好古園

「好古園」

姫路城の西にあるお庭。といっても、平成4年に姫路市の記念事業として作った庭なので、歴史的由来のようなものはない。しかしたいへんきれいなお庭。お城の敷地を使っていて、それなりに広い。庭全体を白壁で3つの区画に区切っていて、それぞれの区画にさらにいくつかの庭があり、全部で八つくらいの庭がある。

最初の庭は、食堂の入っている建物から渡り廊下でもうひとつの建物につながっていて、それぞれの場所から庭が眺められる。滝組がつくってあって音を聞いているだけですずしげ。ここが一番広い。他は、茶室に附属した庭とか、竹林の庭とか山野草が植わっている庭とか、それなりに工夫してある。いろんなところに池がしつらえてあって、大きな鯉がうねうねと泳いでいる。ここは鯉のえさを売っていないので、遊べないのがざんねん。

手入れはきちんとされていて、どこも清潔。姫路城に登るとけっこう疲れるので、その前に散策するのがいいかもしれない。いろんな風景が楽しめるし、季節ごとに景色も変わってそこがまたよし。気候のいいときにのんびりと歩きたい場所。