姫路市立動物園

姫路市立動物園

ここは姫路城を中にして、好古園と反対の位置、城の東側にある動物園。場所が場所なのであまり広くないのだが、そこがいいのである。なにしろとても広い動物園は歩くのがたいへん。庭と城を歩くとけっこうくたくたで、このくらいの小さい動物園だと休憩代わりにのんびりできる。

小さい面積のわりには、ライオン、トラ、ゾウ、キリン、カバといった大型の動物もちゃんと飼っている。特にここはゾウの餌やりと調教のお時間があり、1日に3回の調教タイムのどれかはたいてい見られる。ゾウはよくなれていて、ポーズをとったり、いろいろしてくれる。カメラでパチパチ撮ってしまったが、見ていてけっこうおもしろい。

わたし的にはここの動物園の目玉はミニ遊園地。もう40年くらいは経っているのではないかと思われれる古代の遊具類(観覧車、ミニ鉄道、飛行塔、モノレール、ティーカップ、鎖をつけた椅子を中央の塔からぐるぐる回す乗り物:名前忘れた)ほか、昭和40年代くらいの遊具類がたくさんおいてある。しかもどれも1回150円!乗っているのは当然子供だけで、人は少ないので列もなく、なんでもかんでも乗りまくれる。デパートの屋上遊園地がどんどん死滅している今日このごろ、この遊園地は宝石のように貴重。機械の更新がされることはたぶんないと思うので、耐用年数に達した時点で終わりだろう。心ゆくまで乗ってたのしく時間を過ごしたのだった。姫路は地味にいいところだと実感。