳でやめてしまっているし、曲はまるっきりロマン派なので、現代の人という感じはしないけど・・・。功成り名遂げて、長い余生を楽しむというのも、まあありでしょう。といっても、聴く側にしてみると、ムダに長生きされると著作権がいつまでも切れないので、困るけど。